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東京ジュリエットのネタバレと結末が気になる!ドラマの原作を読む!

東京ジュリエット

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 東京ジュリエット
原作・漫画 北川みゆき
出版社 小学館

現在、デイジーシリーズで
トップデザイナーの位置を
確たるものにした雛形ですが

みのりはある理由から
雛形の服が嫌いです。

みのりは日本有数の
デザイン学園に入学し、

雛形を越えるまで恋愛も涙も
我慢すると決意。

しかし同じ学園の男子が
初恋の男の子と似ていて、

みのりは彼を意識せずには
いられないのでした!

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東京ジュリエットのあらすじ紹介

綾瀬みのりはショーの会場である
ホテルに向かう途中、

そのデザイナー、雛形英二の
店の前を通りました。

彼の「デイジーシリーズ」は
女性たちに大人気で、新店舗の
開店も心待ちにされています。

しかし、ある理由から
みのりは雛形英二の服は
大嫌いなのです。

そんなみのりには、幼いころの
大切な思い出がありました。

モデルをやっていた母に
連れられて行ったパーティーで
出会った一人の男の子――。

その子に、髪をほめられたことが
とても嬉しく、以来みのりは

色も変えずパーマもかけず
髪を伸ばしていたのでした。

今では顔も思い出せないけれど
それはみのりにとって初めての
恋だったのでした・・・。

東京ジュリエットのネタバレと今後の展開は?

ホテルに着くと、
雛形のショーが
始まるところでした。

モニターに映る、雛形の服が
デイジーシリーズになったとき、
みのりの瞳から涙が溢れました。

目標達成するまでは恋愛しない、
泣かない――。

だからこれが最後の涙・・・。

みのりがなかなか収まらない涙を
拭いていると、背の高い美人が
みのりの頭に帽子をかぶせてくれます。

「姫」と呼ばれたその人は、
何も言わず
そのまま行ってしまいました。

彼女はモニターで笑顔を振りまく
雛形を見ながら、

彼を越えるデザイナーに
なると心に誓うのでした。

そしてみのりが入る
デザイン学園の
入学式の日になりました。

数多くの一流デザイナーを
排出している名門校ということで、
ゲストに雛形英二が呼ばれました。

雛形を見て、生徒たちは
デイジーシリーズについて
賞賛の声が止みません。

しかしみのりの心の中では、
あのデザインは
本当は・・・と言いたいのです。

新入生代表あいさつに
選ばれたみのりは、

壇上でデイジーのデザインは
幼稚園児でも考えつく、
と言い放ちます!

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東京ジュリエットの読んでみた感想・評価

業界のダークな部分と、
恋愛の切なさの両方が味わえる
読みごたえたっぷりの作品です。

どの業界も、クリーンな部分ばかりでは
ないかもしれませんが、それにしても
この雛形英二という人は酷いですね。

いい大人が5歳の子供のデザインを
堂々と盗んでのし上がるなんて
大人気ないし、プライドも無い。

ハッキリ言って、カッコ悪すぎます!

もちろん、デザインが素晴らしいことも
あったと思いますが、

しかし理性ある人ならば
こんなことにはならなかったはず。

ただ、自分のデザインでもないのに、
ここまで堂々とできるところは
呆れながらも逆に尊敬しますね。

みのりはデザインのことを話しても
幼すぎて信じてもらえず、ましてや
雛形を訴えることもできませんでした。

泣き寝入りすることは
身を切られるように
辛いことだったでしょう。

せめて父親が気が付いてくれたら・・・
と思うのですが、もう一度デザインを
描いても難しかったでしょう。

それにしても、恋愛をしない、
と決めたみのりが、恋しちゃうところは
すごく可愛かったですね。

ちょっと意外な展開にビックリ
しましたが、きっといい塩梅になると
信じて見守りたいと思います。

東京ジュリエットはこんな方におすすめな作品!必見

デザインの盗作といえば、
東京オリンピックのエンブレム問題が
記憶に新しいですが・・・。

衣服業界でも、ファストファッションの
分野で、デザインの盗用をめぐる
訴訟が起きています。

本作は1990年代に連載されていましたが、
最近問題視されるようになってきた
デザイン業界の闇を代弁しています。

そのため、年月が経っても大変面白く
今読んでもそん色なく感じられる
作品でしょう。

しかし、現実にこういった
問題はあっても、
これは社会派の作品ではなく

作者の描きたいのは
たくましく生きるみちるや
仲間たちの姿。

ファッション業界の闇との戦いと
恋の行方にハラハラドキドキしできる
エンタメとして質の高い作品です。

それから、やはりファッション業界に
興味がある方に、大変面白く読める
作品です。

どのようにデザイナーは育つのか、
その過程を見るのは楽しいですよ。

本作は2006年に台湾でドラマ化され

日本では
「東京ジュリエット~東方茱麗葉~」
の題で放送されました。

現在DVD化され、動画配信も
されているので

映像で作品を堪能したい方は
チェックしてみてくださいね。

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