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海とドリトルのネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

海とドリトル

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 海とドリトル
原作・漫画 磯谷友紀
出版社 講談社

心理学を勉強していた七海は、
登山中の富士山で「先生」に
出会ったことがきっかけで、

大学三年生になったところで
動物研究の世界に入り……。

独特の研究の世界を精密に、
そして情感たっぷりに描いた、
ワクワクする動物漫画です。

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海とドリトルのあらすじ紹介

海好きで高校時代、フィッシング部に
入って活動していた亀山七海は、
目的なく登った富士山中で、

器具を使って観測をしていた
「先生」と陸男に出会います。

具合を悪くしていた烏丸先生を
助けたことが縁になり、
一緒に船に乗った七海は、

そこでフィッシングとは違う
研究の世界と、迫力満点の
鯨と出会います。

新年度、学部を変えて編入した
七海は、烏丸先生のゼミに入り、
研究の道を歩み始めますが、

個性的な性格の烏丸先生や
体力勝負の研究内容など
一筋縄ではいきませんでした。

海とドリトルのネタバレと今後の展開は?

富士山に登りに来た亀山七海。

彼女は、山好きでありませんが、
彼氏に誘われたために
富士登山にチャレンジしたものの、

その彼氏と別れてしまったため、
楽しみも道連れもない状態で、
日本最高峰に向かっていました。

その途中で体調を崩し、
フラフラ状態になっていると、
何やら妙な機器を持つ男性と、

具合の悪そうな「先生」と
呼ばれる人に出会います。

しかし「先生」が本格的に
山にKOされてしまい、
困り果てた男性の姿に、

七海は思わず手伝いを
申し出ることにしました。

すると一行は下山するや船上に。

どうやら彼らは海洋研究者であり、
海洋動物につけた発信機の信号を
確認するための登山だったとのこと。

そんな話をしていると、七海たちの
目の前に巨大な鯨が現れました。

専門家である「先生」たちも
「彼」には発信機を装着できないほどの
「強敵」で、その日も翻弄されますが、

高校時代フィッシング部だったという
七海だけはまったくバランスを崩さず、
「彼」に発信機をつけます。

結局、発信機がついたのは一瞬だけで、
追跡はできなかったのですが、
新年度、進級をきっかけに

七海は専攻を変えて、「先生」のゼミで
研究をスタートさせていきます。

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海とドリトルの読んでみた感想・評価

動物に触れた時のドキドキと、
知的好奇心が同時に満たされ、
とても充実感がありましたね。

今までの「動物もの」と言うと、
個人的に動物を飼ったり、
病院などで面倒を見たりが主で、

なかなか野生の大きな動物や
珍獣たちに触れたりといったことは
楽しめない感じでした。

しかし本作はメインテーマが
学術研究ですので、「仕事」として
思う存分鯨や珍獣を堪能でき、

読んでいる側としても他にはない
ズッシリとした満足感を
堪能することができます。

研究のディティールなども詳細で、
学問としての動物学の面白さも
満載されている上、

画力が高いため動物たちが
実にイキイキとしており、
読み手を熱くさせるものがあります。

特に作中冒頭に出てくる巨大な鯨は
七海さんがいきなり進路を変更し、
動物学の道を志したのも

納得というほどの存在感が
伝わってきましたね。

大勢が同じ思いを持って
研究を進めていくことからか、
人間ドラマとしての側面も強く、

大学という閉鎖空間ならではの
特殊な階級性やしがらみなど
勉強になることも多かったです。

海とドリトルはこんな方におすすめな作品!必見

動物ものは昔からの大定番ですが、
動物を家族として大事にしていこうという
風潮が強まった現在では、

一般的な家族ものから獣医もの、さらには
「使役」動物まで非常に様々な
作品が親しまれています。

しかし本作では少し視点を変えて、動物を
先端科学の目で研究する研究者たちの
日常と交流を描いた作品であり、

彼らと動物たちの距離感も
とても独特になっています。

近年相次ぐ動物たちに関する大発見が
どのような努力の中で行われているか、
知りたい方には打ってつけでしょう。

また、現代の研究は多くの人がいる、
大学などの組織でやるのが定番であり、
人がいるからには組織のルールや、

上下関係やしがらみなどが
どうしても絡んでくるものですが、
本作はそのあたりも正直です。

多くの人が最高でも「大卒」までで
勉強は終了なのですが、
研究の世界では、博士課程を出ても、

まだまだ「新人クン」の扱いだったり、
外からは想像しにくい「階級」が
見えるのも有意義なところです。

とは言え結局彼らは「海の人」であり、
研究も体を使っている分野が多く、
良い意味で明るさがあるのがいいですね。

実際に動物を飼うだけでなく、
海外のテーブルテレビなどで
生態を紹介する番組を観ているような、

本気のファンにとっては
欠かさず押さえておきたい知識が、
満喫できる一作とも言えます。

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