タイトル | 真犯人 !! |
---|---|
原作・漫画 | 門尾勇治 |
出版社 | 少年画報社 |
近年犯罪者が増加し
減ることがなくなっている。
そこで日本は死刑制度を
法改正を断行した。
それは死刑囚に対して
無作為に選ばれた国民が
強制執行する法律!
それは義務のため必ず
やらなければならない!
この国の未来はどうなるのか!?
真犯人 !!のあらすじ紹介
この物語の主人公である冴村亮。
彼には結婚して3ヶ月の妻
美樹がいる。
そんな幸せを迎えていた
2人だったが美樹は日本の
新たな法律に疑問があった。
これは死刑になった人物を
一般市民が公開処刑する
ことができる法律。
美樹はその法律には反対の
人間で日々その法案に対して
文句を言っている。
「人を1人殺しただけで
公開処刑なんて・・・」
それを聞いた亮は何も言わず
日々を過ごしている。
だがそんな日々を壊されるとは
今はまだ思っていない2人だった。
真犯人 !!のネタバレと今後の展開は?
2人で会社に向かう時も
常にくっつきながら歩いていると
隣人から声をかけられる。
だがその隣人の男性は
表向きでは2人にいい顔を
しながら話しているが・・・。
そんな隣人との日常会話も終わり
マンションの外に出るとこれまた
住人の年配の女性が話しかけてくる。
その女性はふたりをよく思っていない
らしくゴミの分別などの文句を
言ってきたが亮は反発する。
そこで美樹は亮を黙らせて
車に乗せ職場へと向かう道中で
死刑囚のラジオが流れてきた。
死刑囚の男が執行人から逃れるため
一般の女性を脅し逃走を図っている
というニュースだった。
当然この法律に反対の美樹は
この放送に対し暗い顔をしながら
会社へと着いた。
そこで2人は別れ亮が職場へ
行くとまた死刑囚のニュースで
持ちきりになっていた。
今度は逃走した犯人が
暴れて重軽傷者が多数出た
ニュースだった。
亮は世間がこの話で持ちきりな
ことに嫌気をさしながら家に帰る。
だがそこでは愛している美樹が
待っており体を交わしていく。
こんな日が永遠に続いて
いければと思いながら・・・。
だかその願いは叶わなかった・・・
2年後・・・。
美樹は殺害され若くして
この世を去った・・・。
そしてその裁判の場には
亮の姿があった・・・
2人に一体何が起きたのか!?
真犯人 !!の読んでみた感想・評価
巻数は少ないですが
内容はとても濃く楽しめた
マンガでした。
このマンガでは死刑囚を
無作為に選ばれた人間が
殺す物語です。
でも現実の世界でも
無作為ではないですが
執行する人はいるんですよね。
日本は絞首刑。
執行するときは執行人が
数人選ばれて誰が執行したか
わからないようにする制度。
これってどうなんでしょうか。
その職についた時点で
こういうことをすると
わかっているはずです。
この数人には休みも特別手当も
つくとと聞きます。
それも含めての仕事だと
思うんですがね・・・。
なんとなく腑に落ちないのは
私だけでしょうか。
または私の考えがやはり
おかしいのかですね。
最近まであまり執行されていない
ので執行することが少なくなって
いるとは思いますがね。
私は死刑賛成派なので
次々と執行して欲しいと
願っています。
でもこんなことを言うと
人権侵害など様々なことを
言われるのでしょうね。
でも私はこの考えがぶれる
ことはないです。
たとえ親族が罪を犯しても
変わりません。
断言できますね。
私のような考えの方は
とても楽しいマンガだと
思います。
真犯人 !!はこんな方におすすめな作品!必見
ヒューマンドラマになると
思いますのでこれ系が
好きな方にオススメします。
とにかく世間で論争に
なる死刑制度問題のマンガです。
物語の初めでなかなか面白いと
思いながら読んでいましたが
あるセリフで納得がいきませんでした。
それは「死刑される人が
かわいそう」と言った人物が
いたことです。
これにはさすがに頭に
血が上りましたね。
悪いことした人間が
殺されるのはかわいそう?
なんの罪もなく殺された人の
親族に対しても同じこと言える
のでしょうかね。
以前死刑反対派の弁護士の娘が
殺された途端にその弁護士は
賛成派になりました。
これは如実ですよね。
反対派の人間は結局
近い人間でそういうことが
ないからなんです。
これは断言できますね。
まあ結局言えることは
反対運動などはせずに思って
いるだけでいいと思います。
言ったら言ったで
変なことになるのですから・・。
本当に色々な思いを重ねながら
読み進めていけたマンガでした。
久々に面白く熱く読めた
マンガです。