タイトル | 砂の栄冠 |
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原作・漫画 | 三田紀房 |
出版社 | 講談社 |
学校創立100周年を記念するべく
野球部に白羽の矢が立った。
学校はもちもん後援会や
OBも集まり野球部に対して
援助を続けた。
その甲斐もあり野球部は県大会
決勝まで勝ち進むが惜しくも
破れ甲子園の夢は儚く消えた・・・。
そして次のキャプテンに選ばれた
生徒にある人物から現金を渡された
ことからこの漫画の物語は始める。
砂の栄冠のあらすじ紹介
野球の古豪埼玉県立樫野高等学校。
今年の埼玉県予選は決勝戦まで
いくが惜しくも破れてしまった。
その2日後新キャプテンに
任命された七島裕之。
だが初日から野球部の内外は
迷走をしていた。
監督は現場に現れず学校内では
校長や野球部OB会長などが
集まり話し合いをしている。
そこでの話は今後の野球部には
全く期待できず今後の支援は
終わりだという話し合いだった・・・。
そのような話し合いになっている
とは知らず七島は甲子園出場を
胸に練習に励んでいた。
砂の栄冠のネタバレと今後の展開は?
中学3年生依頼のキャプテンになり
チームを引っ張って行く覚悟を決め
練習に励んでいる七島。
だが七島は今のチームでは甲子園に
行くことはとても不可能だと考えるが
なんとかしようと考える。
そんなことを考えていると
毎日練習を見にやってくる
トクさんと呼ばれる老人がやってきた。
そこでマネージャーは新しく入った
マネージャーにトクさんについて教える。
トクさんは30年間毎日練習や試合を
欠かさず見に来てとにかくこの高校の
野球部ファンだという。
するとトクさんは七島を呼び
話があるから明日の朝5時に
グラウンドに来てくれと言った。
七島は不思議に思うがトクさんは
それだけを言いグラウンドから去っていった。
そして翌日。
七島はトクさんに指定されて通り
グラウンドで待っていると
トクさんが紙袋を携えて来た。
トクさんは紙袋を七島に渡し
七島が袋の中を見て驚き倒れ
込んでしまった!
なんと紙袋の中には
現金一千万が入っていた!
トクさんは一体どういう
つもりなのか!?
砂の栄冠の読んでみた感想・評価
相変わらずこの作者の野球
マンガは面白く食い入るように
読み込みます。
今回も高校野球ですがやはり
高校生の精神力の話が出て
来ましたね。
それほど高校野球です精神力が
強くなることは重要で1番
大事なこと。
このマンガでも精神力の差が出て
しまい強豪校に勝つことができず
悲しい結果になってしまいました。
どんなに強そうな選手でも
プレッシャーに打ち勝つことは
とても大変なこと。
それをまだまだ高校生の子に
託すのは酷です。
作中で私がに先になったのが
後援会や学校のために選手は
甲子園を目指すのかということ。
そこで負けてしまった選手が
「後援会の皆さんすみませんでした」
と言ったセリフは愕然でした。
おそらくこの作者のことなので
これは現実世界でもあること
なのでしょう。
そう考えると本当に怒りを覚えます。
私たちの時代でも後援会等から
心無い方から言われましたが
普通はこんなこと言いません。
野球はチームのためと自分とために
頑張ってやるものです。
後援会や学校のためにやる
のではないですから。
それを物語冒頭からやる作者は
中々いい発想だと思います。
益々好きになりました。
砂の栄冠はこんな方におすすめな作品!必見
今作も高校野球を舞台にしたマンガ。
優秀な先輩たちが引退しいい選手は
キャプテンの主人公しかいなく
なってしまった公立野球部の物語。
このキャプテン以外にセンスが
ある選手は少なからずいるが
何と言ってもやる気がない。
確かにやる気があるなら私立の
強豪校へ進学し野球漬けの日々を
過ごすはず。
古豪といってもやはり公立は
公立なのでそれなりの設備で
それなりの練習。
それをやる気にさせるのは
相当に大変な作業です。
そこでキャプテンは様々やりますが
それは思春期の高校生ですからね。
私だってもし公立高に行けば
物語に出てくる人間たちと同じ
行動をするでしょう。
それほどまで甲子園というのは
簡単ではなく公立高校では難関。
強豪校の野球部は休みなくほぼ一日中
野球をやっていますからね。
しかも強豪校同士練習試合を
繰り返しチートしても個々としても
能力が上がって行きますしね。
でもこのマンガは・・・。
とても楽しいですよ!