タイトル | 絶叫学級 |
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原作・漫画 | いしかわえみ |
出版社 | 集英社 |
みんなの恐怖体験が集まる絶叫学級。
気づいていないだけで
恐怖は日常と隣り合わせ。
案内人の黄泉ちゃんに導かれ、
恐怖の世界へと繋がる扉が開かれる。
あなたの隣にも恐怖の世界が
広がっているかもしれない学園ホラー!
絶叫学級のあらすじ紹介
1時間目「悪魔のゲーム」
美緒のクラスでは
ゲームが流行っている。
1人1台ゲーム機を持っているのが
当たり前だったが、
親は買ってくれなかった。
友達との会話にもついていけず
置いてけぼりになっていると
感じていた。
そんなある日、見たことがない
ゲーム機を拾う。
興味本位で手に取ってみると
ゲームが始まっていた。
落とし物だと分かっていたが
ついゲームに夢中になってしまう。
不思議なことに
ゲームで選んだ選択肢と
同じことが現実でも起き始める・・・
絶叫学級のネタバレと今後の展開は?
最初はただの偶然だと思っていた。
しかし、ずっと見ているだけだった
好きな男の子と話せたのをきっかけに
本物だと確信した。
このゲーム機さえあれば
勉強も恋愛も全てが
思い通りになると喜んでいた。
森の中から何かが近づいている。
A.そのまま進んで出会う
A.立ち止まって様子を見る
いつものように選択する。
立ち止まることを選んだ
美緒の目の前で
トラックが子どもに衝突した。
もしそのまま進むことを
選んでいたらと思うと急に怖くなった。
どんどんゲームのエネルギー数が
減っていて、焦っていた美緒。
イライラしていて友達とも
喧嘩してしまう。
もう友達なんていらない!
この魔法のゲーム機は
誰にも渡さないと決めた。
突然、カマを持った不審者に
追いかけられ、
トイレに逃げこんで鍵をかけた。
追いつめられ、ギリギリのところで
ゲームをリセットした。
実はドッキリで
最近付き合いの悪い美緒を驚かそうと
友達がやったことだった。
トイレに美緒はいないが
ゲーム機から声が聞こえた。
「ここから出して・・・」
絶叫学級の読んでみた感想・評価
みんなが持っているのに1人だけ
持っていなくて輪に入れない。
それがゲームだったり携帯だったり、
誰もが一度は経験したことが
あることだと思います。
現実でも同じことが起きる
魔法のゲーム機を拾うという
夢のようなできごと。
しかし、羨ましい!という気持ちは
すぐに消え去りました。
選択を少しずつ間違えていた美緒。
どちらの選択肢を選んでも
助からないことを知り、
後悔したときにはもう遅い。
この展開の流れにはゾッとしました。
選択を間違えてしまうと
取り返しのつかないことになる。
分かってはいても普段あまり
意識していなかったことを
思い知らされました。
1時間、2時間目・・・と続いていく
恐怖の体験を集めた絶叫学級。
セーラー服を着た
案内人の黄泉ちゃんが
怖いけどかわいいです。
1つ1つの話は短いながらも
しっかりオチもあり、
綺麗にまとまっていました。
ホラー漫画ですが、
普段からグロ多めの漫画を
読んでいることもあり
優しい表現だと感じました。
絶叫学級はこんな方におすすめな作品!必見
もしかすると、自分の身に
起きるかもしれない恐怖の体験。
そんな日常と隣り合わせの恐怖が
上手く描かれています。
ホラーなので普通に考えれば
こんなことは現実では起きません。
フィクションですが
もしかしたら起こるかもしれないと
考えてしまうほどリアル感があります。
ホラー漫画と聞くと
幽霊が出たり、血が飛び交ったり
絵が怖いだけだと思うかもしれません。
確かに見た目がいかにもホラーな
人物も登場します。
しかし
絵的な怖さに頼りすぎておらず、
しっかりストーリー性もあります。
意味が分かると怖いというような
ホラーが好きな方に
うってつけな作品です。
絵の怖さについては
ホラーやグロに全く耐性がない!
という方以外は問題ないと思います。
もともと、
小~中学生向けの作品なので
安心して読める内容です。
シリーズは20巻と長いですが
基本的に1話完結型なので
どの巻から読んでも大丈夫です。
少女漫画ということもあり
絵も綺麗なのでホラー漫画初心者でも
読みやすいです。