タイトル | 緒方克巳 心霊ファイル |
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原作・漫画 | 山本まゆり |
出版社 | MBコミックス |
緒方克己は、霊能者の母を持つ
自身も霊能力のある高校生。
転校してきた学校に着くと
自分の座る席は、数日前
事故で死んだ生徒の席。
死んだ生徒を好きだった
隣の席の少女は彼の想いが
知りたいとコックリさんをします。
でもそれが悪いものを
呼び寄せてしまい・・・。
緒方克巳 心霊ファイルのあらすじ紹介
緒方克己は、母親の影響を受けて
霊能力のある高校生。
母は、自宅で緒方心霊相談所を
経営しています。
克己は、転校した学校で
死んだ同級生を思う
初美と出会います。
克己は初美の背後に
女性を見ますが。
死んだのは男子生徒。
友人たちは、初美の想いに
決着をつけるためにコックリさんで
死んだ生徒を呼び出そうと言います。
克己はそんなもので人の霊が
呼び出せるわけがないと
忠告しますが。
彼女たちはコックリさんを
始めてしまいます。
コックリさんは初美を好きと
答えてくれますが。
そのせいで初美の周りでは
怪現象が起こり始めます。
緒方克巳 心霊ファイルのネタバレと今後の展開は?
ある日、コックリさんをしようとする
同級生に克己が人の霊を呼び
出すことは出来ないと言います。
コックリさんで来るのは
動物霊のような悪霊が多い
だから克己は止めたのです。
しかし初美たちは強引に
コックリさんを行ったことで
初美に霊障が出てしまいます。
化学室は、悪霊の噂のある
教室でした。
過去に硫酸をかぶって自殺した
女子生徒の霊がいるという・・・。
初美はそんな霊に
取りつかれやすい体質でした。
化学の実験中初美は
硫酸をかぶって小林君の
所へ私も行く。
そう言って硫酸をかぶろうとします。
異様な雰囲気に克己が気付き
事なきを得ますが。
初美にとりついた動物霊が
克己は危険だから近寄るなと
初美をコントロールしようとします。
克己が転校初日、
初美の後ろに見たものは
化学室の悪霊でした。
それがコックリさんで呼び出した
動物霊と結託していたのです。
動物霊は邪魔な克己を殺そうとします。
克己の霊力でそれは除霊しました。
初美を納得させるために克己は
小林の亡くなった道路に行きます。
小林はその道路で地縛霊のように
なっていました。
克己は魂を小林のいる霊界に
初美を連れて行きました。
小林は自分が死んだことを
理解していませんでした。
克己は小林に死を理解させました。
初美は小林への
告白をあきらめました。
そして小林を浄化させたあと
初美と小林を見送りました。
初美の除霊も済み
初美は新しい恋を探します。
緒方克巳 心霊ファイルの読んでみた感想・評価
コックリさんは、心理的な
要素や筋肉の緊張により腕が動く
などの検証もあります。
実際の霊の世界を見たことが
ないので真実は不明ですが。
安易にコックリさんをやることで
自己暗示を引き起こすことも有るので
やってはいけない遊びです。
特に思春期はそう言ったことに
興味があり、首をつっこみたくなる
そんな気持ちもわかります。
なので緒方克己の場合は
心霊的な検証でコックリさんを
やめるように作中ではあります。
実際にどちらが原因か
わかりませんが、中学生が
病院に運ばれた事例もあります。
この本の良さは
怖がらせるだけじゃなくて
教訓的な作品であることが
良さとして挙げられます。
2話目も思春期の女の子
ならではの生霊の話です。
この作品が連載していた
雑誌が少女向けということも有り
わかりやすく心霊に触れています。
絵柄も綿菓子みたいな
やわらかで、かわいらしいです。
でも心霊現象の怖さは伝わって
来る絵柄です。
克己だけでは、解決できない
霊障には母の玲子が手伝う事も。
最後はほのぼのと終わるのも
この漫画の良さです。
緒方克巳 心霊ファイルはこんな方におすすめな作品!必見
心霊系の漫画が好きな人に
おすすめです。
作者の山本まゆりさんには
玲子さんという霊能者の
友達がいます。
この作品の緒形克己の母の
名前が玲子なのは友人の
名前を使ったのだと思います。
現実の霊能者の友人がいるからこそ。
きちんとした、怖がらせるだけの
マンガではないので。
安心して読むことができる
怪奇漫画です。
最初の1話では、こっくりさんが
取りあげられれています。
こっくりさんが危ない遊び
と言う事は、中学生にも
きちんと伝えたいことです。
この漫画の中でもむやみに
怖がるよりもちゃんと対処
することが大切と伝えています。
ちゃんとした知識のある
マンガを読みたい人に
おすすめです。
山本まゆりさんの
この他の怪奇漫画では。
お寺の息子が主人公の
「霊能者加世田隆宗シリーズ」
こちらは、イケメンでモテモテの
少林寺拳法でも最強。
なのに恋人ができない。
その理由は彼女の後ろに
あるこの世の物でないものが
見えてしまうから。
そんな心霊コメディです。
緒形克己もコメディの要素も
ありますが、こちらの方が
笑えます。