タイトル | 罪と罰 |
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原作・漫画 | 落合尚之 |
出版社 | 双葉社 |
人を殺したら罰を受けるのは
人間社会で生きて行く上で
当たり前のこと。
だが罪となると少し話が
変わるかもしれない。
正義感のために人を殺す
計画を立てるある男が
自問自答する「罪と罰」
人間が生きていくと様々な
壁にぶつかる葛藤物語の始まり。
罪と罰のあらすじ紹介
家族から勉強をしっかりやり
立派な人間に育ちなさいと
言われ送り出された主人公の裁弥勒。
だが彼は大学生活に嫌気が指し
部屋に閉じこもる生活が続いていた。
そんなある日実家から荷物が
届き中を見ると連絡をしなさいと
手紙が入っていた。
仕方なく電話する弥勒に姉は
結婚をすると報告をする。
弥勒は反論するが姉は聞き入れない。
落胆する弥勒は夜の街を徘徊する。
そんな時目の前で援助交際を
しようとしている女子高生を
みた弥勒。
彼は軽い正義感からその行為を
やめさせ自己嫌悪に陥る。
だがこの行為が弥勒の人生の
分岐点であった!
罪と罰のネタバレと今後の展開は?
自己嫌悪の中で弥勒は
ファーストフード店に立ち寄り
さらに考え込む。
姉が結婚を決意した相手は
地元では金持ちで有名な男。
弥勒の家は確かに裕福では
ないのでこの結婚には
反対できないだろうと思う。
しかしその男はとにかく
評判が悪いことで有名な男。
だが大学にも行かずバイトと
やめてしまった弥勒には
何もできないと悩み続けていた。
その時店内に女子高生の集団が
入店してきた。
すると彼女たちはある1人の
女子高生にジュースを買ってくる
ように指示を始めた。
その子をよく見ると昨日
援助交際未遂に終わった子だった。
その子は他の女子高生から
イジメられ無理矢理に援助交際を
させられていた。
彼女らはその子に対し
死ねばいいなどの暴言を
吐いている。
その会話を聞いた弥勒は
怒りに震えるが何も出来ずにいた。
そんな弥勒を見たリーダー的な
女の子が近づいてきて弥勒に
援助交際を進めてきた。
その行為にさらに怒りを覚え
弥勒はリーダーを殺害する
ことを決意する。
罪と罰の読んでみた感想・評価
原作を読んでいたので漫画も
どうなのかと読んでみたら
なかなか面白いと思えました。
原作を読んでいても外人の
長い名前で物語の中身が多少
わかりずらかったんです。
でもこの漫画は原作と物語進行は
違えど訴えていることは一緒
でしたので楽しめました。
原作の内容を日本版に変え
さらには現代の題材へと
変換されている。
これには感動をしてしまいます。
この原作が出たのはかなり前
ですから内容を現代風に
変えても楽しめるのがいいです。
でもこの物語の中でも出て
きましたがやはりイジメは
本当に問題ですよね。
こういうイジメをする主犯は
どういう気持ちや思いで
やっているのでしょう。
多分何も考えていないのでしょうが
やられた本人や周りの人間って
覚えているものです。
それにこういう人間は死ぬまで
同じことを繰り返し
生き抜いて行くのでしょう。
まあでもこういう人間は
いつか必ずしっぺ返しが
くると思いますが。
この漫画の様にね・・・。
でもこの漫画では誰も
庇えないくらい混沌と
している感じかしました。
罪と罰はこんな方におすすめな作品!必見
とても奥が深い漫画ですので
色々な人に読んで欲しいと
思える漫画です。
一度は聞いたことや目にしたこと
はあると思います。
この漫画はあの有名な原作である
「罪と罰」であります。
活字ではちょっと・・・。
という方にオススメします。
ただ内容が現代日本の「罪と罰」
になっておりますのでご注意
してもらえればと思います。
訴えていることは原作と
全く変わりがないので
ご安心ください。
この漫画の要点は正義感です。
人それぞれが持っている
正義感の線引きは全然違います。
殺人をする人であっても
その人が持つ正義感があり
人を殺したのかもしれません。
殺人を肯定するわけでは
ありませんがこれも正義感です。
ただイジメに関しては
正義感ではありませんよね。
何もしていない人間を罵り
暴力を繰り返す。
でも自分を正当化し他人に対して
この人を正しているんだと
正義感を出す。
なので私はこの漫画の
主人公を支持します。
ただ物語後半に関しては
なんとも言えません。
この本を読んで色々な
ことを考えさせられました。