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職業・殺し屋。のあらすじとネタバレ!最終回が早く見たい漫画!

職業・殺し屋。

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 職業・殺し屋。
原作・漫画 西川秀明
出版社 白泉社

ネット上の「逆オークション」という
独自のシステムによって、「仕事」を
成功させていく凄腕の殺し屋たち。

昼間はまったく別の顔を持ちながら、
恐るべき殺人を続ける彼らには、
それぞれ耐えがたい動機が存在し……。

凄惨さと痛快さをギリギリのバランスで
成立させ、お色気から日常まで
様々な要素にも魅力を盛り込んだ、

タフかつクールな新感覚の
殺し屋物語です。

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職業・殺し屋。のあらすじ紹介

ちょっと冴えない会社員の志賀了。

慰安旅行への予約をミスったり、
経費での無茶な「楽しみ」に
同行してしまったりと、

全体的に要領が悪く、意思も弱い
ダメな会社員なのですが、
彼には殺し屋という顔がありました。

志賀は標的の前では銀糸を扱う
「銀髪の蜘蛛」として、
並外れた能力を発揮するのですが、

その動機は金ではなく、
正義や名誉でもなく、
「殺人そのもの」にありました。

また「殺し」をしなければ
コンディションを保てない
危険な殺し屋は他にもおり、

彼らによって極めて安価で
依頼は消化されていきます。

しかし危険な殺し屋たちは
ある者は教師だったり
あるいは主婦だったり、

同じ会社の同僚だったりと
社会に巧みに潜伏し、
決して全滅することはありませんでした。

職業・殺し屋。のネタバレと今後の展開は?

逆オークションという
独特の方法で、時には
ほぼタダ同然の料金でもって

「仕事」を請け負い、
目撃者がいても時には
見逃しさえするという志賀。

明らかに殺し屋としては
変わり種でしたが、
彼が仕事に向かう動機には、

他の人からは想像し得ない
重く辛い過去がありました。

しかし志賀は一般人の仮面を
巧みに被りながら、
仕事を続けてきましたが、

不誠実に女性を弄ぶ男性への
殺害依頼をわずか五万円で
買い叩かれてしまいます。

リスクもコストもまるで無視し、
己の欲を満たすことを全面に、
仕事を受けて彼を始末したのは、

「蟷螂」の異名を持つ
美しい女性暗殺者でした。

当然仕事を奪われた志賀は
憤ってみせますが、実は蟷螂は
志賀と旧知でした。

それもそのはず、志賀と蟷螂は
同じ会社で働いていたのです。

そうした形であらゆるところに
根を張るように暮らし、
依頼をこなしていく彼らですが、

時には恐るべき難敵との戦いもあり、
またある時には不慮の事故からの
スカウトもしたりしていました。

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職業・殺し屋。の読んでみた感想・評価

オーソドックスな「仕事」系であり、
しかも日常やコメディも充実し、
非常に幅の広い一作でしたね。

ネットでつながり、最安値の
報酬で仕事を請け負ったりと、
「商売っ気」の薄い集団の中でも

蜘蛛こと志賀と、蟷螂ことめぐみは
殺し屋としてかなり異質でした。

特に志賀は、場合によっては
小遣い程度のお金でも
殺人を遂行するあたり、

ある種「まっとう」でない
内面があることは
冒頭から見えていました。

しかし、そんなギリギリの二人が
同じ会社の中で普通に
会社員として働いたりするのは、

殺し屋のとしては非常に異質で
しかし妙に「らしさ」を
感じる部分でもありました。

また、彼らの殺し方も、
合理性一択といった感じでなく
各人の個性が非常に生きていて、

ハード系エンタメとしても
人間ドラマとしても
説得力十分でした。

また、殺人の対象として
始末される人々も
完璧な悪人が実に多く、

凄惨な描写にも関わらず
痛快さが損なわれていないのは、
殺し屋ものの良さが活きていました。

実際のところで言えば、
「できるだけ安く」のみで
殺人を受けるとなると、

常に「人手」を大募集している
ワルたちに利用されるしか
ないだろうと想像はつきます。

しかし本作ではそうした「リアル」を
巧みに排除した上で、描写の
迫真さにはこだわっており、

その虚実の入り混じりが、
他にはない存在感と迫力を
生み出すことに成功しています。

各キャラの背景の掘り下げも深く、
志賀たちの宿命には、かなり
胸にくる部分がありましたし、

一方で日常やお色気など
エンタメ系描写も超充実で、
とにかく内容の濃い一作でした。

職業・殺し屋。はこんな方におすすめな作品!必見

現実ではともかく、創作ではお馴染みの
職業と言えば「殺し屋」があります。

作品によって依頼に関する手間も、
費用もまるで違いますが、それだけに、
殺し屋当人の「動機」が問われます。

大金が必要というのも、説得力ある
話ではあるのですが、殺し屋になる
腕や覚悟があるのなら、

自分を追い詰める敵や取り決めを
力で潰してしまえばいいわけですし、
読者を納得させにくいのは確かです。

その点、本作では、「殺し」でないと
満足できなくなったりというような
「欠落」のある人々が非常に多く、

彼らが普段はカタギの生活を
続けていることもあいまって、
妙に読者の感覚とリンクします。

実際は理不尽極まりないながら、
自分の仕事に誇りを持てず、
愚痴りながらもベストを尽くすなど、

特に志賀の精神性は普遍的で
どうしても否定しきれないような
部分も少なくありません。

一方で、彼らが「殺し」を選び、
「殺し」にこだわる理由に関しては、
極めてシリアスかつ切羽詰まっており、

そのギャップの大きさや
一般社会からのかけ離れ具合が
作品の迫力を生み出しています。

現実的でない要素もありますが
その部分が作品全体を、
殺伐とさせ過ぎないようにしており、

絶妙な調整力もまた、
殺し屋ものの作品を読み込んだ
読者も納得なポイントですね。

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