タイトル | 育てち魔おう! |
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原作・漫画 | 飯島浩介 |
出版社 | 講談社 |
ここは闇の生物が蠢く魔界。
空は稲妻が光り
海はマグマで満ちている。
そんな地獄のような世界を
支配するのはデス・マスク
率いる”三魔王”。
ある日のこと
彼らの元へ一人の男の子が
やって来た。
名前も無いその子は
“人間の子供”で…。
魔界を支配する”三魔王”が
人間の子を育てちゃう!?
たくさん笑って涙する
ドタバタギャグコメディ!
育てち魔おう!のあらすじ紹介
魔界の”三魔王”が暮らす城
「デス・キャッスル」。
そこでは
魔界創生百万年を祝し
式典が開かれていた。
主人公デス・マスクと
ダーク・ナイト
そしてロック。
魔界を支配する三人が揃い
“悪魔の儀式”が行われようと
していた…その時!
一人の男の子・マリスが
デス・マスクを追って
現れる。
男の子の名はマリス。
まだ甘えん坊盛りの
三歳児だ。
マリスを見た途端
厳格だったデス・マスクは
“父親”へと変貌し…。
それを見ていた配下達は
呆然とするのだった。
育てち魔おう!のネタバレと今後の展開は?
遡ること一ヶ月前ーー
この日デス・マスクは
魔物達と宴を楽しんでいました。
すると配下の一人から
こんなものを見つけたと
報告が入ります。
そこで見せられたのは
ゆりかごの中で眠る
“三歳の男の子”…。
その男の子には
魔物の証である”角”が
ありません。
デス・マスクはすぐ
人間の子だと気づきます。
その時
男の子が目を覚ましました。
状況を理解したのか
逃げようとしますが
どうすることもできず…。
デス・マスクから
“処刑”を言い渡されます。
すっかり怯えた男の子は
声を上げて泣き始めました。
超音波のような泣き声に
圧倒されるデス・マスク達。
取り押さえても逃げられ
しまいにはデス・マスクに
しがみつきました。
おかげでデス・マスクの
衣装「古の法衣」は
すっかり鼻水だらけに…。
怒ったデス・マスクは
今すぐ処刑すると
「魔の杖」を突き出します。
すると「魔の杖」が男の子に
掴まれ外へ放り投げられて
しまいました。
もちろん外は
マグマの海です。
デス・マスクはそれを
分かっていながらも
杖を追って飛び込みます。
当然この後
散々な目に遭うのでした…。
育てち魔おう!の読んでみた感想・評価
いや~久しぶりに
声出して笑いました。
元々SFファンタジーとか
子育てといったテーマには
興味なかったのですが…。
まんまとハマりましたね!
まさかSFファンタジーと
子育てにハマる日がくるとは…
自分でも驚いてます。
ハマったきっかけは
“姪っ子”の存在でした。
二歳の姪っ子は
たまにしか会いませんが
面倒を見るのが大変です。
笑ったと思ったらふとしたことで
泣いて疲れたら寝て
起きては遊んでの繰り返し。
これが風邪を引いている時は
さらに大変です。
姪っ子の面倒を見るたび
小さい子をお世話するのは
本当に大変だと痛感します…。
そんな中この作品と出会い
見事ハマりました!
子育て経験”皆無”の主人公が
人間の子を育てていく…。
その過程がなんだかリアルで
共感する部分もありました。
子供の泣き声を”超音波”に
例えるシーンには
分かる!と頷きましたね…。
私もグズついて泣かれたら
耳を塞ぎたくなります。
子供って意外と重っ!!という
デス・マスクのセリフにも
笑いました。
これから成長していく
デス・マスクとマリスが
楽しみです!
育てち魔おう!はこんな方におすすめな作品!必見
「育てち魔おう!」は
子育て中のパパ・ママに
おすすめしたい作品です。
育児をしていると
色々大変だと思います。
どれだけあやしても
グズったり言うことを
聞かなかったり…。
子育てをストレスだと
感じる日々も多いでしょう。
そういう時こそ本作を読んで
和んでほしいです!
デス・マスク率いる
“三魔王”の子育てっぷりには
見てて笑えます。
排泄物を漏らしたマリスを
叱りながらも処理する
デス・マスク。
使用済みのオムツを
どうしたらいい?と
聞くロックには…
袋を”二重”にして捨てろ!
と指示します。
まるでお父さん
(お母さん?)のようです。
排泄物で叱られて
落ち込むマリス…。
それを見たデス・マスクは
少し叱りすぎたかなと
反省するのでした。
このシーンに
心当たりのある方は
少なくないと思います。
ですがこうして
子育てをしていく中で…
デス・マスクとマリスは
互いに成長していきます。
デス・マスクは”父”として。
マリスは”魔王の子”として…。
本作は
ギャグがメインですが
涙するシーンもあります。
読んだらハマること
間違いなしです!