タイトル | 花にけだもの |
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原作・漫画 | 杉山美和子 |
出版社 | 小学館 |
転入前日、学校の下見で
一人の男子に出会い、
助けられた久美。
彼の名前は豹――。
「キスしたい」
そう言われ、夏の星空の下
生まれて初めてのキスをした。
とても嬉しかった。
なのに・・・
次の日学校で見た豹は
とんでもないケダモノ男子で!?
花にけだもののあらすじ紹介
熊倉久美、高校一年生は
東京の高校に転入する前日
その学校に来ていた。
校内を回っていた久美は、
隠れ家のような部屋を見つける。
久美がその部屋を
物色していると、突然背後から
一人の男子に声をかけられる。
見るとその男子は
シャツの前が全て
はだけてしまっていた。
「ヘンタイ・・・」
驚いて後ずさりした久美は
棚にぶつかり、上にあった
グラスが落ちてくる!
間一髪、その男子が
久美をかばって助けてくれた。
久美が礼を言うと
彼は言う。
「じゃ、服脱いで。」
花にけだもののネタバレと今後の展開は?
変態だ、と久美は思ったが
彼はグラスの破片を気にして
言ってくれただけだった。
つるした布の反対側で、
シャツを脱ぐことになった久美。
のぞかないと言われたってムリ!
と思ったが、彼が本当に
目を閉じているのが見えた。
そして彼の背中には
久美をかばった時についた傷が・・・
傷のことを気にする久美に
彼は言う。
「キズひとつつけないで
守れてよかった」
久美はそんな風に言われたのは
生まれて初めてだった。
すると彼は、今久美が一人で
教室を回っていることを不思議がる。
久美はクラスの人に
迷惑をかけないよう、教室を
確認していると説明した。
それを聞いた彼は、一緒に
教室を回ろうと言う。
久美が遠慮すると
彼はこう言うのだった。
「オレがキミと一緒にいたいんだよ。」
久美はとても嬉しく、そして
ドキドキした。
帰る時、久美は大切な
クマのストラップが無くなって
いることに気が付く。
一緒にいた彼に何も言わず、
一人真っ暗な校舎裏で
泣きながらクマを探す久美。
そこに帰ったはずの
彼が現れて――!?
花にけだものの読んでみた感想・評価
イケメン王子の顔が近い
(アップ)の表情が
たまりませんでした!
こんなにキレイな男子に
顔を近づけられたら、誰だって
ドキドキしてしまいます。
無意識なのか狙っているのか
分からないところも
魅惑的でしたね。
女遊びばかりしているところも
なんだか理由がありそうでしたし。
読めば読むほど
豹を好きになってしまいました。
最初はいきなりの裸で
変な人かと思いましたけどね・・・
見た目は派手で
ちゃらちゃらしている人ですが。
性格はまだ幼いところもある
寂しがり屋の男子なのかなと思うと、
可愛くさえ思えてくるのです。
しかし可愛いだけでは無く
突然ドキッとするようなことを
言うので油断できません。
とても魅力的な人ですが
こういう人を好きになると
大変だろうなとも思いました。
多分私だったら、
ドキドキしすぎて
心臓が持たないと思います。
でも、そんな風になるまでの恋を
したことがないので、ちょっと
主人公を羨ましく感じました。
なんだかんだでイケメンとの
大恋愛は羨ましい・・・
その一言に尽きます。
花にけだものはこんな方におすすめな作品!必見
イケメンの王子様的男子に
好かれるストーリーは
王道だけあって矢張り面白いです。
その上、今まで女と遊びまわっていた
男子が、自分だけに恋する!!
このストーリー展開は
最高に女心をくすぐるものだと
思います。
また、スクールリングや遊園地の手錠など、
恋する人には嬉しいイベントが
沢山描かれていて楽しいです。
こういう企画が本当にあったらいいな~
と思うものが色々出てくるので
面白いですよ。
作者のアイデアは恋する人たちの
気持ちをよく汲んでいるなと
感じられる部分でもありますね。
ぬいぐるみのクマさんと
イケメンとのマッチングも
作品内でいい味を出しています。
全体にカワイイ系要素が
盛り込まれていて
癒される作品です。
それでいて、イケメンが
何人も出てきて
本当に皆カッコイイです!
そんなイケメンたちに囲まれる
主人公に自分を置き換えて読んだら
もう現実に戻れないかも!?
現実の嫌なことをひと時でも
忘れたい方に、妄想世界に
ハマりたい貴女に。
ストレス発散に
一読の価値ありのマンガです。