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蒼海訣戰のあらすじとネタバレ!最終回が早く見たい漫画!

蒼海訣戰

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 蒼海訣戰
原作・漫画 納都花丸
出版社 一迅社/アスキーメディアワークス

海に囲まれた狭い国土に
3つの異なる民族がひしめく
津洲皇国。

列強が覇権を争う世界で生き残りをかけ、
若者たちは津洲の旗のもと
大海原に乗りだしていく。

少数民族の生まれながら、
数奇な運命に導かれて
水軍士官の道に進む弟・真清。

作りあげられた「英雄」の立場に
苦しみながらも、明日の津洲について
模索する兄・光清。

果たして、
2人の進む先にあるものは光か闇か?

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蒼海訣戰のあらすじ紹介

尖った耳と尻尾をもつ世界で
唯一の民族・追那人。

金髪碧眼の汐見人、それら少数民族を
統治するのは人口の8割を占める秋津人。

これら3つの民族が暮らすのは、
周囲を海に囲まれ
複雑な歴史と文化をもつ津洲皇国。

列強同士の対立が激しさを増すなか、
自らの国の生存権を確保すべく
富国強兵に邁進していた。

追那人に生まれたサネクは、
陸軍大将三笠正清の家に養子入りし、
三笠真清を名乗ることになる。

義兄となる光清は、陸軍入隊後
派遣された内乱鎮圧作戦において、

正清大将の孫という立場から
「英雄」に祭り上げられる。

「英雄」である義兄の背中を追う
真清だったが、
同じ道を歩むことはできなかった。

人種偏見の強い陸軍は、
秋津人以外の仕官を
認めていなかったからである。

代わり進んだ先は、
海の防人である水軍士官を
養成する機関「水軍志官寮」。

主席入学した真清だったが、
秋津人の習慣、慣れない集団生活、
さらに根強い偏見にさらされることになる。

しかし、最初の友にして
ルームメイトとなった次席・初瀬忠信、

汐見人出身ながら主席入学した
先輩生徒・八島文行、

温かく生徒を見守る吉野教官らに
支えられつつ、世界に出帆する日を
夢見ながら士官として成長していく。

蒼海訣戰のネタバレと今後の展開は?

義兄・光清と同様に
「英雄」に祭り上げられる真清。

練習航海で立ち寄った津洲皇国の
海外領地・坦蓮(ターレン)において、
現地革命勢力のテロ事件に巻き込まれる。

一時は敵対勢力の捕虜になるものの、
無事帰還。

直後に発生した練習艦爆破事件の際に、
公安機関に重要情報を提供することで、

首謀者の一部逮捕に貢献したとして
新聞などで大々的に報道される。

つくられた「英雄」の立場に苦しむ
真清は、自分は何もしていないことを
訴えるチャンスを求めた。

この事件の影響を重く見た
津洲皇国皇帝・壱代は、

予定されていた観艦式を実施することで
「テロリズムには屈しない」との
メッセージを内外に示すことを決断する。

観艦式への参列とお言葉を賜る
栄誉を与えられた真清は、思い切って
壱代に真実を告白しようとする。

閲兵途中で転倒しかけ寸でのところを
真清に救われるた壱代は、

その意図を読み取ったうえで、
そっと口止めする。

壱代に触れた瞬間、
他人の思考ビジョンを見ることができる

追那人特有の特殊能力・
カムイピリマが発動した真清。

先代皇帝と比べて力量不足であることを
自責し続ける壱代の心を垣間見て、

まだ若いその背中に
重い宿命を背負っていることを知る。

一方、光清には
海外留学の辞令が出されていた。

目的地は陸軍創設の際に
手本とした大国・禮國。

資源の少ない津洲が切り札として
研究を続けていた
G動力の先進国でもあった。

現地に到着して
早速視察を開始する光清。

彼が目にしたのは、G動力の有無など
ものともしないほどに
強大な禮國の国力と軍事力だった。

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蒼海訣戰の読んでみた感想・評価

もともと同人誌からはじまり、
2006年から11年にかけて
商業誌で連載していたのがこの作品。

ファンタジー要素を絡めた
仮想戦記ものとの立ち位置であると
見受けられるが、

明治日本に似た世界を舞台にしているのは
珍しいのではないだろうか。

同じような系列の仮想戦記だと、
中世から近世ヨーロッパが舞台になる
ものが多いなか、

この時代を選んだことに
オリジナリティも感じる。

内容は読んでいけばわかるが、
司馬遼太郎氏の名作「坂の上の雲」から
影響を受けているようにも思える。

ただ、同作をインスパイアしながらも、
司馬氏が(少なくとも坂の上の雲では)
触れなかった「被支配民族」について

設定しているのは、かなり思い切った
試みではないかと思う。

かなりデリケートな設定であり、
出版する時期や内容次第では
炎上必至のものだけに

(その捉え方にはどうしても賛否両論が
出てくるが)敬意を表するに
値するものといえる。

2011年にいったん打ち切りになり、
その後アスキーメディアワークスで再開、

さらに連載中止となったが、
一昨年より電子書籍などでの
再開が発表されている。

原作では、第一部が終了し、

いよいよ主人公たちが世界の大海原に
乗りだしてくる第二部に突入している
ところになっている。

明治日本を下敷きにした世界観が
本領を発揮するのはこの先からである。

主人公たちがどのように歴史に
関与してくるのか、大きな興味をもって
物語の進行を待ちたいと思う。

蒼海訣戰はこんな方におすすめな作品!必見

仮想戦記好きにお勧めである。

一時期に比べればブームが落ち着いて
きている感もあり、ネタが出尽くした感すら
一部で感じることもあるのだが、

2006年初出という決して新しくない
作品ながら、その世界観は
まだ色あせていないと思う。

事実、この作品以外で明治期日本を基にした
世界観を構築したストーリーは
ほとんどないのではないだろうか。

2009年から11年にかけて、

この作品に影響を与えたと思われる
司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」が
ドラマ化されたが、

これを見て司馬遼太郎作品に
興味を持った人などは入りやすいと思う

(逆に元々の司馬ファンだと
キツイかもしれないが)。

ある程度同作のストーリーや背景
(当時の国際情勢や文化など)が
わかっていると、

さらにこの作品を
楽しめることができると思う。

歴史・ファンタジー要素も多く
取り入れられていることから、

このような分野の作品が好きな人も
比較的入りやすいのではないか。

お約束の「萌え」要素や「ドジっ子」
という設定も出てくることについては、
賛否あるかもしれないが、

清涼剤としてそれはそれで
アリのようにも思う。

全くないよりは、
この程度ならあっても
差し支えないと思うのだが。

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