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薔薇色myハニーのあらすじとネタバレと感想を書いてます!最終回が気になる!

薔薇色myハニー

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 薔薇色myハニー
原作・漫画 大海とむ
出版社 小学館

小さな職場に勤務する小梅は
ある日突然やってきた
イケメン社長御影に、

会社の吸収合併、取り潰しを
宣告されてしまう。

しかし実は「虎憑き」である
御影に対して、小梅は
「虎使い」の素質があり……。

そのために小梅と御影は
後々も関連を持つことに。

企業もののリアルさに
ファンタジックな「能力」を
大胆に盛り込んでみせた、

非常に独自性の強い
恋愛もの作品です。

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薔薇色myハニーのあらすじ紹介

小さな印刷会社で働く、
ごく普通の女性社員、小梅。

しかし彼女は、親会社からの
圧力や会社存続可否の
ゴタゴタの中で、

「虎使い」の素質に目覚め、
若くイケメンで真摯な社長、
御影に不可欠な人間になります。

もちろん小梅も御影も、
今まで知りもしなかった相手と
結婚する気にはなれませんが、

それはそれとして、難題が
山積する御影には、
「虎使い」が必要なのも、

また事実であり、結果的に
小梅は当主たちの真実に
気付いていくのでした。

薔薇色myハニーのネタバレと今後の展開は?

小さな印刷会社に勤める小梅は、
とにかく勝気でカラっとした美人。

しかしあまりにもハッキリ言うので、
相手方の男性をキれさせてしまい、
ぶたれそうになってしまいます。

そこを若い紳士が助けますが、
紳士は暴力を振るおうとした
男性側だけでなく、

相手の気持ちを配慮しなかった
小梅をもたしなめました。

内心では納得していますが
何となく面白くないなと思う
小梅ですが、職場の雰囲気は、

そんな個人的な問題を
吹き飛ばしてしまうほど
アットホームな感じでした。

しかし先日小梅を助けた
若い紳士が新社長として現れ、
会社を整理して閉鎖すると、

いきなり切り出してきました。

この職場は創業者とも
非常に関係が深く、新社長の
御影とも縁の深い場所でしたが、

まだ若い彼は、決して
情に流されることはありません。

しかし、来訪してきた
会社の閉鎖を臨む上役と
小梅が揉み合いになったところで、

御影な感情を抑え切れなくなり、
見えざる「虎」を
解き放ってしまいます。

しかし小梅はまったく怯えず、
自分の目には見える「虎」を
まるで猫を相手にするように、

あやして大人しくさせました。

これにより社内のトラブルは
無事回避されましたが、
一方の小梅は、「虎憑き」と

対をなす「虎使い」として
認められることになります。

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薔薇色myハニーの読んでみた感想・評価

企業ものの高い緊張感も、
能力ものの奇想天外さも
同時に楽しめる、非常に、

斬新で意欲的な作品でしたね。

主人公の小梅が務めるのは
とても小さな印刷会社で、
しかしアットホームな良い職場。

ある日親会社から、超やり手な
若い社長がやってきて、
会社を潰すと言ってくる、と、

そこまでは企業ものの作品では
王道な展開なのですが、
本作のポイントになってくるのは、

主人公のビジネスの才能や、
意外なアイディアではなく
「虎憑き」なのがビックリですね。

もちろん厳しくはあっても、
道理をわきまえた御影ですから、
虎の力を濫用することはなく、

多くの場合において、むしろ
「虎憑き」はハンデとして
働く感じてもありました。

そこで鋭い「刃」を収める
「鞘」が必要なわけですが、
良く考えてみると「天才」は、

多くの場合強烈に「鋭い」もので、
優れた社長を抑える秘書の
役割が重要なのは現実も同じです。

ただならぬ威圧感を持ったりする
社長もいるわけですから、
本作の「虎憑き」と「虎使い」は、

むしろリアルな会社の関係にも
当てはまることがあるのではと
思えてしまいました。

小梅、御影、そして小太郎といった
メインキャラたちは個性豊かで、
皆人情味豊かであり、

強烈な能力を持ったキャラにありがちな、
「俺様系」でないのも
好感が持てるところですね。

薔薇色myハニーはこんな方におすすめな作品!必見

巨大企業であるが故の責任、本家と分家の
醜い争い、家族間の抗争……。

現実では良くある展開ですが、創作上でも
企業ものの作品ではお馴染みな展開です。

そうなると一般人の主人公が
巻き込まれる的な形にもなるのですが、
本作に関しては多くの作品とは違い、

「友永」の家の人間には「虎」が
憑くという特殊な「体質」と、
「虎使い」の物語になっています。

極めて斬新な設定ですが、世にある
「社長」や「当主」の座を
特別なものに可視化した感じでもあり、

不思議と違和感を覚えることなく、
しかも納得して読み進められます。

血縁間のドロドロや企業の暗闘など
難しく面倒な点を極力排した
企業ものを読みたいのであれば、

本作は異色の選択肢として
かなり有効になってくるでしょう。

また主人公である小梅のタフさや
ズケズケサッパリな性格の強さも
「虎使い」という観点からすれば、

まったく適任といった感じであり、
性格設定に「意味」があるのも
読んでいて嬉しいところです。

さらに言えば、妖怪変化に
太刀打ちできそうな能力を
強力に持っていても、

大企業の社長として立派に
職責をつとめているのも
安心感があります。

他の多くの作品では、
どうしても能力者は
傭兵や退魔師といった、

言わば自営業的な仕事に
ついている場合が多いだけに
受け入れられてる感じがしますね。

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