タイトル | 走馬灯株式会社 |
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原作・漫画 | 菅原敬太 |
出版社 | 双葉社 |
人間が何かを抱えている時に
場所を問わずに現れる
「走馬灯株式会社」
そこでは自分が産まれた時からの
DVD映像を自分の目線で観せて
くれる会社である。
それはいつどこで現れるかわからず
入った人間は時間を気にせず
最後まで観て行く人ばかり。
今日も何処かに現れ
人間を誘う。
走馬灯株式会社のあらすじ紹介
杉浦克己43歳は妻と子供に先立たれ
そして自分の職も失った。
何も考えず昔の思い出の地を
訪れた杉浦は以前来た時には
なかった施設を見ていた。
「走馬灯株式会社」
なんとなく気になり
施設の中に入ると
女性が出てくる。
杉浦はこの施設が何かを
女性に尋ねると女性は言う。
「今まで生きて来た中での
楽しいこと悪いことなどを
再確認できる施設です。」
このように女性は説明するが
杉浦は宗教勧誘かと思ったが
取り敢えず部屋に通された。
部屋に入るとテレビと
ソファだけが置かれている。
すると女性がDVDを杉浦に渡し
「43年間の人生をお楽しみください」
と言い部屋から出て行った。
このDVDの中身はなんなのか!?
走馬灯株式会社のネタバレと今後の展開は?
DVDをデッキに入れ観ようよする
杉浦だったが画面に何も映らない
ため画面やリモコンを操作していた。
その時。
画面から見馴れた顔が映し
出されて来た。
よく見るとその顔は杉浦の
両親で杉浦が幼少期の目線が
画面に映し出されていた!
驚き腰を抜かす杉浦だが
映像は止まることなく
続いている。
始めは驚きながら観ていたが
時を忘れて観続けているのに
気付いた。
小学生時代に悪さをしたり
妻と初めて会った時の映像や
その他様々。
そして妻と結婚し子供が産まれ
順調に時が経過して幸せな
映像が終わった瞬間。
杉浦の不倫相手である女性が
映し出されることになった。
杉浦は不倫と家庭の両方の
ドロ沼映像を見せられる。
不倫がバレるのを恐れた杉浦。
そこで不倫相手の女性の首を
絞め崖から落とし殺害する
映像まで鮮明に映し出された。
その映像を観て許しを乞う杉浦。
すると案内役の女性が
部屋に入って来て別の
DVDを杉浦に渡す。
それを観ると不倫相手目線からの
DVD映像が流れ始めた・・。
その内容とは!?
走馬灯株式会社の読んでみた感想・評価
いやぁ面白い漫画です。
何せ昔の自分を自分の目線で
観れる映像ですからね。
本当にこの案内人が言うように
何日でも何週間でも観入って
しまいますよね。
一度観て観たいものです。
この物語のコンセプトは
悪い事をしたら必ず自分へと
返ってくるだと思います。
この漫画のある話です浮気をして
家族にバレそうだからその浮気
相手を死に至らしめる。
それで自分は家族と幸せに
暮らして行く。
まあそれも大変なことになりますがね。
本当にこういう人間って
クズの本懐ですよね。
芸能界でもいますよね。
殺しはしていませんが売れない
頃から支えてくれた妻を裏切り
売れたら別の女性と一緒になる。
本当に反吐が出る思いです。
その2人に何があったかは
わかりませので他人に言われたく
ないでしょうが。
でも別れて直ぐ結婚すると
なればすでに付き合って
いたんですもんね。
そう思われても仕方ありません。
あのグループのボーカルは
本当に嫌いです。
この漫画は色々な人間物語が
ありますので非常に楽しめました。
走馬灯株式会社はこんな方におすすめな作品!必見
色々な人間ドラマが読めますので
このジャンル好きな方に
オススメいたします。
基本的に前後編の物語に
なりますので前巻の内容を
忘れたと言うことはありません。
内容的にはある施設に入って
自分の昔の映像が観れて
それが自分目線ということ。
楽しいことも観れれば嫌なことも
当然映される。
そこから様々な物語が生まれて
行くという流れですね。
やはりこの漫画に登場するのは
あまりいい事をやっている人間
ばかりではありません。
この中でよく出てくるのが
女性関係が多いのでは
ないでしょうか。
この漫画を既婚者の方が読むと
背筋が伸びてしまうような
感覚に陥ります。
でもなぜ男性は浮気をしてしまう
のでしょうか。
女性もそうですが・・・。
私は性欲が極端に低い方なので
そういう気になる事がとても
少ないです。
まあブサ男なんで相手にされないと
いうこともあるでしょうが
やる人はやりますよね。
なんで可愛い子供や奥さんがいて
そういう気持ちになるのかが
不思議で仕方ありません。
バレないはずないんですよ。
私が言いたいのは家庭崩壊
したら罪のない子供が可哀想
だということだけです。
心当たりがある方は
子供の顔を思い浮かべてください。
そんな気分にならないと
思いますよ。
このように色々な気持ちに
させてくれる漫画ですので
かなり面白いです。