踏切時間のネタバレと感想です！結末ってどうなる？

何の変哲もない踏切。

しかしそこで足を止める人たちの
考えや話題は様々で……。

青春のドキドキも、ホラーのハラハラも、
ドタバタもギュッと詰まった、
登場人物のやり取りや内面描写が秀逸な、

アニメ化もされた、
傑作シチュエーションコメディです。

踏切時間のあらすじ紹介

ゴス系の装いに身を包んだ女性。

のどかな町並みからはかなり
浮いていましたが、実は
女性は実家に呼ばれたので、

帰る最中だったのです。

しかし、黒系の服装と
髪飾りがカラスの興味を引き、
空中から襲われてしまいます。

たとえ実家に戻るだけでも
決して気を抜かないという
意識の高さが裏目に出た彼女は、

髪飾りを拾い上げますが、
その時腰のダメージが爆発し、
ぎっくり腰になってしまいます。

悶絶しているとようやく
踏切が開きましたが、
もはや歩き出すこともできず、

そうこうしているうちに
再びカラスがやってくるのでした。
（EP16「ゴス受難」）

踏切時間のネタバレと今後の展開は？

通学路にある踏切。

登下校する女子学生の二人は
当然そこで待ちぼうけを
食らうことになるのですが、

ある日先輩のアイが、
一つの疑問を呈します。

それは、「待つだけでいいのか」との
漠然とした不満でした。

鉄っぽいし青春っぽくない踏切の前で
ただ待ちぼうけることが
女子高生である自分たちにとって、

良いことなのか、いや、良くないと、
言うような感じでもって
先輩はテンションを上げていきます。

しかし、恋愛とか失恋とか、
この状況でやってみるかと述べ、
しかし「男がいないか」と笑う先輩に、

トモは「女同士でも恋愛はできる」と
普段のキャラとはかけ離れた大声で
反論してしまいます。

非を詫びたアイ先輩は、電車の音で
ごまかして好きな人を叫ぼうと
トモに提案。

電車が来たタイミングでトモは叫び、
アイ先輩としては黙ったままで、
友達の好きな人を聞こうと、

イタズラを企てたわけですが、
トモの口から出てきたのは、
意外な人物の名前でした。

冗談かと思う先輩でしたが
トモの思いは本気そのもので、

アイ先輩もドキドキしますが、
二人の友達付きあいはその後も
続いていくのでした。

（「EP1二人の青春」）

踏切時間の読んでみた感想・評価

今まで色々な青春コメディを
楽しんできましたが、
本作の「話芸」はトップクラスです。

まず、「踏切で電車の通過待ち」という
シチュエーションが面白いですね。

急いでいる時などは、やきもきして
仕方なくなってしまいますが、
逆にのんびりしている時は、

その数分を楽しめるという、
状況のチョイスが絶妙でした。

さらに、どうしても「動き」が
少なくなってしまうシチュですが、
各回、各キャラの「話」が、

実に面白かったですね。

毎日登校してくる相手と
恋愛の話をしてみたり、
怪談で盛り上がったりと、

各人それぞれなのですが、
皆かなり一生懸命なんですね。

とは言え、学校や会社で
改めて言うのも堅苦しくてと
言うような話題を、

うまくチョイスして形に
仕上げているような感じもあります。

シリアスな話もある一方、
キレのいいリアクションも連発で、
屈託なく笑うこともできました。

女の子たちも可愛らしく、しかも
親しみやすさもあるので、
日常系としての楽しみもあります。

踏切時間はこんな方におすすめな作品！必見

学校の中、店の中、電車の中……、
場所を選ぶことで、かえって話の幅が
広がるということは良くあります。

それによって名作が生まれることも多く、
最近でも「ちおちゃんの通学路」のような、
単一シチュ系のヒット作が誕生しています。

しかし、「踏切」もまた、特別な
場所ではあるものの、どうしても動きが
固定されてしまう難しさがあり、

物語のアイコンとしては
なかなか活用しにくい感じです。

しかし本作は、「動き」の要素が
どうしても薄い分、ちょっとした
やり取りや会話の妙によって、

読者をグイグイと引き込んでいきます。

「ちおちゃんの通学路」は
オールラウンド系のギャグですが、
より「喋り」に徹した感じの、

内的なコメディにハマりたい方に
適した感じと言えるかも知れません。

しかし、動きが少ないとは言え
画力は抜群、女の子たちも
ただ可愛いだけでなく、

ちょっとした動きや口ぶり、
そして雰囲気全体の部分で、
個性が示されています。

またエピソード自体も、
青春の甘酸っぱさやお色気、
良い意味でバカバカしい話など、

非常に多岐に及んでいるので、
良い意味で予想がつかず、
各話ごとの驚きが期待できます。

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