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辻占売のあらすじとネタバレ!最終回が早く見たい漫画!

辻占売

この記事は約 4 分で読めます。
タイトル 辻占売
原作・漫画 池田さとみ
出版社 ぶんか社

人界と妖魔怪異の世界の
境目でもある四ツ辻で、
辻占いをする閑。

彼は単なる易者ではなく、
人には達し得ない領域にも
気配り目配りをすることができ……。

人ならぬ様々な者たちと、
人間とのエピソードが描かれた、
心温まるオカルト系漫画です。

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辻占売のあらすじ紹介

四ツ辻で占いをする閑と、
その弟である未信。

閑には人の世界と妖の世界の
境界線を辻から感じ取れ、
未信は触れた人間のことを、

先々まで「理解」できる
特殊能力を持っていました。

目が不自由な代わりに、
人や物に触れると時々、
その人たちの「将来」が、

浮かんでしまうという未信は、
そのために苦労をしましたが、
閑は優しく見守ります。

しかし、常人とはまた違う
「世界」に生きている二人だけに、
普通ならば会わない存在と遭い、

心を動かされていくことも
皆無ではないのでした。

辻占売のネタバレと今後の展開は?

街角で占いをする閑とその弟未信。

ある日ふと卦にしたがい、
遠くの辻にまで占いを
しに行った閑は、

偶然にも市長と
出くわすことになります。

「豪腕」ぶりが知られる市長は、
とても上機嫌でしたが、
手相を見た閑は、西の方角には、

気をつけるようにと忠告します。

一方留守を任された未信は、
どこか不思議なお客さんと
接することになりますが、

彼女の手を掴んでも、
不思議と一切能力が
働いてはくれません。

未信の話を聞いた閑は
改めて占いをした現場へ
足を運びますが、

そこは焼却場になっており、
完成した今になって
問題が噴出してきてもいました。

閑は再び市長と接触しますが、
市長は閑のことを詐欺まがいと呼び、
まったく自分のことを省みませんが、

一方の未信は先日の「お客」と
再度の対面を果たしており、
未信は彼らに力を尽くします。

そして、問題をひた隠し
事を進めていた市長の身には
異変が起きていたのです。

何故か市長の耳には、
いるはずのない蝉の声が響き、
しかもそれは延々と続きます。

限界に達した市長は車内から
外へ逃げるように去りますが、
それが悲劇の前触れでした。

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辻占売の読んでみた感想・評価

非常に落ち着きがあり、
繊細ながらも優しさに満ちており、
じっくりと読み進められる一作です。

本作のポイントは、妖怪変化が出つつも、
決して怖すぎることはなく、
むしろ優しい雰囲気にあります。

どうしても人と妖怪は共に生きづらく、
ともすると悪い妖怪を退治したり、
妖怪の侵攻を抑え込んだり、

ギスギスした雰囲気になりますが、
本作ではもっと温かく
緩やかな雰囲気があるんですね。

かと言ってデフォルメした感じで
妖怪が人に干渉するような
「無理」も比較的少なく、

実に温和な形でじっくりと物語を
楽しんでいくことができました。

またお話の本筋も、
どうしても人の心の深奥まで
見透かすような作品だけに、

辛かったり苦しかったりと
負の感情が出たりもしますが、
それすら包み込む柔らかさがあります。

英雄や大悪人ではない「普通の」
辻占いたちだからこそ、
視点の位置が私たちと近く、

強い態度や言葉がなくとも
容易に共感できる行動を
取れるのかも知れません。

辻占売はこんな方におすすめな作品!必見

当たるも八卦、当たらぬも八卦と言いつつ、
現代においてもなかなか重要視され、
職業にもなっているのが「占い」ですが、

科学では説明できない領域に、片足を
踏み込んでいくような術だけに、
「不思議」とも近い関係にあります。

本作は辻占い、つまりはプロの占いを
している兄弟が主人公なのですが、
商売っ気はまったくなく、

だからなのか、うさん臭い雰囲気も
一切ありません。

人間界と異界の境界でもある
四ツ辻で占いをしているためか、
様々な怪異が出現しますが、

その多くは凄い力を持ちつつも、
人に対して何らかの答えを
示したりもしてくれます。

常人離れした能力を持つ閑も末信も、
あくまで「占う」側の人間なので、
除霊や退治にまつわるような、

オラオラした雰囲気や
血なまぐささは一切なく、
じっくりと心に迫ってくれます。

妖怪変化が登場しつつも、
そうした存在を拒絶したくない、
むしろ近くに居続ける、

そんな温かいスタンスを
満喫したいならば本作は
最適の一作と言えるでしょう。

怪異が単なる恐ろしさではなく
癒しにつながるようなスタンスは、

怪談とはまた違うながらも、
暑い夏に涼を感じるにも
適しているかも知れませんね。

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