タイトル | 銀狼ブラッドボーン |
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原作・漫画 | 艮田竜和 雪山しめじ |
出版社 | 小学館 |
遺体から骨だけ持ち去っていくという
不可解な殺人事件が発生した。
次々と増えていく被害者。
犯人は銃も効かない化け物だった・・・
化け物に対抗するべく
呼び出されたのは
70歳のおじいちゃん!?
ファンタジーサスペンスアクション!
銀狼ブラッドボーンのあらすじ紹介
彼とのデートを楽しみにしている
少女がいた。
待ち合わせ場所に指定されたのは
なぜか地下の部屋。
キスするために顔を近づけた瞬間、
少女の歯は噛み砕かれた。
彼の本当の姿は恐ろしい化け物だった。
殺害現場に残されたのは血と肉だけで
人間の体にある全ての骨が
引き剥がされ、消失している。
ヴァンパイアの仕業では?という
声も上がったが人類との長い戦いで
既に滅んでいる。
人間業とは思えないが警察は
人間による猟奇的殺人の方向で
捜査を進めていった。
銀狼ブラッドボーンのネタバレと今後の展開は?
「骨抜き事件」の被害者は既に6人。
世間は連続殺人事件の話題で
もちきりだった。
遺体の検死結果から
犯人の唾液が検出され
化け物の仕業だと判明した為
専門家に協力してもらうことに。
ヴァンパイア退治のスペシャリスト
「銀狼」ことハンス・ヴァーピット。
人間を脅かすヴァンパイア退治に
多大なる貢献をした人物だった。
警察はハンスが化け物を倒せば良し、
もし命を落としても英雄の死で
民衆が騒げば国が動くと目論んでいた。
ハンスはもう70歳で
目も耳も悪くなるばかり。
しかし、街の者を守るために
立ち上がった。
長い付き合いがある警部補のドゥネは
彼なら化け物に勝つことができると
信じていた。
新米刑事のアナと共に行動し
想像以上の化け物の力を
目の当たりにする。
このままでは太刀打ちできないと
急いで署に戻ると化け物によって
大勢の刑事が殺害されていた。
半吸血鬼の少女・ココウィルが
ハンスに武器を届け
化け物を撃退するが、グリムと名乗る
本体に逃げられてしまう。
ドゥネまで犠牲になり
ハンスは必ず化け物を倒すと誓った。
銀狼ブラッドボーンの読んでみた感想・評価
老いを嘆いていたハンスですが
70歳とは思えないほど活躍しています。
吸血鬼との戦いで結果を残し
英雄になり、余生を過ごしている所に
今回の事件。
おじいちゃんなのに大丈夫?と
心配になったんですが動きが
キレっキレでした。
昔より衰えているとはいえ
ただ凄いとしか言葉が出てきません。
戦闘シーンでは
あまり無理しないでね!という
気持ちになり、ハラハラしました。
歯茎?のような化け物の
見た目が怖いです。
本体のグリムは人型ですが
人間を食べるときは豹変するので
それもグロかったです。
ヴァンパイアが血をすするのに対して
化け物は骨だけ。
なぜ骨だけ食べるのか
理由があるのか、不思議です。
警察のドゥネは少ししか
登場していませんがハンスとの
過去が描かれました。
感情移入したすぐ後に
死んでしまったので泣きそうでした。
銃も効かない、圧倒的な力を持つ
化け物に迷いなく立ち向かっていく
ハンス。
顔だけじゃなく中身も
かっこよかったです。
ドゥネの無念をはらすためにも
勝ってほしいです。
銀狼ブラッドボーンはこんな方におすすめな作品!必見
ヴァンパイアを滅ぼした英雄が
新たに出現した化け物と対峙する
ストーリーです。
70歳のおじいちゃんが主人公という
他の作品にはない斬新な設定。
半吸血鬼の少女など個性的な
キャラが登場します。
おじいちゃんらしい喋り方や
老いをネタにしたジョークもあり
所々で笑えるのでシリアスな部分との
バランスも丁度いいです。
化け物と戦う漫画も沢山あるので
設定が似てしまいがちです。
化け物の名前や姿が違うだけで
既視感があるものばかり・・・
そんな理由で異形との
バトルものは避けがちだった
私でも楽しめた作品です。
化け物のデザインも
オリジナリティがあり
絵も綺麗なのでグロいシーンが
より目立つものになっています。
ハンスたちに降りかかる試練に
ハラハラしたりワクワクしたり。
次々と起きる予想しない展開に
胸が熱くなること間違いなしです。
ストーリーもしっかりしていて
臨場感あふれる戦闘シーンに
引き込まれます。
バトルものが好きな人はもちろん
かっこいいおじさんが登場する漫画を
探している人にぴったりです。