タイトル | 霊媒師いずな |
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原作・漫画 | 真倉翔 岡野剛 |
出版社 | 集英社 |
霊媒師でもある女子高生が、
世間にはびこる妖怪達を退治していく物語。
最初に妖怪が登場した理由と背景が描かれ、
話が進むといずなが現れ、
バトル的な展開を経て妖怪を退治します。
ホラー的な要素を多めに含んでいる
大人向けの漫画です。
霊媒師いずなのあらすじ紹介
主人公葉月いずなは、
現代社会の闇の存在である
妖怪達を退治する仕事をしていました。
妖怪達を退治しているうちにいずなは、
自身のしていることが正しいのかと
悩むようになります。
そんな時、新井という名の
若い刑事と出会います。
新井は初めはいずなのことを
理解しなかったのですが、彼女のが懸命に
悪霊を退場しようとしている姿に感動。
新井は自身の考え方を改めていきます。
留奈との出会いも
いずなにとっては大きな転機となりました。
バーを営む彼女の店に、
いずなは度々足を運ぶようになります。
霊媒師いずなのネタバレと今後の展開は?
新井はバーの留奈と親しくなり、
頻繁に足を運んで話をするようになります。
そして一緒に
温泉に行く仲になるくらいまで発展します。
留奈には中東で死別した恋人がいましたが、
新たな出会いを求めて新井と交際していきます。
いずなの方にも祖母との再会が待っていました。
祖母はおばばと言われていて、
いずなの師匠的な存在でした。
当初はいずなを
故郷へ連れ帰ろうとしていましたが、
彼女の思いを知りその計画を断念しました。
いずなには父親もいましたが、
3歳の時に離婚しています。
父親は仕事の鬼として家庭をかえりみず
毎日働く日々を送っており、
それが原因で家族関係が悪化しました。
中学1年の頃、
上京した際に父と出会いましたが、
父は駄業鬼に狙われた状態にありました。
いずなは父に会って話を聞く
目的は達成しましたが、父は駄業鬼に
襲われた娘をかばい息を引き取ります。
この時にいずなは
父が本当は家族思いの男性だったことを知り
泣き崩れます。
残されたスーツは父の遺品として、
大事に保管することになりました。
霊媒師いずなの読んでみた感想・評価
この作品に登場する女性は、
美女や美少女と判断できる人物が多いため、
読みやすかったです。
最初はコスプレ物かなと思っていたのですが
妙な形で予想が外れました。
あと、登場する人物の
過去についても触れていたので、
同情しながら読むことができました。
それに暗めな展開も多いですが、
笑える展開の話も沢山合った気がします。
早乙女沙聖という名のシスターが
登場した場面が気に入っています。
通常生活では教会のシスターをしていて、
悪霊や妖怪が出た時は
エクソシストをしている設定です。
しかも、かなりの強さを持っていて、
どうやって鍛えているんだろう
と思いながら見ました。
教会の中でこっそりと、
腕立てや腹筋などをしている姿を
想像するのが面白かったです。
父親の中岡が登場する場面は、
もっと違うやり方があった気がします。
ただ、この時のいずなは力が弱かったので
他に方法がなかったのかもしれないです。
また、この時の出来事が彼女自身の
成長につながっているので、
悪い面ばかりではなさそうです。
霊媒師いずなはこんな方におすすめな作品!必見
怖い話を読んでみたい、
または感動したいと考えている人達には
うってつけな漫画です。
霊媒師いずなには現代社会における闇の部分
そして妖怪が登場する経緯などの
話が沢山出てきます。
怖いと感じながら読みやすいので、
夏場に読むと背筋が冷えるので
暑さしのぎに役立つかもしれません。
物語には登場人物の背景に
同情したくなる要素が多数含まれています。
例を挙げると、
就職に失敗して孤独がちな生活を
送るようになった人の話があります。
この話には読み手に妖怪となった人へ
共感する部分があるので、人によっては
感動して涙を流す可能性もあります。
怖い場面も数多く存在します。
とりついた人間を徐々に衰弱させる霊、
高い所から落下させようとする悪霊など、
見ているだけで恐怖に感じる所も多いです。
なので、夏の暑い時期に読めば
暑さをしのぐきっかけにつながりやすいです。
怖いもの見たさという言葉がありますが、
この漫画にぴったりな表現だと思われます。