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【魔少年ビーティーのネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読み!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 魔少年ビーティー
原作・漫画 荒木飛呂彦
出版社 集英社

悪魔の気高き精神と
史上最高の犯罪者の
天性を持つ、魔少年……

ビーティーの恐るべき、
罪状の数々。

親友──
麦刈公一(むぎかり・こういち)

語られる、
彼の恐るべき頭脳。

心理トリックに犠牲となる
悪人達の制裁劇!

少年ピカレスク・ロマン
「魔少年ビーティー」について!

サイト内で【魔少年ビーティー】を検索!
『荒木飛呂彦先生の連載作品』
【ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダースのネタバレ】と映画の原作を無料試し読み!【岸辺露伴は動かないのネタバレ】と感想!気になる結末(最終回)は?

魔少年ビーティーあらすじ紹介

ごくごく普通で
平凡な一般人である。

どこにでもいそうな
善良な学生である少年──

麦刈公一(むぎかり・こういち)は、
恐怖と緊張感を持って語る。

彼の親友である……
ビーティーの罪状の数々を。

計り知れない程の
悪魔的な精神を持つ。

さいなまれる事の無い罪悪を
感じるわずかな良心すら皆無。

相手を破滅へと導く
危険な思想と思考。

類を見ない
今世紀最大の犯罪者です。

自分に敵対するすべてに
制裁を加える、ビーティーの
行った恐怖のエピソードを。

後にサマーキャンプ事件と
呼ばれる事となる、
恐ろしさを垣間見た、
公一の体験談。

彼は語る……

あれは夏の恒例となった
学校行事である
サマーキャンプでの事。

「共同生活を通して、
信頼と友情を深める為」

との綺麗なお題目の
元に行われた
サマーキャンプであった。

だが教師の目の
届かないところで問題が。

信頼と友情とは無縁な、
退屈を持て余した
不良少年の二人──

黒山と赤川は、
気の弱そうな少年を
標的にからかいイジメていた。

しかし彼らの嘘を見抜いていた
ビーティーには通じなかった。

二人は、ビーティーの事が
気に入ら無かった。

女子に人気があり、
どんな嘘にも無反応。

からかっても小馬鹿にした
態度で見下される。

ついには実力行使で
服従させようとする。

屈服しないビーティーに、
黒山は暴力の制裁を
加えてしまう。

ガタイのデカさで
小柄なビーティーを
叩きのめす。

その黒山に、
日頃のうっ憤を
ビーティーに晴らす赤川。

公一は二人の暴力を止めに入るも、
黒山に叩きのめされてしまう。
勝ち誇る黒山と赤川。

だがビーティーは屈服など
してはいなかった。

圧倒的な報復へと動く、
ビーティーの悪意が
二人を破滅へと導いていく!

魔少年ビーティーネタバレ・今後の展開

いじめっ子の黒山と赤川に
暴力を振るわれて
しまったビーティー。

しかし誇り高き彼が
泣き寝入りする事など無い。

報復へと動いていきます。

ただ暴力でし返すのではなく、
二人を破滅へと導く、
実に恐ろしい報復手段。

黒山と赤川に復讐を
果たそうとするビーティー。

二人の立ち位置から
計画を練っていきます。

まず黒山はガタイのデカさで
腕力にものを言わせて
相手をイジメる人間です。

赤川は黒山の友達にも
関わらずに、
子分として扱われます。

見下されていることに
ストレスを感じている
人間でした。

そんな二人の間を利用して、
ビーティーは、
ある一匹の虫を用意します。

それは……
日本で最も危険とされている
「オオスズメバチ」。

それを黒山のジャケットの
ポケットへと仕込みます。

麻酔で眠り、
いつ覚醒するか解ら無い。

時限爆弾を仕掛けるその現場を
見てしまった公一。

しかし二人の暴力を、
身体を張って止めようとしたことに
敬意を表します。

ビーティーは誤魔化さずに、
隠さずに、洗いざらい
全てを話します。

まるで軽いイタズラでも
するかのような感覚でした。

「オオスズメバチ」を仕掛ける
ビーティーの報復の発想。

それをただ戦慄する公一。

ハチが入ったジャケットを
着た黒川は、そんな事を知らずに、
キャンプの夜を過ごしていきます。

いつ目覚めるか解ら無い
「オオスズメバチ」
に気に掛ける公一。

何食わぬ顔で
過ごすビーティー。

「オオスズメバチ」は
黒山ではなく、赤川のポケットに
入り込んでいたのです。

ですが、それがビーティーの
真の計画だったのです。

黒山に子分として
扱われていた赤川。

「オオスズメバチ」は
黒山が仕掛けたものだと
ビーティーに誘導されます。

赤川は今までの鬱積を
爆発させます。

そして黒山へと
報復をしてしまいます。

破滅してしまう二人。

ビーティーの報復は
果たされました。

このエピソードは、
悪魔のような思考で
練った計画です。

相手の心理を誘導させた、
ビーティーの恐るべき
全容の一部でしかないのです。

彼の真の恐ろしさは、
これより語られていくのです……

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魔少年ビーティー読んでみた感想・評価

荒木飛呂彦先生による
「ジョジョの奇妙な冒険」
以前に制作。

1982年の「フレッシュジャンプ」
にて連載された「魔少年ビーティー」。

当時の少年漫画では
当たり前の正義感や熱血感に
溢れる少年ではない。

敵対する相手に
悪意などを用いる。

そして相手を破滅へと
追い込んでいく主人公像です。

これは当時においては
斬新なものでした。

個性的なキャラクター像を
創り出す荒木飛呂彦先生の個性。

それが前面へと
押し出されています。

後の「悪の魅力」を醸し出す、
善人ではない悪人であるも、
その精神的な気高き高潔さ。

またビーティーの独特な
正義の価値観など。

その当時の支流であった単調な
「善の正義の主人公像」ではない。

「悪の正義の主人公像」
として描かれ、
深く精神に食い込みます。

魅力的に作り込まれていた
主人公です。

その在り方は、
後の荒木飛呂彦先生の
「ジョジョの奇妙な冒険」
へつながりました。

先生本人が持つ、
作品での正義の在り方。

また悪の在り方の
表現の形が作られています。

個性的な演出と展開を表現する
荒木飛呂彦先生の
第一歩となる今作。

ビーティーを通して、
親友の公一が語る、
様々なビーティーのエピソード。

また当時の漫画作品の
風潮とは違う形の、
バトルではなく、頭脳戦。

荒木飛呂彦先生の試行錯誤が
作品の所々に演出されています。

サスペンススリラーの魅力も
醸し出しているなど、
若々しいながらも
独特の物語の展開。

後に「ジョジョの奇妙な冒険」
を生みだす、傑作の片鱗が
感じ取れる内容になっています。

『荒木飛呂彦先生の連載作品』
【ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けないのネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!【ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャンのネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読み!

荒木テイストが存分に楽しめる作品です!

「ジョジョの奇妙な冒険」に
ハマる読者が読むべき本。

荒木飛呂彦先生の
天才的な発想を見る事のできる
「魔少年ビーティー」。

荒木飛呂彦先生の発想と表現の
入門書とも言える
内容の作品であります。

昭和の漫画の荒木テイストが
楽しめる逸品です。

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