タイトル | 黒豹と16歳 |
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原作・漫画 | 鳥海ペドロ |
出版社 | 講談社 |
いきなりキスされた男に
ペットになってやると
言われた!
だがその男、実は
獣のような性格だった!
高校になったら
素敵な恋愛をしようと
心に決めていたのに・・・
餌付けから始まった
二人の関係はどうなるのか!?
謎めいたイケメンに注目の
学園ラブロマンス!
黒豹と16歳のあらすじ紹介
高千穂たいが(女)は
引っ越してきた
東京の街を見物していた。
彼女には夢があった。
それは高校生になったら、
素敵な男の子と
とびきりの恋をすること!
たいががぬけ道を通ろうとすると
空き家らしき家に
一人の青年が倒れていた。
もしかして
死んでいるのかもしれない!
そう思ったたいがは
窓をぶち破り、
青年を揺さぶって声をかける。
こんなところで死ぬなんて、と
たいがが彼を抱きしめた時、
死んだと思っていた青年が起き上がる。
彼はたいがの必死な様子を見て
あっけらかんと笑うのだった。
黒豹と16歳のネタバレと今後の展開は?
笑われたたいがは腹を立て、
立ち去ろうとしたが、
青年の腹の音が耳に入る。
彼はお腹が減って力が出ない、
と言う。
たいがは自分には関係ない、
と一旦空き家から出るが、思い直し
青年にラムネジュースを買って渡す。
二人は建物のベランダに出て
外の景色を見渡した。
たいがは美しい東京の景色に、
しばし見惚れ、青年に見えるものの
名前を聞いて楽しんだ。
すると青年は、たいがを
建物の屋根の上に連れて行く。
屋根は酷く老朽化していて、
今にも崩れそうだ。
たいがは怖くなり、助けを呼ぶが
外にいる人は、誰も
彼女の声に気が付かない。
思わずたいがは、
自分の願いを大声で叫ぶ、
制服デートしたかったよ!
するとその時
大きな花火が打ち上げられた。
青年がたいがを屋根の上に
連れてきたのは、
花火を見せるためだったのだ。
花火を見て喜ぶたいがを見て、
青年はすぐ制服デートできるよ
と言う。
そして自分の飲んでいたラムネを
たいがに飲ませ、強引に唇を
重ねる。
たいがは抵抗するが、青年は
そのまま、たいがの口に含まれた
ラムネを飲み込んでいく――。
黒豹と16歳の読んでみた感想・評価
あんなキスをされたら、
当然そのまま恋に落ちると思いきや
意外な展開に驚きました。
確かにそちらのイケメンさんも
可愛らしくて素敵でしたよ。
しかし、杏璃の謎めいた
行動の読めない、獣のような
魅力にはすっかりいかれました。
彼の無邪気な笑顔の裏に、何が
隠されているのか気になり、ゾクッと
するような瞳にくぎ付けになります。
しかしほんの一瞬見せる表情、
彼の内面を見抜くことは困難です。
杏璃の本心は心の奥深くに
しまいこまれ、それが日常と
化しているからかもしれません。
その理由は何なのか、そして
彼は本来の自分を取り戻せるのか、
非常に気になるところです。
それにしても、主人公は四人組と
一緒にいることで友達ができないと
いうのに、とてもたくましいですね!
他人を心底から憎めない
優しさと、人のせいにしない
精神的強さを感じました。
杏璃を恋愛対象としてとりあえずは
見ていませんが、彼の心を
溶かすのは主人公しかいないでしょう。
夢に胸を膨らませて転校してきた
主人公です。
この先誰かとめでたく結ばれて、
友達も沢山できたらいいのにと
心から思います。
黒豹と16歳はこんな方におすすめな作品!必見
イケメンペットのマンガの中でも、
これは餌付けから始まるストーリー!
イケメンと食べ物という
新しいコラボが楽しめる作品です。
餌付けするシーンは
なんともエロティックで
ドキドキはまぬがれません。
と同時に、杏璃の積極性には、
獣が獲物を狩る時と似たような
貪欲さが伺えます。
狩られる側の女性は、最初は抵抗
していても、選ばれたという
喜びが感じられるようになる・・・。
これは他のマンガでは、なかなか
体験できないもので、
大変貴重かと思います。
ペットという可愛らしいイメージからは
予想もつかない、ゾクゾクするような
男子、それが杏璃なんですね。
草食系男子が多いと言われる昨今、
積極的に迫られたいという方は
特に面白く読んで頂ける作品です。
また、高校には絶対君主様と
呼ばれるイケメン四人組が
在籍しています。
彼らはタイプがそれぞれに違う
眉目秀麗の超モテモテグループ!
そんな四人組に囲まれる主人公は
かなり羨ましい設定ですので
妄想欲求を満たすのにも最適です!