タイトル | 僕たちがやりました |
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原作・漫画 | 金城宗幸 荒木光 |
出版社 | 講談社 |
人生を普通に生きて
普通に死んでいくのが
当然だと思って生活していた。
でも遊び半分でやったことで
一生の足かせになり人生が
違う方向へと向かっていった。
それを自問自答する日々に
嫌気が差し死のうとするが
何とか生き延びる日々。
人間の罪を追っていく
ヒューマンドラマ。
僕たちがやりましたのあらすじ紹介
主人公トビオは日々の希望に
満ち溢れていた。
身体の交わりする迄死ねないとか
明日のテレビは何を見るなど
普通の人間の普通の希望で生きている。
そんなトビオが通う隣の高校は
不良の巣窟だった。
トビオは俺の邪魔をせずに
生きて下さいと彼等に願う。
しかしそんな願いも虚しく消え去った。
トビオと友人のマルが下校中のこと。
マルが不良高校に向かい悪口を言った。
当然聞こえていないと思った2人
だったが何と2人の後ろに不良の
集団が立っていた!
顔を青ざめる2人。
2人の運命は!?
僕たちがやりましたのネタバレと今後の展開は?
不良に絡まれ立ち尽くす
二人の前に高校のOBでパイセンと
呼ばれる人間が2人に助け舟を出す。
パイセンは不良の彼等に金を渡し
この場を収めてくれと言いさらに
金を渡す。
不良は一応納得しその場を離れた。
しかし翌日にトビオ他いつもの
面々がアミューズメント施設で
遊んでいる時に事件は起こる。
マルがトイレに行くと昨日の不良が
待ち構えていた。
マルは手足を縛られ口も塞がれ
さらわれてしまった!
しかしそんな惨状を知るわけでもない
トビオ達は楽しんでいた・・・。
マルは廃工場へ連れて行かれ
見ず知らずの人間と殴り合いの
喧嘩をさせられる。
最初は手を抜きながらやって
いたがそれが不良たちの逆鱗に
触れることになった。
不良達は殺し合いをして
生き残った方を家に帰してやると
彼等に脅迫する。
初めは抵抗するが不良たちの剣幕に
怯え2人はやりあうことになった。
結果マルが相手の首を締め気絶
させたところで変な戦いは終了した。
と思いきや不良達はマルを
ボコボコにしてマルを
ダンボールへと入れた。
そしてマルはトビオ達の元へ
送られていった。
この惨状を見たトビオは言った。
「あいつらを殺す。俺達の手で」
トビオ達は本当に彼等を殺すのか!?
僕たちがやりましたの読んでみた感想・評価
このマンガは人間の醜い描写が
色々描かれていますがとにかく
面白い漫画です。
人間は覚えなければならないことは
すぐに忘れて忘れていことは覚えて
いく動物ですよね。
それを思い出しては嫌な気分になり
数時間はそのことで変な感じになる。
でも忘れては次の事を考え普段の
生活へと戻っていく。
なんなんですかねこれ?
本当に嫌な気分になります。
特に人を殺した人なんか絶対に
忘れられないでしょうしかなりの
頻度で思い出すのではないでしょうか?
この作中でもありましたが恐ろしいほどの
罪悪感で命を断とうとするのが
分かる気がします。
私なんかが思うとても小さいことでも
恥ずかしくて死にたいと思うほどの
倍ものトラウマでしょうねからね。
この作中では復讐のためにやっても
悩んでそのような行為になるのですから
罪のない人を殺した人の考えはどうなのでしょう。
でもそんなこと考えないのでしょうかね?
そのような犯罪をする人は・・・。
何だが哲学っぽくなってきました(笑)
僕たちがやりましたはこんな方におすすめな作品!必見
人間が嫌になりそうな作品ですが
とてもおもしろいのでオススメします。
最初はいたずら心からのはじまり
ですがとんでもない展開になって
行きますので最後まで楽しめます。
私も殺してやりたいと思った人は
いますがそれが出来ないのが普通の
人間です。
でも一線を超えてしまった人間は
どんな気持ちなんでしょうか・・・。
人を殺すという復讐を達成しても
これからの人生ずっとそのことが
ついて回ります。
通常の人ではとても生きていけないでしょう。
でも犯罪をして逃げ回っている人は
結構います。
一体その人はどんな生活を
しているのでしょうか?
笑っていても何か面白くないでしょうし
楽しいことも楽しくなさそうです。
いやでもそんなことも思わないかも
しれませんね。
自首すれば多少でも罪悪感から
開放されるのではないかと
考えますがどうなんでしょう。
人間は本当に色々な考えが
ありますよね。
まぁそれが人間の面白いところ
なんでしょうけど・・・。
このマンガはテレビドラマで
放映することが決定している
みたいです。
楽しそうなので観てみたいです。