タイトル | この女に賭けろ |
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原作・漫画 | 周良貨 夢野一子 |
出版社 | 講談社 |
銀行内で一風変わった
女性行員がいた。
その女性はマイペースを
崩さず日々業務に励む。
しかし周りの人間は彼女に
文句など強くは言えない。
彼女は仕事に関しては
素晴らしい業績だったからだ。
そんな彼女にある支店へ
異動の通達があった。
しかも副主事としての異動。
これは栄転なのか左遷なのか。
彼女の銀行マンとしてのキャリアは
まだまだ始まったばかりだ。
この女に賭けろのあらすじ紹介
常にマイペースで始業時間ぴったりに
現れる四葉銀行に勤める
女性銀行員の原島浩美。
だが彼女は行員としての能力は
抜群で同期の中では異例の昇進を
続けている。
そんな中彼女は部長に呼ばれ
部長室に向かうように支持された。
部長室に入り部長に言われたのは
副主事に昇進するが台東支店への
異動を言われた。
台東支店はここ最近業績が
伸び悩み変革を求めていると
部長に言われる。
そのような支店へ行くのは左遷と
捉えるか期待の表れだとのどちらだと
思うと言われた原島。
「それは自分次第。」
と微笑を浮かべ答える。
彼女が出世するための第一歩の始まりだった。
この女に賭けろのネタバレと今後の展開は?
原島が台東支店へ行くことで
様々な意見が行内で噂されている。
中でも同期の人間は出世レースで
同じ舞台に上がられたことで
嫌悪感を示す。
だが彼女に近い人間はこの異動は
左遷だと思い込み心配する。
そんな声を聞くでもなく原島は
台東支店の資料に目を通す。
資料に一通り目を通し台東支店へ
向かい支店内に入店する原島。
だがそこで見たのは窓口の奥で
怒鳴っている上司の姿。
そこで原島は受付にいた
女性に声をかける。
その女性は以前本店で国際部に
いた女性の松田であった。
原島は今度この支店に配属になる
ことを松田に伝え手を差し伸べたが
松田は手を出さない。
その後も松田は原島に文句や
愚痴を言い続ける。
そこで原島は冷静に松田に言った。
「出来ない人間が何を
言っても響かない」と。
そして松田は原島に「偵察ですか」
とだけ言った。
さらに松田は本店でデスクワークしか
やって来てない人間にはこの支店で
通用しないと原島に言い放った。
それだけを言い原島は
台東支店から去っていった。
この女に賭けろの読んでみた感想・評価
絵柄的には古いですが
内容的にはとてもおもしろく
読み込んでしまいます。
このマンガが書かれた時代は
女性の台頭を推し進める
会社が多々ありましたね。
私の知り合いがいる銀行でも
この漫画と同じようなことが
あったとききました。
でもやはり銀行は男社会です。
今現在でも頑張ってやっている
女性の方も見かけますが
やはりある程度までの役職止まり。
小さいですよね日本は。
これは銀行だけではなく日本とう
おおきな規模での問題だと思いますね。
私の職場でも同じようなことが
ありますので私はそれを上司などに
談判すると逆に叩かれます。
どうせ辞める人間に役職を与えて
どうする気なんだと言われます。
本当に肝の小さい男達と
老害が集まる会社です。
よくうちの社長がテレビ等の
メディアで発信している
男女平等の会社を目指す。
目指してないよアホ。
どの会社でも同じですが
結局周りにはイエスマンだけをおく。
少しでも文句言うようなら
定年まで飼い殺し。
イヤな会社ですがどこの会社でも
同じだと思います。
このマンガを読んでいると社畜精神で
読んでしまうので変にドキドキしてしまいます。
こんな女性に私は憧れます。
この女に賭けろはこんな方におすすめな作品!必見
作風は少し古いですがやることは
今も昔も変わりませんので金融業界へ
進む方にオススメします。
でもどの分野でもこの作中に出てくる
主人公の考えや行動を真似すれば
いい成績は生まれるかもしれません。
銀行の営業の方の大変さは
大変良くわかります。
でも最近はコンプライアンスなど
いちいちうるさいので色々大変だと
思います。
でも私が思うに営業マンにとって
やり過ぎはありません。
最近の営業マンは聞き取り営業マンが
とても多いと聞きます。
私の会社の営業マンもそうですが
お客様からの要望のみ聞いてきて
こちらの意見は全く言わないで帰ってくる。
営業に来る営業マンにもがっかりします。
少し強い言葉や態度を取ると
そこからは何も言わなくなり
資料とにらめっこになる。
もっと骨のある営業マンは
いないのかと考えてしまいますね。
なので以前このマンガを勧めて
やりましたよ。
少し勉強をしなさいと。
まぁ読んでいないでしょうけどね・・・。
面白い営業マン募集中です(笑)