タイトル | 我間乱~GAMARAN~ |
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原作・漫画 | 中丸洋介 |
出版社 | 講談社 |
時は江戸中期。
とある場所に海原藩と
呼ばれていた藩が存在していた。
その藩の人間は強さしか信じておらず
何事においても争うことで
己の存在と藩の力を高めていった。
その藩に於いて次期藩主を決める
「海原大仕合」が執り行われることになった。
この決定により仕合で様々な流派の人間が
命を削り闘うことになる!
我間乱~GAMARAN~のあらすじ紹介
海原藩城下に突然現れ
様々な武芸者を千人斬り
あっという間に消えた男黒鉄陣介。
その男の流派が大亀流。
そこで大亀流道場に海原大仕合を勝ち抜くため
藩主の息子である鷲津直善が
道場の門前に2人の共を引き連れやってきた。
だがそこで待っていたのは
未だ幼き少年。
その少年は自分が認めた人間以外
門の中に入れないと直善に言った。
そして直善の共に来た人間はその
少年に真剣で斬りかかる!
だが少年はいとも簡単に
共の男を体術で失神させる。
この少年の正体は一体!?
我間乱~GAMARAN~のネタバレと今後の展開は?
あっという間に失神させられ
その少年の実力に感服する直善。
すると少年は続きは道場の中で
やろうともう一人の共と直善に言った。
中に入ると先代当主の娘千花が
彼等に挨拶をする。
千花は何故この道場を
訪ねたのか尋ねられた。
直善は当主の黒鉄陣介と
手合わせ願いたいと千花に言う。
しかし千花はこの道場に残っている
人間は千花と先程の少年ただ1人だと
直善に言ってきた。
そこで共の1人である日向某という
剣客がこの道場を馬鹿にする言葉を
千花と少年に言った。
すると少年は自分に勝てたら大亀流の
看板をやるからと言ってきた。
2人は立ち会うことになり日向某は
少年に木刀で殴りつけ少年は気を失った!
かのように見えたが少年は笑いながら
攻撃が軽くて効かないと言ってきた。
そして千花はこの少年の正体を
直善に説明を始めた。
なぜこの少年がここまで強く
これまで道場破りに勝ってきたのか。
それは黒鉄陣介の息子だからで
その父親に勝つため血の滲む特訓を
積んできたからであると!
その息子の名は黒鉄我間!
大亀流の戦いと黒鉄の
強さを見せることになる!
我間乱~GAMARAN~の読んでみた感想・評価
このように違う流派が闘う
マンガは面白いですね。
今も様々な流派があり異種格闘技戦
として公の場で試合をしており
日々どこかのリングで試合があります。
でもやはりこれはルールの中で
おこなわれるので些か疑問が残りますし
冷めてみてしまう自分がいます。
この漫画のように死合とまでは
いかなくてもある程度ルールは
なしでやれば興奮すると思います。
まぁ今の世はこのようなことは
出来ないと思いますが・・・。
今のプロレスは本当のショー要素が
大きくて昔から好きな人は少し
寂しいような試合展開です。
昔も確かにショー要素はありましたが
相手の技を全て受けてそこから精神の
戦いをして3カウントを取る。
これが本気でやっていた証拠では
ないでしょうか。
この漫画でもそうでしたがやはり
相手の技を受けてそれを耐える
そして最後に自分の必殺技で
勝つというのが本当の強い人間
だと思いますね。
決して今のプロレスを非難している
わけではありませんので。
このマンガの主人公は本当の
強さを持った人間だと思えた作品で
とてもおもしろかったです。
我間乱~GAMARAN~はこんな方におすすめな作品!必見
旧時代の異種格闘技マンガ
ですのでこのような作品が
好きな方にオススメします。
昔もかなり御前試合があったと
思いますが文献には数ある程しか
残っていないのが現状ですよね。
絶対真剣でおこなわれた死合も
多々あると思いますがその内容は
公になっていません。
徳川時代になり泰平な世になった
ことで刺激を求めた将軍は多々
射ると思いますがね・・・。
でもやはりこの漫画でも出てきますが
忍者がその当時では一番強かった
のではないかと私は思います。
彼等は小さい頃から人を殺める術を
身に付けて夜に出ていく鍛錬をして
世に出ていきます。
こんな人間はやはりどんなに
剣術などの鍛錬をしても厳しいと
私は思っております。
これを言ってしまってはこのマンガを
否定することに繋がってしまうかも
しれませんか・・・。
でもこのマンガを読んでいると
色々考えさせられましたね。
もしかして忍者最強説は
崩れていくのかなと・・・。
とにかく読み応えある作品で
私はあっという間に全巻を
読みました。