タイトル | おとなの時間 |
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原作・漫画 | 山田こもも |
出版社 | 小学館 |
見られてしまった!しかも先生に――!
蜜香は
友人の前では大人ぶっているが
実は全く男慣れしていない女子高生。
ある日ホテルの前で男に逃げられるのを
高校の生活指導の加賀先生に
見られてしまう!
先生と生徒の禁断の恋!?
大人気作家、山田こもも作
胸キュンラブストーリー!
おとなの時間のあらすじ紹介
女子高生の立花蜜香(みつか)は
友人には大人ぶったことを言って
男慣れしている風を装っていた。
この日蜜香は彼氏とホテルに来たが
勇気が出ず、入れなかったため
愛想を尽かされ彼氏に逃げられてしまった。
そこに生活指導の加賀が通りかかり
見つかってしまう――
加賀は人当たりが良さそうなタイプで
誤魔化せそうだったので
蜜香はその場をやり過ごそうとした。
しかし加賀は学校にいるときと
全く違った態度を示す。
終電が過ぎた時間を理由に
加賀は蜜香を
強引にホテルに連れ込んで・・・?
おとなの時間のネタバレと今後の展開は?
ホテルの部屋に入った蜜香に
加賀は服を脱げと言い出した!
加賀は動揺する蜜香にせまり、
蜜香はつい本音をさらけ出してしまう。
加賀はそんな蜜香に対し、
大人ぶらないほうがいいと言う。
そして加賀はある取引を持ち出した・・・
加賀は教師のかたわら小説家をしていて
その為に
女子高生の生態を研究したいのだと言う。
蜜香を取材すると同時に
蜜香のフラレ体質も改善すると言うのだった。
次の日、蜜香がホテルで
彼氏に逃げられたことが
学校で話題になってしまっていた――
実際は蜜香が振られたのだが
本当のことが言えず、
また大人ぶったことを言ってしまう蜜香・・・。
一方加賀も、学校では相変わらず
ニコニコと優しい先生をよそおっている。
蜜香は昨晩、加賀に
マフラーを貸してもらったことを思い出す。
加賀の本当の性格に触れた蜜香は
気持ちが揺れ動く・・・。
ある日蜜香が生徒指導室で
加賀の書いた小説を見つけると、
それは官能小説だった。
蜜香は自分への取材は
官能小説のためなのか?と聞くと
加賀は蜜香にキスをしてきて――?
おとなの時間の読んでみた感想・評価
この作品は、先生と女子高生の恋愛という
王道のラブストーリーかなと思いきや
蜜香の一方的な話ではない所がいいです。
先生である加賀が気持ちを抑えられなくて
あふれてしまうところなど、
読んでいてドキドキしてしまいました。
こんなことまで学校でしてしまうの?
というシーンは
ページを戻して見直したほどです・・・。
よく考えると、結構積極的な先生で、
違う意味でもドキドキさせられます。
また、主人公の蜜香は今までの恋愛では
大人っぽくふるまっていたのが、
加賀にはそうできないのが印象的でした。
笑ったり、泣いたり、嫉妬したり
加賀のことでは
心をつくろうことができません。
蜜香の恋する乙女の感情が
非常によく伝わってきて
とても共感できる部分でもあります。
それに対しての加賀の反応も
こんなことされたら、言われたら
たまらない!というもので、素敵すぎました。
二人の細やかな心理描写と
ドキドキするシーンがたっぷりで
夢中になって読んでしまう作品でした。
おとなの時間はこんな方におすすめな作品!必見
先生と生徒のラブストーリーが好き!
という方に人気の作品です。
この物語は、女子高生と先生という
禁断のラブストーリーとなっています。
作品の中では、主人公の切ない恋心が
その魅力的な人柄とともに描かれていて
思わず感情移入してしまいます。
それと同時に、先生側のあふれだす恋心も
しっかりと描かれていて
こちらの方にもキュンときます。
先生の性格もちょっと変わっていて
官能小説の小説家という設定なのに
全くエロくない!むしろ照れ屋・・・
しかし積極的であるのです。そこがいい!
先生と生徒のラブストーリーの常識を
打ち破ってくる先生の行動に
ドキドキしっぱなしです。
学校で皆に隠れながら二人で・・・
というシーンは本当にドキドキものなので
秘密の関係、が好きな方にはいいと思います。
しかし、先生と生徒という壁と、
取材という名目で始まってしまったが為に
主人公の不安は募っていってしまいます。
色々な障害がある中で
二人がどのように心を通じていくのか?
というところも、見どころの作品です。