タイトル | ビリオンドッグズ |
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原作・漫画 | 金城宗幸 芹沢直樹 |
出版社 | 講談社 |
私立一抹学園で刺傷事件が
起きてしまった!
刺されたのは生徒会長の
水沼一縷。
刺した人間は副生徒会長だった。
だが彼等は昨日までとても
仲良くしていた2人。
一体何故こんなことになったのか?
それは一縷がある計画を考えて
いたからだった・・・。
その計画とは一体!?
ビリオンドッグズのあらすじ紹介
体育館で演説中に突然
生徒会長の水沢一縷が
副会長の恭助に腹を刺された!
会場は騒然とするが一縷は
演説をやめずに生徒に訴えた。
「日本の若者達は自分を見失っている。
そして日本を変えるのはこの学園の生徒と
水沢一縷だけだ」と叫んで倒れ込んだ。
水沢は一命を取り留めた。
そのとき父であり市長が
飛び込んできた!
刺した人間を社会から抹殺すると
一縷に言うが一縷はそれだけは
やめてくれと父に言う。
父は一縷を褒め保健室を出て行く。
その後ろで一縷は父に対し
中指を突き出し真顔になっていた・・・。
彼は何を考えているのか!?
ビリオンドッグズのネタバレと今後の展開は?
一縷を刺した恭助はいつもの喫茶店で
ある人物と待ち合わせしていた。
文句を言っている恭助の後ろから
「一度でも遅れたことはない」
と言っていた男。
一縷だった。
彼等は顔を合わせ大笑いする。
2人はグルになり学校全体を
騙したのだった!
何故そのようなことをやったか?
一縷は恭助に計画を話し始めた。
一縷の父は市長だが暴力団と
関わり町の利権を握り選挙資金も
調達している。
一縷はこの街を腐らせているのは
父だと断言した。
そして色々なところから巻き上げた
金を何処かに隠していると考える
一縷はその金を奪う計画だった。
その隠した金額は30億と見積もる。
その金さえあれば人生なんでも
楽しめると画策した一縷と恭助。
そこで一縷は表の世界で情報を集め
恭助には学校を辞めてもらい
裏の世界で暗躍してもらう。
2人は「30億で結ばれた関係」になる。
改めて2人は手を組み言った。
「必ず2人で金を強奪する」と!
2人はその金を手にすることは出来るのか!?
ビリオンドッグズの読んでみた感想・評価
巻数は少ないですが
とても良くできた面白い
作品でした。
物語もそうでしたが
やはり良かったのは作画
ではないでしょうか?
この作画の方のマンガは
ほぼ全て読んでおりますが
毎回進化していると思います。
特に女性を描かせたらトップ
クラスに入るはずです。
絵がうま過ぎてその女性を
見入ってしまうと物語を
忘れてしまうのがガンですが・・。
内容的にも今回は社会を風刺した
内容になっておりますので
非常に楽しく読ませてもらいました。
最近は少なくなってきたのでしょうが
政治家と暴力団関係者の癒着は
酷かったと聞きます。
でも今も確実にある話です。
私は小さい田舎町に住んでいますが
その町長は当たり前の様にそのような
人間と飲み歩いています。
小さい町だからいいだろうと思って
いるのでしょうがそれは絶対に
許されないことです。
でも地元の人間は言う勇気がありません。
言おうものなら町から消されて
しまいますからね確実に。
でもいつかはそんなことも
無くなるでしょうね。
誰かさんが密告しますからね・・・。
ビリオンドッグズはこんな方におすすめな作品!必見
アクション好きな方にオススメします。
もし読まれた方は気づくかもしれませんが
この作者はとても絵が上手なので気づいたら
絵だけを見てるなんてことが出てきます。
なので私はこの作者の方のマンガは何度か
読み直ししますね。
何度読んでも楽しい作品ですので
苦になりませんし。
やはりこの問題が出てきますね
という感じの物語です。
皆さんはお金と友人どちらを
取りますか?
友人と言った方。
素晴らしいほどの偽善者ですので
是非とも今後は1人で生き抜いて
言ってほしいです。
お金といった方は当たり前の
事を言っているんですよ。
ふざけんなと思われている方も
いるでしょうが実際そうです。
私は数千人またはそれ以上の人間達を
相手にしていた金融業に勤めていました。
そんな中で腐るほど身内や
友人と呼ばれる方の崩壊シーンを
この目で見てきましたね。
おかげで人間不信になりますけどね。
もしかしたらこのマンガを読んだら
トラウマになるかもしれません・・・。
でもオススメします・・・。