タイトル | 阿・吽 |
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原作・漫画 | 阿吽社 おかざき真里 |
出版社 | 小学館 |
1571年比叡山延暦寺。
ここで織田信長軍により
攻め込まれ焼き討ちされた。
この場所にいた僧侶はもちろん
子供の首までことごとく刎ねる
凄惨な戦。
この戦がおこなわれた
約700年前にこの寺を
宗派の寺院とした人物。
最澄。
奈良仏教から平安仏教へと
変わる時代の物語。
阿・吽のあらすじ紹介
後の最澄と呼ばれる幼き子の広野。
広野は突然比叡をみると山に
光が見えたと言って泣き出した。
それは比叡山が焼き討ちされる
800年前のこと・・・。
母は広野に言う。
「比叡は父と子が欲しいと参った場所」
「あなたは並外れている子だから
人には見えないものが目に見えて
しまうのでしょう」と。
そんな広のも大きくなり
広野は仏門に入る事になった。
広野は母にお礼を言おうとするが
母の会話は途切れること無く
続き終に言えずに終わった。
母と子の縁が断ち切られたのだ。
ここから広野の厳しい仏門への
道が始まることになる。
阿・吽のネタバレと今後の展開は?
修行中の広野は弟子の羽取と
都にお使いに行く途中である女性と
山の中で知り合った。
その女性は2人に会うと
嬉しそうに一緒にお願いを
してくれと頼んできた。
2人はそれにならい合掌する。
そこで3人は別々の道へ進んで
行くと広野の耳に悲鳴が聞こえてきた。
それが聞こえた場所に走り
現場についた2人は驚愕する。
何と先程あった女性が強盗に
襲われていた。
2人が助けようとした時
その強盗は何とその女性の
首を切りつけたのだ!
強盗は逃げ帰る最中2人に言った。
「得意のお祈りで助けてみろ」
2人は死に物狂いで血を止めようと
するが一向に止まる気配はない。
やがて彼女は絶命してしまった・・・・。
広野は死んでしまった女性をみて
抱いて考える。
人とは何と重いのだ。
私は無力だ・・・・。
この時から広野は変わってしまった。
寺にある経典を全て暗唱できる
くらいに読み込み常に事件のことを
考える日々。
だが日々考え経典を読んでいくと
色々なことが新たに頭に浮かんでくる。
「正しさが人を救わない」
広野の考えは尽きなかった。
阿・吽の読んでみた感想・評価
阿吽とはよく考えられた題名ですね。
もしかしたら違うかもしれませんが
最澄と空海を表しているのでしょう。
私は仏の道というのは全くと
言っていいほど無知です。
無知ですがこのマンガを読んで
多少はわかったことがありあます。
このマンガの冒頭でもありましたが
信長時代にあった比叡山延暦寺焼き討ち。
これはあまり知らない人からすれば
信長は悪だと言う人が大多数でしょう。
私も同じ考えでしたが戦国の世では
仕方のないことだと考えておりました。
でもこのマンガを読んで考えが変わりました。
最澄が青年時代に仏道は間違った道へ
行ってしまったため最澄が変えようとして
様々なことをやり変えた。
その時も血なまぐさい事はなかったとしても
少なからずあったはずです。
もしかしたら信長時代にも同じような
ことがあり信長が比叡山延暦寺焼き討ちを
断行したのではないでしょうか。
これは私独自の考えですので
本当かわかりません。
でも私はそんな気がしてならないです。
関係者の方すみません。
色々なことを考えされられた
マンガですのでこのようなことを
考察してしまいました。
阿・吽はこんな方におすすめな作品!必見
今何かを悩んでいる方に
オススメしたいマンガです。
おそらく誰もが聞いたことがある
人物の最澄と空海の物語です。
私のように無神論者の人間には
わかりにくいというか考えられ
ない世界だと思っておりました。
でもまぁ多少分かることはありますが
私はどうしても考えを変えることが
数点あります。
一応先祖代々の墓はあり私もその中に
なんてことを言われていますが私は
家族等に散骨してくれと公言しています。
他にも葬式はやらないで欲しいと
言っているくらい私は無神論者です。
死んだ人にお金をかけその後の世代に
墓守など様々やらせるということが
私にはとても考えられない。
少しでも思い出してくれるなら
写真でもいいので飾ってくれれば
それで上等!
魂が永遠に残るなんてこと
間違いなくないのですから・・・。
何回忌まであるんでしょうかね?
それを毎年誰だかわからないのに
供養するのは何かの苦行でしょうか。
本当に罰当たりな人間ですね私は。
難しいものですね仏の道は。