タイトル | 激昂がんぼ |
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原作・漫画 | 田島隆 東風孝広 |
出版社 | 講談社 |
神崎と所長の確執から
約3年後の広島。
神崎は広島では名の売れた
中堅フィクサーとして
活躍していた。
そして今回彼が挑むのは
政治に関わる問題!
あるキャリア官僚と
出会ったことで神崎の
地位も変わっていく。
今度は政界へ「がんぼ」する!
激昂がんぼのあらすじ紹介
総務省から広島県庁へ
出向してきた二宮亮。
彼は若くして県庁の課長に
なっているが本来は出世コース
からは外れていた・・。
理由は分からないがおそらく
一流の大学を出ていないことが
原因ではないかと二宮は考える。
そんなとき母から保証人になって
欲しいと連絡が来たため母が営んでいる
スナックへと向かった。
そこにいたのは神崎守。
だが二宮はまだ神崎の素性を知らない。
二宮は保証人になることを
拒み続けていると神崎がある
提案をしてきた。
それは二宮が働く県庁で
あることをしてほしいとのこと。
それをやってくれれば色々
考えてやると言われた。
二宮は神崎の申し出を受けるのか!?
激昂がんぼのネタバレと今後の展開は?
受け入れることは出来ないと言う
二宮に神崎はとりあえず見て欲しい
人間がいると言われる。
そしてその場所に行くと先日庁舎に
母子福祉資金申請をしに来ていた母子だった。
その母子を見て神崎は二宮に言う。
「あの奥さんの旦那は莫大な借金を抱え
無理心中をしたが旦那だけ死に奥さん
だけ障害を残して生き残った」と。
二宮はそんなの神崎には関係ない
ことだと言い放つが神崎は言った。
「あの夫婦を追い込んだのは俺なんだ」
二宮は驚き下を向き何も言えない。
神崎はそれ以降も金を彼女に渡すが
全く受け取らないで困っていた。
その上役所は彼女の診断書がないと
申請は受け入れられないと言う。
それを聞いた二宮は神崎に
重い口を開き始めた。
「診断書さえあればいい」
二宮は神崎にならそのような診断書を
虚偽作成することは簡単ではないかと言う。
それを聞いた神崎は二宮を
役人らしくない発言で気に入る。
ここから2人の腐れ縁が始まり
官公庁または裏業界で旋風を
巻き起こすことになる!
激昂がんぼの読んでみた感想・評価
前作に引き続き面白い作品に
仕上がっています。
今回は官僚と裏の人間の話し
ですがかなりいい感じです。
私の感想としては神崎も
ここまできたかぁですね(笑)
あの地獄の土木現場から
広島の売り出しフィクサーまで
なったのは感動ですね。
まさかここまで来るとは
思わなかったのが本音です。
しかも今作は政治に絡んでいく。
この作中に様々なことが
描かれて官僚の皆さんは
耳が痛いのではないでしょうか。
でも官僚の方はマンガを読む時間も
ないでしょうし相手にしないと
思いますがね・・・。
でもまあ昔に比べれば今の
キャリアの方の不祥事は少なく
なっているのではないでしょうか。
色々なことに気を使い大変だと思います。
でも先日までの国会で
大騒ぎになった家計問題。
これは間違いなく癒着や
忖度はあったに違いないです。
ただたしかにお金などの問題も
あったと思いますがこれに関しては
野党の皆さんは騒ぎすぎだと思います。
もう少し実のある議論をしてほしいものです。
神崎もそろそろ政界進出ですかねぇ・・・。
激昂がんぼはこんな方におすすめな作品!必見
ビジネス裏業界が好きな人に
大変オススメします。
今作は神崎が中堅フィクサーとなり
キャリアの人間と物語を進めていく
話になっております。
一応前作の『極悪がんぼ』も
ありますがこの作品から読んでも
問題ないですよ。
ただ前作から3年後の話ですので
キャラが結構変わっているのが
楽しいので前作もオススメします。
この作中に出てくる市議の金子ですが
前作では裏の人間だったんです。
あとは神崎とは犬猿の中でした。
これだけでも楽しそうだと思いません?
面白いですよ(笑)
話に出てきた市議ですが
私は本当に金子のような人間が
市議になった人がいると思います。
こう言っては怒られてしまうかも
しれませんがすごく人相が悪く
目つきも怖い方いませんか?
最近テレビでもよく出ている
都議の方や周りの側近の方も
怖い顔していますしね・・・。
以前国会議員もやっていた
故浜田幸一さんも暴力団の
組長さんでしたし。
でもこういう人たちのほうが
色々変わっていくと思うのは
私だけでしょうか?
やはり今の時代は何かを変えないと
いけない時代だと思います。
でも変わらないんでしょうね・・・
今の日本は。
本当に神崎や金子みたいな人間が
政界に進出したら面白いと思います。
結構勉強になるマンガと思いますので
読んで損はないと思います!