タイトル | フルーツバスケット |
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原作・漫画 | 高屋奈月 |
出版社 | 白泉社 |
主人公は女子高生の本田透。
異性に抱き着かれると
十二支をつかさどる動物に変身してしまう
そんな特異体質を持つ、草摩家の一族。
そんな草摩家の人々と主人公との
ハートフルラブコメディ!
笑いあり、涙あり、
読んだ後は心が洗われた気持ちになれます。
フルーツバスケットのあらすじ紹介
主人公、本田透は事故で母親を亡くし、
家をなくし、テント暮らしをすることに。
テントを張っていた場所は同級生の美少年、
草摩由希の一族の敷地だった。
テント暮らしを許してもらうが、
土砂崩れが起こり、また家を失ってしまう。
そんなこんなで草摩家に居候することに。
しかし、草摩家には最大の秘密があった。
それは、異性に抱き着かれると
十二支の物の怪に変身するという特異体質。
ひょんなことから秘密を知ってしまい、
草摩の人々と関わっていくことに。
フルーツバスケットのネタバレと今後の展開は?
十二支の物の怪と猫の13人と本田透。
それぞれが抱えているものを
心の触れ合いによって癒していく。
ぶっきらぼうな猫の物の怪つきの草摩夾。
顔が美しく文武両道、鼠つきの草摩由希。
十二支の昔話にあるように猫は鼠にダマされ
十二支の宴会に参加できなかった…
そのせいか二人は仲が悪く、
互いを嫌いあっている。
由希は十二支の輪から出たいのに、
夾はその輪に入りたい…
それはなぜなのか?十二支の絆とはなんなのか?
彼らにしかわからないその関係を
第三者である透が関わることによって
どう変わっていくのか…
猫は十二支とは別の存在…
夾にはかわいい猫の姿とは別に
ブレスレットを外すと
怪物の姿に変身してしまう秘密がある。
猫つきは下げずまれる存在として存在し、
猫に生まれたことで母親を苦しめ、
死に追いやり、父親にも憎まれる。
そんな境遇ゆえに寂しさを抱える夾…。
草摩の中でも特別な存在で、
なんでも要領よくこなすように見える由希…。
実は母や兄に見捨てられ寂しさを抱えていた。
愛情という物がわからない二人は
透の優しさに触れ、変わっていく。
そんな中、透は夾が
高校を卒業すると幽閉されると知り、
彼を助けたいと思う。
草摩家を縛る絆は呪いと化していた。
呪いを解くために透は奮闘する。
フルーツバスケットの読んでみた感想・評価
とにかく心に染みる、名台詞がたくさん。
…何度も泣けました。
そして、
読んだ後は心が洗われた気持ちになります。
基本はギャグなので笑いあり、涙あり。
そしてキャラクターが皆、個性的で魅力的。
それぞれにバックボーンがあり、
辛い過去や抱えている思い…。
それを乗り越えていく姿は
ぐっと心に響きます。
普段は明るいキャラクターの
影の部分も魅力です。
そしてとにかく透がいい子!
敬語キャラで優しくて、かわいい。
こんないい子愛さずにいられません。
天然が入ってて、頑張り屋さんで
でも、芯が強くて、
相手のことを第一に考えてあげられる。
透の言葉でみんなが救われるように、
私にも響く言葉がたくさんありました。
こんな女の子になりたいと…憧れました。
なんでこんなにいい子なんだろう…
と思うけど、透にも過去にいろいろとあり…
物語は終盤に進むにつれて
様々な謎が明かされていき、
ストーリーにのめりこんでしまいます。
家族、友達、コンプレックス、愛、
それらについて深く考えられる作品でした。
フルーツバスケットはこんな方におすすめな作品!必見
少女漫画としては恋愛的ドキドキ感は少なめ
ですが、ニヤニヤはできます。
ラブコメというよりは
お茶の間ほのぼの系にちょっと不思議系。
セリフの一つ一つ、
キャラクター一人一人の個性が
愛しく思える作品です。
ドタバタ系ラブコメかと侮ることなかれ。
序盤からは想像できない壮大なストーリー。
すでに完結済みですので
最後まで、目が離せない展開です。
暗い展開にもなりますが
最後はハッピーエンドです。
悩みのある人、救いがほしい人、
優しい気持ちのなりたい人には
ぜひ読んで欲しいです。
ギャグ要素も結構強いので楽しく読めます。
絵もスッキリとした画風で見やすいです。
少女漫画だからと敬遠せず、
男性もぜひ読んでほしい作品です。
気持ちがスッと明るくなる、そんないい物語
読んだ後は、
誰かに優しくしてあげたいと思えるでしょう。
全23巻でアニメ化もされた人気作品です。
現在は続編も連載中です。
ぜひ一度読んでいただきたい作品です。