オキザリスの旗 長宗我部元親伝のネタバレと感想！あらすじや無料試し読み！

戦国の世。
四国の土佐に姫若子と呼ばれた男がいた。
男の名は長宗我部元親。

一領具足と呼ばれる
半農半土の民と共に土佐統一。

四国を制覇しいよいよ
豊臣秀吉との戦いに挑む。

後に南海の覇王と呼ばれる
長宗我部元親の激動の一代記がここに。

オキザリスの旗 長宗我部元親伝のあらすじ紹介

四国は土佐という国に
長宗我部元親という男がいた。

戦知らずの姫若子と呼ばれ
周囲から軽んじられていた。

しかし、数年かけて
自分の私兵とも呼べる仲間を作り上げていく。

元親の初めての戦は本山茂辰との戦い。

そう、自分の姉を妻としているこの本山茂辰と
闘わなければいけないのだ。

初陣は成功し勢いに乗る長宗我部軍であった
だが、当主である元親の父・国親が
病に倒れることで休戦。

国親は元親の跡目をたくし世を去る。

国親・元親それぞれに一領具足の私兵がおり
国親の死により仲たがいが起きる。

元親はこれをおさめることができるのか？

そして本山との宿命の戦い。
その先にあるものとは？

オキザリスの旗 長宗我部元親伝のネタバレと今後の展開は？

元親を跡目として認めない国親の私兵達。
元親を認めるには力を示せと、
味方でありながら戦いが勃発する。

模擬戦形式だったはずが
国親の私兵達は子供達も含めてみな殺気だつ。

これは模擬戦ではなく本気の戦いだと
元親とその私兵達は恐ろしさを覚える。

味方は次々と倒れるものの
元親は一人で立ち向かい、
国親の私兵の頭領・良部と対峙する。

負けを認めるのは簡単だが
元親は負けを認めない。

それは「長宗我部の全てに負けを認める」
ことになるから…。

そして元親は四国を統一し
天下に抵抗すると宣言する。

そうなれば長宗我部の土地も四国も守れると。

これを聞いた良部は
国親の言葉に従って行動していていた
と事実を告げる。

国親は自分がもしこの世からいなくなった時に
元親を見定めてくれと良部達に頼んでいた。
もし信用できる奴であれば支えやってくれと。

新たに強力な仲間を手に入れた元親は
宿命の本山家との戦いに向かうのである。

本山家との戦いでは
当主の茂辰は積極的に討って出ようとはせず
守りを固める消極的な策をとる。

時代の成り行きを見て、
元親にこの土地を任せようとする。

戦国の世は争うことからしか
何も生まれない訳ではない

次の時代・世代に後を託す茂辰の気持ちは
元親の姉である蘭に「生まれた時代が
早すぎただけ」と言わしめる。

病を患っていた茂辰はこの世から消える。

茂辰の子供達は自ら命を捨てようとするが、
元親は義理の兄である茂辰の気持ちをくみ、
子供たちを一喝。

義兄の想いを継ぐ、力を貸してくれと伝える

元親は初陣の頃より
2人の弟と共に戦いを続けていた。
親貞と親泰である。

親貞は元親の片腕として
武勇に優れた武将ぶりを発揮していたが
病には勝てずにこの世から去る。

時は過ぎ、
豊臣の軍勢が四国統一を目的として
戦いを挑んでくる。

元親の嫡男・信親も
自らの私兵を集めこの戦いに挑む。

歴史に名を刻む。
誇りを胸にいざ豊臣に立ち向かう。

オキザリスの旗 長宗我部元親伝の読んでみた感想・評価

この作品は戦国時代の作品としては
あまり題材として取り上げられてこなかった
長宗我部元親を題材にしています。

この長宗我部元親は一代で四国を平定し
「土佐の出来人」と言われた人です。

もしかしたら長宗我部盛親という名前が
長宗我部家では有名かもしれません。

江戸時代に起こった大阪の陣で
豊臣方についた浪人衆の1人ですね。

この盛親は元親の四男とされています。

元親の子供時代に仲間を作っていくことと
本山家との戦いという
2本のストーリーが主となっています。

一領具足について掘り下げて書いています。
本山との戦いは
歴史上とても小さな戦いなのです。

それらが書かれていることで、この時代は
こういう戦いが本当に多かったのではないか
と思うこともできます。

それぞれのキャラクターがとても個性的で、
中には演出が過剰ではないか？
という箇所も出てきます。

この当時の戦国時代は
このようなことが、
それこそ普通だったのでは？と思えます。

終盤は話しが早く進んでしまっていますが、
細かいストーリーが続いていただけに
もっともっと細かくみたかった作品です。

オキザリスの旗 長宗我部元親伝はこんな方におすすめな作品！必見

戦国時代が好きな方は
この作品は面白いと思います。

仲間が増える、親の死…そして戦い。

王道とも言えるこのストーリーに
戦国時代をからめた漫画で面白いです。

全4巻と手軽に見れるともいえます。

ぜひお時間があれば
見てみてはいかがでしょうか。

歴史ものが好きな方やバトルが好きな方、
読んでみて欲しいです。

軍師のような存在もでてきて、調略したりと
それこそ戦国時代ならではとも思えますよね。

土佐の地方のお話しです。

四国の方や高知県の方は
自分の先祖がどのような人だったのか？
そういう視点からも読める作品だと思います。

それと、この漫画は
別れが多く描かれているのも特徴です。

この時代は今の世とは少し違い
愛する人が
すぐ目の前からいなくなってしまう…。

そして、それを経験しても
すぐに前を向いて歩かなければいけない
という時代だったと思います。

そういう意味でも
人間味あふれるストーリーが好きな方にも
おすすめな漫画です。

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