タイトル | さんすくみ |
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原作・漫画 | 絹田村子 |
出版社 | 小学館 |
舞台は奈良と京都。
男子高で出会った3人の男子、実はそれぞれ、
お寺、神社、教会の跡取り息子であることを
仲良くなった後に知ります。
それぞれの宗教一家に生まれた大変な事を
共有したり、協力したりしていきます。
大学生…それぞれの家で仕事を始めてから…
時が少しずつ経過しながら、
物語は進んでいきます。
基本的にはギャグ要素が強く、
読んでいてほっこり、
心穏やかになるような内容です。
さんすくみのあらすじ紹介
お寺、神社、教会の
跡取り息子である3人の男子。
奈良県の男子校で、
お互いの素性をしらないまま仲良くなります。
お互い、素性を必死に隠しているのですが、
ある時旅行先でのハプニングで
それぞれの素性がバレてしまいます。
それ以降、3人は互いの悩みを共有したり、
困難を協力して乗り越えていきます。
その日常の様子が
面白おかしく描かれていてほっこりします。
お寺、神社、教会の
自分の知らない風習も出てきて興味深いです。
この3人は、
読者からしたらイケメンに見えます。
しかし、なかなか彼女ができず、
お互いライバル心を燃やしながら
恋人を探している様も面白いです。
また、奈良、京都が舞台であり、
実際にモデルにしていると思われる3人の
出身男子高や神社なども現地に存在します。
そのため、奈良、京都に住んだ経験があれば
より臨場感が味わえると思います。
さんすくみのネタバレと今後の展開は?
読者からしてみると、
誠実で真面目で身長も高くほどよくイケメン。
どうして彼女ができないんだろう、
と思う3人なのです。
ですが、交際女性には苦労しているようで、
多くの話のなかで、3人が恋人ができず
奮闘している姿が描かれています。
巻が進むにつれ、それぞれに
女性の影がちらついてはくるのですが・・。
ギャグ要素が多く、
時の流れがゆっくりなので、
なかなか進展はありません。
少しずつですが、
確実に進展をしていきますので、
そのあたりも楽しみに読めると思います。
他宗教に寛容な日本ならではの漫画
3人ともがそれぞれの宗教に対して
リスペクトして共存してます。
お互いの家のイベントのピンチには
もちろん協力して助け合います。
最初はギャグ要素が多く失敗ばかりですが、
3人がだんだんと成長して、
立派な跡取りに育っていく様子も必見です。
自分の子供が育っていくような感覚で
心温かく見守る気持ちで
楽しめる作品だと思います。
さんすくみの読んでみた感想・評価
ドキドキハラハラはなく、
心が穏やかになる漫画です。
ゆっくり落ち着きたいとき、
心が沈んだ時に読んで元気になりたい漫画。
私は奈良京都に住んだ経験があります。
そのため、モデルになったと思われる
男子校や神社、大学も想像できて、
臨場感あふれて楽しく読めました。
実写ドラマ化か映画化したら
おもしろいんじゃないかなと思います。
イケメン塩顔男子たちと濃い顔のイケメン
誰に演じてもらうのがいいかな?
と考えるだけでも楽しいです。
実現不可能なアクションがあるわけでもなく
うまく実写にできるのではないかな~
と期待しています。
内容としては、
20歳代以上の女性向けかなと思います。
ドロドロ、ドキドキ、
ハラハラ、暴力などではなく、
ほっこりしたい人向けですね。
絵はもしかしたら好みが
分かれるかもしれません。
ですが、線が丁寧で写実的ですし、
どこか穏やかで落ち着くと言う感じで、
私は好きです。
この作者の次の作品も読んでみたのですが
なかなか面白かったです。
さんすくみはこんな方におすすめな作品!必見
穏やかに笑いたい人に読んで欲しいです。
激しい恋愛要素はないので、
穏やかな日常を描いた漫画です。
例えば、ごくせんの森本梢子先生、
佐々木倫子先生の『動物のお医者さん』、
『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生。
そんな、くすりと笑える作品、職業ものが
好きな人は大好きだと思います。
この漫画には舞台が奈良だけあって
鹿がけっこう登場するのですが、
動物の書き方がすごく上手です。
絵や文字の感じも少し
佐々木倫子先生を思わせるところがあります。
ネットでは佐々木倫子先生の
アシスタントさんだった方では?
という噂も出ていました。
もしそうだとしたら…
納得という感じの作風です。
私は佐々木先生の漫画が大好きなので、
さんすくみもすごく好きになりました。
私は、ちょっと疲れた時に
心のリフレッシュで読んだりしていますね。
その他、奈良、京都方面にお住いの方は、
「これのモデルはあそこだな」とか
想像しながら読めるので楽しいと思います。