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逃亡花のネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

逃亡花

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 逃亡花
原作・漫画 香川まさひと 和気一作
出版社 ヤングコミック

主人公の小園井咲子は、
何者かによって自分の愛する夫を奪われ、
駆け付けていた警察に逮捕されてしまう。

無罪を主張するも、夫が自分を殺した犯人が
咲子であると告げた事実が動かぬ証拠となり
だれにも信用されなかった。

弁護士を雇うも裁判で敗れる。

しかし、わずかな隙を突き
裁判所から脱走する。

自分の亡き夫のため真犯人を追及する。

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逃亡花のあらすじ紹介

主人公の小園井咲子には最愛の夫がいた。

しかしある日、
咲子が残業で夜遅くに帰宅している途中、
背中に刺青をした男を目撃。

それを避けるようにして自宅に到着する。

しかし家に着くと咲子は、
夫が居間で倒れて死んでいるのを
目の当たりにする。

夫の死に動揺するのも束の間、
ちょうど自宅に居合わせた警察官から
事情徴収を受ける。

夫は死ぬ直前に警察に通報し、
ちょうど警察官が家に居合わせていた。

咲子は、自分は無実で帰宅途中に見た
刺青の男が犯人ではないかと弁解する。

しかし、瀕死の夫が電話越しに
「刺された、咲子に」と言い放ったという。

応援に駆け付けて来た警察に逮捕されてしまう

逃亡花のネタバレと今後の展開は?

咲子は逮捕され取り調べを受ける。

自分は夫が殺される前には
自分は家にいなかった
と一貫して無罪を主張する。

しかし、夫が電話越しで
咲子が刺したと言ったことを
根拠に警察はまったく信用しなかった。

その後地方裁判所へ出廷することとなり、
弁護士を探すことになる。

必ず無実を証明すると咲子に約束してきた
仲田が弁護を請け負うこととなる。

咲子は判決の日の早朝、
自分の最愛の夫のために決意する。

彼奪った真犯人を必ず見つけ出し、
自分が無実であることを証明すること…
を心に刻む。

しかし咲子の自宅に落ちていた
血痕の付いた包丁…

咲子によって刺されたという亡き夫の一言が
動かぬ証拠となってしまう。

結果、仲田の主張は退けられる。

咲子は夫を殺害した刑で
20年の懲役を言い渡されてしまう。

その瞬間咲子は法廷を飛び出し、
その場で傍聴していた男に
ナイフを突きつけて観客に向けて脅す。

辺りが騒然しているすきに
なんとか裁判所から脱走する。

その後咲子は警察の手から逃げ切り、
真犯人を探り出そうとする。

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逃亡花の読んでみた感想・評価

自分の最愛の人を奪われた挙句、
その殺した事件で自分が罪を問われてしまう…。

いくら自分が無実を表明しても
信用してもらえないといった、
もどかしくてたまらない内容だった。

袴田事件や島田事件のかつて多くの人間から
「加害者」と思われてきたが、
事件とは全く無関係だった被害者。

冤罪を着せられ人生を棒に振る可能性も
ゼロではない。

罪の大小はさておき、本作を読んで、自分も
もしかするとそのような運命をたどってしまう
…のではないかという不安が頭をよぎった。

自由な身である自分が、ある日から突然、
身に覚えのない罪で塀の向こうへ
行かなければならないことを想定する…。

私は警察や司法機関に対する
不信感も若干感じた。

私の勝手な予想であるが、
この作品が一番伝えたいこととは…。

自分が正しいことを主張するが
だれにも信用してもらえないことも
…あるかもしれない。

そこでくじけたり諦めたりせずに
自分の考えを貫き通さなければならないこと
が重要であるということではなかろうか。

逃亡花はこんな方におすすめな作品!必見

老若男女問わず多くの人に読んでもらいたい。

『袴田事件』『島田事件』などのような
戦後日本で起きた最悪の冤罪事件。

痴漢などの比較的軽い罪でも自分の名誉を
大きく汚し、社会に復帰することが
困難になりかねない事件に関する冤罪。

そういったものに、
少しでも興味のある人間に対して
私はこの作品を推薦する。

この作品を読んだ人間は、
見ず知らずの罪に問われるかも…

無罪を訴えても動かぬ証拠を
刑事や検察官に突き付けられるかもしれない
と思えるだろう。

冤罪…そういった運命をたどる可能性が
100パーセントないとは言い切れない
ということを再認識するべきである。

犯罪に直接関係ないが、
例えば、自分がやっていないことに対して
罪をかぶせられたことのある人間

そんな人はこの作品を読んで
シンパシーを感じるのもいいことだと思う。

またこれと似たような作品に
「囚人リク」という漫画作品がある。

この作品は主人公のリクが
「逃亡花」の咲子と同じく、身に覚えのない
殺人事件で懲役30年の刑が確定する。

しかし、収監されてしまうも諦めずに
刑務所から脱獄することを
図るストーリー仕立てとなっている。

この作品も面白いので、同時に紹介する。

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