タイトル | キスよりも早く |
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原作・漫画 | 田中メカ |
出版社 | 白泉社 |
「キスよりも早く」は田中メカ原作の、
高校教師と現役女子高校生が結婚、
という禁断の(?)ラブコメディー。
胸キュンあり、笑いあり、
やんちゃなシーンあり
と見どころ満載!
登場人物のキャラもそれぞれ
愉快で楽しいところもポイントだ。
主人公の性格もギャップがあって可愛らしく
好感が持てる作品となっているので
多くの人に読んでもらいたい作品。
キスよりも早くのあらすじ紹介
高校2年生の梶文乃は、
まっすぐな性格で弱いものを守るためには
すぐに手が出るタイプ。
文乃の担任尾白一馬は、
地味なメガネの英語教師。
一見正反対に見えるこの二人だが、
実は結婚している。
両親を亡くし
路頭に迷っていた文乃と弟の鉄兵。
そこへ尾白が結婚して一緒に住もうと
家に連れて帰ってきてくれたのがきっかけ。
居心地のいい空間、鉄兵の笑顔…
文乃は幸せを感じるとともに、
尾白の見せる優しい表情に心惹かれていく。
そんな時、学校では尾白が
女生徒を家に連れ込んでいる
という噂が広がっていた…。
自分のせいで
尾白がクビになってはいけないと、
文乃は鉄兵を連れて家を飛び出してしまう。
キスよりも早くのネタバレと今後の展開は?
文乃が鉄兵を連れて家を飛び出した時、
鉄兵は機転をきかせる。
そして、尾白にご褒美としてもらっていた
飴玉を道に落として行く。
尾白は
道に飴玉が転がっていることに気が付き、
文乃たちを見つけることができた。
「逃がすかよ」と文乃を抱きしめる尾白…。
尾白は教師という職も
文乃も鉄兵も守ると宣言する。
その言葉を聞き、
安心して泣き崩れる文乃だった。
結婚生活も1か月を過ぎたが、
文乃は尾白とキスすらしていない…
状態が続いていた。
女としての魅力が自分にはないのかと、
自信を無くす文乃。
セクシーな下着を着てみても、
一緒に寝ようと誘っても
全く動じない尾白にへこんでいた。
そんなある日、文乃は
学校でいきなり尾白に抱きしめられる。
文乃はドキドキしてしまう。
しかし、そんな場面を
携帯のカメラで撮っていた生徒らがいた。
文乃はその写真をネタにおどされ、
連れて行かれるとそこには
過去に文乃にやられた男たちが待っていた。
もう駄目だ…とあきらめかけた…
その時、尾白が現れて・・・?
キスよりも早くの読んでみた感想・評価
①先生に守られるシチュエーションに萌える
結婚相手が先生。
見た目は弱そうなんだけど実は強くて、
いざという時にさっと現れて
守ってくれるというのが凄くいい。
元ヤンだからケンカが強いので、
男性的魅力もあるが、精神的にも大人で
包容力もあり、優しいのもポイント高い。
家の中だけではなく、
学校でも守ってくれるなんて…
こんな幸せなことは無いんじゃないか…
と思ってしまう。
先生と生徒という禁断の愛という設定なのに
暗さが無いのは、絵がさわやかで
登場人物に笑顔が多いからかと思われる。
主人公もさっぱりとした性格で、
正義感が強く女にもてるタイプ
というのが好感が持てる。
尾白はメガネをはずせばイケメンで
女生徒にも人気が出そう…。
やっぱり、ぶりぶりした女よりも、
こういう文乃のような男にこびない女が
主人公の方が私は好きだ。
②弟が可愛すぎて萌える
弟の鉄兵が可愛くてたまらない。
こんな悲惨ともいえる状況の中で、
よくこんなに素直に可愛い性格の子供が
育ったもんだと感動すら覚える。
こんな男の子だったら…
私も毎日飴玉あげたい。
特に、2人が尾白の家を出た時、
ホームで鉄兵が文乃を引きとめたシーン…
そこで、鉄兵の言った台詞は
自分のことを考えて言ったものではなく、
文乃の気持ちを考えてのものである。
この年齢の子供にして、
とても優しく姉思いのもので、涙を誘う。
こんな弟がいたらいいなぁ…と、
勝手な妄想をして楽しんでしまう。
キスよりも早くはこんな方におすすめな作品!必見
「先生との恋愛にあこがれる」
という人に向いている作品。
この作品は高校生の主人公が、
担任の教師といきなり結婚…。
そからの恋愛というストーリーなので、
先生との恋愛、もしくは結婚という話が
好きな方には読んで欲しいです。
「キスよりも早く」という題名の通り、
二人の間にエロは未だにありません。
恐らくこれからもその類のことは
…大っぴらに描かれることは無いでしょう。
この作品はあくまで二人の恋心を
中心に描いていくもの。
基本爽やかで平和、
優しい世界が広がっています。
先生と生徒の恋愛ものを読みたいけど、
ドロドロしたものはちょっと・・・という方
にはとても向いている作品です。
また、「ラブコメが好き」という方にも
読んで欲しいです。
なぜか分かりませんがこの主人公は
…毎日コスプレをさせられています。
しかしそれはエロではなく、
あくまでお笑いとしてのコスプレなのです。
隣人の龍をはじめ登場人物の性格も
コメディ路線で、突っ込みが激しい…。
本筋の恋愛ストーリーとは別に
お笑いの要素が
たっぷり盛り込まれています。