タイトル | リアルアカウント |
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原作・漫画 | オクショウ 渡辺静 |
出版社 | 講談社 |
国内最大級SNSであるリアルアカウントは
国民に必要不可欠なもので
国民は日々それを楽しく使っていた。
しかし、あるときリアルアカウントの世界に
ユーザ1万人が閉じ込められてしまう。
その中には主人公、柏木アタルもいた。
彼らは「フォロワー0人になると即死亡」
「中の人が死ぬとそのフォロワーも死亡」
という条件のゲームに挑む…。
そんな、人のツナガリに関連した
過酷なゲームに挑み、
この世界からの脱出を目指す。
リアルアカウントのあらすじ紹介
国民皆が平和に暮らしていたある日、
国内最大級SNSであるリアルアカウントの
世界にユーザ1万人が閉じ込められる。
その中には周りの友達に自分を偽り、
ネット依存である主人公、柏木アタルもいた
主人公をはじめ、混乱の渦の中…
「フォロワー0人になると即死亡」
「閉じ込められた人が死ぬと
そのフォロワーも死亡」
そんな理不尽なルールが振りかざされる。
まだ状況が整理出来ない中で
最初の洗練はスタート…。
続々とフォロワーが0人になる人が出てきて
半分以上が
最初の洗練でいなくなってしまった。
アタルは妹のユリを巻き込みたくないと思い
自ら命を絶とうとするが何者かによって
フォローされ、一命を取りとめる。
生き残った人たちで次のゲームへと進む…。
そこでアタルはゲーム進行者の
人々に対する発言に腹が立ち、
つい熱く語ってしまう。
そういうことをきっかけに仲間に巡り会い、
一緒にゲームをクリアしようと
突き進んでいく。
果たして彼らは数多の困難を乗り越えて
ゲームを全てクリア出来るのだろうか…
リアルアカウントのネタバレと今後の展開は?
最初のゲームは「リアルフォロワー診断」
「中の人が死ぬとそのフォロワーも即死亡」
そんな条件がある中で
命をかけて閉じ込められた人を守ろうとする
フォロワーがいるか診断するゲームである。
主人公のアタルには
1500人以上フォロワーがいた。
しかし、むなしくも妹であるユリ以外には
フォローを切られてしまう。
最後の一人であるユリを
巻き込むわけにはいかないと
ブロックをして自ら命を絶とうとする。
だが、ブロックしたときに誰か分からない
謎の人物からフォローされ、
一命を取りとめる。
次のゲームは「ノーアンサー」
自分がイケメン・カワイイと思う人は○、
普通だと思う人は△、
ブサイクだと思う人は×のゼッケンを選ぶ。
無作為に選ばれた審査員5人に
自分の容姿を判定してもらう。
5人の答えで一番多いものと
自分の答えが一致していれば
クリアというゲームである。
容姿がはっきりしている人は自信を持ち、
ゲームに挑んでいく。
その一方で、普通でどちらとも言えない人は
ゲームに挑むことに尻込みしてしまう。
そんな中でゲーム進行者マーブルは
ゲームへ挑まないと殺すという
おどしをかけ皆をゲームに参加させる。
この追い詰められた中でアタルは
ゲームの裏道とも言える方法を発見し、
多くの者をクリアさせることに成功する。
しかし、その方法は完璧ではないことを
マーブルに指摘されてしまう。
その方法で死んでしまった人たちは
死なずに済んだことを認識し、
罪の意識にさいなまれる。
そのとき、ゲームの中で出来た仲間に
暖かい言葉をかけてもらえて
なんとか復活する。
果たしてアタルは今後も頭の回転で
ゲームの攻略法を見つけて、この世界から
脱出することが出来るのだろうか。
リアルアカウントの読んでみた感想・評価
現実の世界で言うツイッターを題材にした
サイバイバル漫画で
個人的にはとても取っつきやすかった。
ツイッターの仕組みを利用してゲームも
作られているため、どういうゲームか
一つの説明ですぐに分かることが出来た。
これってどういうゲーム内容だったっけなど
思うことがないので
途中で読み直す必要がない。
ゲームに挑む中で、追い詰められたときの
普通の人間の真理が巧みに描かれている。
その普通の人間とは違う
信念を持った主人公には魅力を感じる。
主人公は自分の経験を元に
人の気持ちを第一に考え、
熱くなると止まらず人情が感じられる。
また、ゲーム中にも諦めることなく、
挑む姿は自分も学ぶものがあるのでは…
と感じさせてくれる。
そして、主人公の仲間になった人たちも
みんないい人。
いい人にはいい人が寄ってくるというような
いい教えになっている気もする。
もちろん、
今後の展開でどうなるかは分からない。
みんないい子で死んでほしくないという風に
感情移入出来るキャラがたくさんいる。
このように読者に感情移入させるキャラを
多数生み出す本作品は
非常にいいものだと感じた。
リアルアカウントはこんな方におすすめな作品!必見
ツイッターを題材にしているところから
ツイッターをやっているであろう若者には
取っつきやすい作品であるのかなと思う。
また、このような死を伴う作品のため、
そういうデスサバイバル系が好きな人達には
たまらない漫画だと思う。
サバイバル系漫画のいいところは
このキャラには死んでほしくない
という思いが芽生えること。
本作品ではそういうキャラを
たくさん見つけることが出来る。
サバイバル漫画のいいところを
しっかり体感できるため、
そういうことを感じたい人にも向いている。
また、ゲームそのものだけでなく、
サバイバルゲームをクリアしていく中で
芽生える友情や仲間との絆も見所。
そういう点を大事に思う人に読んで欲しい。
その中で裏切りや新たな仲間との出会いなど
今後の展開が非常に気になる漫画…。
自分で今後はこうなるのではないかと
予想して当たるか外れるか予想するのが
好きな人にも読んで欲しいと思う。