まじめ系クズの日常のネタバレと感想！あらすじや無料試し読み！

一見真面目そうだが、実は「まじめ系クズ」
そんな真島九澄の高校生活を描いた
学園コメディーです。

適当に周りを見下し、かつ順応しつつ
できるだけ力を抜き、
高校生活を楽しもうとしていた真島。

ですが、個性豊かな仲間たちが
巻き起こすトラブルに巻き込まれたり…

クズであることがバレそうになったり…
となかなか一筋縄ではいかない
現実に直面していました。

まじめ系クズの日常のあらすじ紹介

品行方正に見えるが、
実はやたらと腹黒かったり、他人に仕事や
責任をなすりつけたりしている真島九澄。

彼は大小様々な手抜きテクなどを活用して、
できるだけ楽に学園生活を乗り切ろうと
全力を尽くしていました。

しかし、
熱血真面目一本槍の清川になつかれたり…
超パワー系不良の恐田に興味を抱かれたり…

真島の求める「平穏」を揺るがす要素は
次から次に出てくる。

それでも、「やればできる」と言うより
「やらなくてもできてしまう」…

そんな言葉が適切なほど基礎能力が高い
真島はどうにかやり過ごしていく。

しかし、有能さは
なかなか隠し切れるものではない…

恐田や他の仲間たちからの関心は
いよいよ高まっていくのでした。　

まじめ系クズの日常のネタバレと今後の展開は？

授業や宿題をこなす時のように、
人間関係においてもできるだけ手を抜き、
周りとの波風を立てないように努める九澄

クラス一のワル、恐田は、
自分と全くタイプの違う九澄に興味を抱き
本性を知ろうとテーマパークに招待します。

しかしそこでも九澄は、
エア・ホッケーゲームで
恐田を倒します。

そして、自分にはまったく負担がかからない
理想的な立ち回りのもと、清川と恐田の仲を
修復するというファインプレイに至ります。

その後も夏休み中にケガをしたり
自分と同じ種類の転校生の少女と
ぶつかり合ったりしてきます。

そのようにして九澄は、
次第に学園生活というものを
楽しむようになっていきます。

もちろんそこに至る道は平坦ではありません

真面目一徹の清川から
恋のライバルとしての意識を持たれたり、
恐田から本気で一目置かれるようになったり

あるいは、転校生少女と「偽装デート」で
打ち解けたかと思えば、自分の余計な一言が
原因で股間蹴りを食らうハメになったり…

色々な目にあっているのが最近の真島です。

まじめ系クズの日常の読んでみた感想・評価

あらゆる局面で効率的に手を抜けるばかりか
状況を活かして人を使うことまでできる
真島は学園モノの主人公としては優秀。

自分の性格に幻想を抱いてもいないので
限界を知っており深入りすることもなく、
慎重に動くことにもたけています。

しかしそういった立ち居振る舞いを
繰り返すことで望まない形で
能力の高さを示す結果となります。

そのため、人の注目を集めるのは皮肉ですが
真島にとっても悪いことではないのでしょう。

回が進むにつれ
真島を中心とした世界に仲間の輪が広がり、
真島に興味を持つ男女が増えていきます。

彼が根っからの「クズ」ではないと
親しい仲間も熟知してきているから
…かもしれません。

さらに、
真島と同種の転校生が登場したことにより、
物語はいっそう盛り上がりを見せています。

似た者同士なのでこのまま付き合い始めたり
…なんて…考えてしまうぐらい
ラブコメ色も強くなっています。

ただ、真島はあくまで真島であり、
いきなり「いい人」になったりはしたいので
その点には安心感があります。

清川や恐田が変わりつつあるのも、
真島という自分とは違う人間と
付き合っているからだと思います…。

最近の展開は「クズ」っぽく見える真島の
クラスや集団を主導するだけの潜在能力が
開花しつつあるように見えます。

「まじめ系クズ」という看板からの共感を
ネタにしただけではなく…

より普遍的な学園モノとしての魅力が
前面に押し出されれてきたのは
個人的には高評価です。

まじめ系クズの日常はこんな方におすすめな作品！必見

この物語は、とても真面目なキャラとも、
悪の限りを尽くす「クズ」ともまた違う、
「まじめ系クズ」を主人公にしています。

つまり、手の抜き方や心の持ちようが
他作品の主人公に比べて
より現実に近い感じです。

真島の細かな手抜きテクは
「あるあるネタ」として面白さに満載です。

また、他人に負荷を負わせても
積極的に悪事をしない
真島のバランス感覚が絶妙。

読者が不快感を覚えるレベルには
決して至らない分、開き直りからの
一種の清々しささえ感じることができます。

話が進むにつれ、清川や恐田、
みっちゃんといった、真島とはタイプの違う
仲間たちとの行動が増えていきます。

正統的な学園コメディの色も強まっていき、
最近ではラブコメの要素も見えてきました。

思い切り笑えつつも、真島のクレバーさに
舌を巻いたり、あるあるネタに共感したりと
色々な感情がいい意味で刺激される作品。

これまでとはちょっと毛色の違う
コメディ作品を探している方…

部活や荒っぽいヤンチャではない
高校生活ネタで盛り上がりたい方…

そんな方に読んで欲しいです。

なお、真島は年相応に
エロいところがある男子ですが、
どぎついエッチシーンは出ていません。

そうした部分が苦手な方にも
安心してお読み頂けるかと思います。

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