タイトル | 美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ |
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原作・漫画 | 藤森治見 |
出版社 | ぶんか社 |
整形により美しい顔を手に入れた
女の復讐ストーリー!
第二次世界大戦が終了した頃の日本。
ブスに生まれたことにより、いじめられ、
家族まで失った女は…
整形により美しい顔を手に入れた。
生まれ変わった彼女が望むことは…
復讐、その二文字のみ。
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~のあらすじ紹介
第二次世界大戦末期の日本。
主人公のハナは日本の戦力地であった
樺太の女学校に通っていました。
みにくい顔立ちだったハナは、
大会社の令嬢である高島津絢子を中心とした
同級生に壮絶ないじめを受けていました。
そのいじめにより、
ハナは学校を追い出されたうえ、
心の支えであった母と弟まで失います。
一人生き残ったハナは、
整形手術により美しい顔を手に入れます。
そして、かつて自分をいじめた…
同級生たちへの復讐を始めます。
復讐のためだけに生きるハナの行く末は!?
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~のネタバレと今後の展開は?
まず一人目…
美しくなったハナが向かったのは…
とある旅館…。
かつてハナをいじめていた敏恵という女は
そこの跡取り息子と結婚し、
女将として何食わぬ顔で働いています。
ハナは偽名を使い、
仲居としてその旅館で働きだします。
美しく、よく気がきくハナに、跡取り息子は
だんだんと好意を抱くようになります。
敏江の嫉妬心を利用し、
ハナは彼女から全てを奪うことに成功します。
次にハナが向かったのは…とある農村…。
そこで農家として暮らしている百子も
かつてハナをいずめていた同級生の一人。
貧しい暮らしの中、結婚により
今の暮らしから抜けることを夢見る百子。
しかし、親から紹介された結婚相手は
…みにくい年上の男。
もうこの暮らしから抜け出すことはできない
…と傷心の百子。
そこに現れたのは、
都会から来たという美しい青年。
実はこの青年はハナの協力者だったのです。
青年は言葉巧みに百子をハメて
娼婦として売り飛ばします。
イジめた同級生たちを
一人ずつ破滅させていくハナ…。
全員を不幸にするまで、
ハナの復讐は終わりません…。
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~の読んでみた感想・評価
ハナが女学生時代に受けた
いじめがひどすぎます。
そしてその結果、
優しい母やかわいい弟まで失ってしまった…
ハナがとてもかわいそうです。
それだけに、かつてのいじめっ子を
一人一人破滅させていく様子を見ると
胸のつかえが下り、気が晴れたようでした。
しかし、いじめっ子側も、
樺太から本土(北海道)に戻ってから
苦労していたり…
それが分かるにつれ、だんだんと
登場人物みんながかわいそうに思えてきて、
やりきれない切ない気持になってしまいます。
せっかく美しい顔を手に入れたハナ…、
復讐ではなく、幸せに生きる道はないのか…
先が気になってどんどん読んでしまいます。
まだ完結していませんが、
いじめの主犯であったラスボス、
絢子様もキャラが強い。
S気があった夫を完全にMにして、
自分を「絢子様」と呼ばせてしまう強キャラ。
他のいじめっ子とはレベルが違います。
絢子様にハナはどう立ち向かうのか…!?
続きが気になって仕方がありません。
絵が綺麗なのも魅力の一つです。
美人がとても美人に描かれていて、魅力的。
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~はこんな方におすすめな作品!必見
先が読めない、
どきどき・ハラハラした感覚を味わいたい方
に読んで欲しい作品です。
『復讐教室』など…
いじめられっ子がいじめっ子に
復讐することで、不幸が連鎖的に起こる
ハラハラする話がお好きな方…
『復讐の未亡人』など…
綺麗な女性がその美貌を使って
復讐をしていく話がお好きな方…
そのような方はとても楽しめると思います。
今まで不幸だった主人公が頑張る様子は、
ハラハラしながらも応援したくなります。
絵が綺麗なので、
綺麗な女性が出てくる漫画を読みたい人にも
紹介したいです。
大人なシーンも時々出てきて…
どきどき感をアップしてくれます。
また、止まない雨の中に立っているような、
そんなやりきれない気持ちに浸りたい方
にも向いています。
何かイライラしたとき…
全員がやりきれない状況のこの漫画を
読んでみると良いかもしれません。
やりきれない状況に浸りきってしまうと、
自分のイライラがいつの間にか
落ち着いていることに気づいたりします。
ハナは幸せになることができるのかな…
そう応援していると、
どんどん話の中に引き込まれてしまって、
現実を忘れてしまいます。