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将国のアルタイルのネタバレと感想!アニメの原作を試し読み!

将国のアルタイル

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 将国のアルタイル
原作・漫画 カトウコトノ
出版社 講談社

我々の住む世界とは異なる世界、
ルメリアナ大陸東部の大国トルキエ。

そこに、史上最年少で国政に参加する
将軍(パシャ)になった
少年マフムートがいた。

ある時、かつてトルキエと激烈な戦を
繰り広げた西の大国バルトラインとの間に
深刻な政治対立を生じさせる事件が起こる。

その事件を機に、マフムートの、ひいては
ルメリアナ大陸全域の運命を変転させる
大動乱の幕が開く事を知る者はいなかった。

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将国のアルタイルのあらすじ紹介

ルメリアナ大陸東部の覇者である
トルキエ将国。

そこに史上最年少で将軍(パシャ)となった
マフムートという少年がいた。

西の敵国バルトラインとの間に生じた
政治的衝突…

また、バルトラインの悪だくみから起こった
砦の町(ヒサール)の
反乱騒動を独自の行動によってしずめる。

しかしそれは彼の独断と私情に基づく行動。

それをとがめられたマフムートは
将軍の地位を解任される。

そこで、諸国に見聞と
情報集めを兼ねた旅に出ることとなる。

その旅路で彼が知ったこと…それは
きれいごとでは済まされない世界の現実と
勢力拡大に走り回るバルトラインの恐ろしさ

それらをを身をもって知り、
そして仲間を得て成長してゆく。

その一方で、
トルキエ本国には再びバルトラインの
陰謀の魔の手が忍び寄ろうとしていた。

将国のアルタイルのネタバレと今後の展開は?

主人公であるマフムートは、
中盤に至るまで軍勢を率いることはない。

彼自身の足を使って裏工作などで
トルキエを守る為に走り回ることになる。

当初は少年らしい理想に傾いた青さを
多分に見せていたマフムート。

同じく理想に傾いて
無謀な闘いをもたらした結果、
国を滅ぼす事になったポイニキアの末路…

利の為ならば
同盟や個人的な友情ですら打ち捨てて
非情にてっするヴェネディックの政治哲学…

そして勢力を拡大する為に何ら手段を選ばず
敵味方に関わらず多大な血を流し続ける
バルトラインという共存不可能な敵…

そういったものに触れるにつれ、
時には非情な策を用いなければ国を、
人を守る事はできないと思い知らされる。

やがて将軍に復帰したマフムートが
真っ先に取り組んだのは、
極めて大がかりなある『仕掛け』だった。

それは、バルトライン、ヴェネディック、
さらには遠い東の果ての大国
大秦(チニリ)をも巻き込むものだった。

ヴェネディックで育ち、感情に左右されない
政治哲学を熟知する仲間のアビリガですら
恐ろしさを覚えるほどの『仕掛け』であり…

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将国のアルタイルの読んでみた感想・評価

当初のマフムートは、国政に参加する将軍、
政治家としてはあまりに青く、
情に傾いていていました。

そのため、物語が始まって早々に
将軍の地位を追われてしまいます。

しかし、この物語はそれこそが
スタートラインであるのだということが
読み進めるうちに明らかとなります。

この物語はトルキエという一国だけで
進められるものではありません。

世界は広く…彼は小さな世界しか
知らないがゆえに視野が狭かったのです。

ポイニキアやヴェネディックなど、
現実世界における末期、東ローマや
ヴェネツィア共和国を思わせる世界の情景。

それは良い部分も悪い部分も含めて
壮大かつ詳細に描かれています。

そのため、読者もマフムートの視線で
世界が広がっていくように感じます。

マフムートという少年が大乱をしずめる為に
あらゆる手を尽くして走り回る物語…。

それと同時に様々な人間の思惑が交錯する
ある種の群像劇でもあるのだ
ということに気付くはずです。

個人的に一番気に入っているのは、
あくまで利と理によって行動し、事の次第で
敵にも味方にもなり得るヴェネディックです。

この国の存在が物語を締める
重要なスパイスの一つとなっているように
私には思えます。

将国のアルタイルはこんな方におすすめな作品!必見

まず、この作品は戦略・戦術を主とし
陰謀と派手な戦が繰り広げられる戦記物です。

例えるなら近年漫画・アニメといった
メディアミックス展開された
アルスラーン戦記に近いといえます。

そうした戦記物が好きな方には
当然読んで欲しい作品です。

少年誌掲載の漫画として考えると
かなり本格的な戦記物であり、
読みごたえは十分です。

また同時に、少年誌掲載の漫画で
少年主人公の話でもありますから
冒険活劇としての一面もあります。

特に序盤から中盤にかけては
それがよく表れています。

敵も味方も曲者ぞろいで
一筋縄ではいかない人間ばかりです。

人物を覚えられない人でも
そうそう忘れられるものではありません。

戦記物は難しくてよくわからないよ、
という人でも読み進めることができます。

次々とマフムートの前に難題が降りかかり、
どうやってマフムート達が解決するのか?
というのを追うだけでも楽しいものです。

そう、この作品に向いているのは
『次どうなるのか気になる話が観たい・
読みたい』と思う人達です。

読者達はこれどうやったら解決出来るんだ…
何の意図でこんな話を進めてるんだ…
と絶えず考えさせられることになります。

特に四将国編での
どん詰まりにも思える状況の推移や
私がネタバレ項で挙げた『仕掛け』…

当時リアルタイムで読んでいた人も…
単行本で追い掛けていた人も…

みんな、
この先どうなるんだ!
という思いに駆られたに違いありません。

先が気になる作品を読めるのは
幸せな体験です。

その体験を欲する人にこそ、一番に
この作品を読んでもらいたいと思います。

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