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サルチネスのネタバレとあらすじ!試し読みや感想もあり!

サルチネス

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル サルチネス
原作・漫画 古谷実
出版社 講談社

数十年間引きこもりを
してきた男が妹のために
重大決心をした。

「自立」すること。

そしてその男は家族にも
そして愛する妹にも一言も
言わずに家出を敢行する。

そしてヒッチハイクを繰り返し
着いた場所は東京!

この場所で引きこもりだった男の
自立生活がスタートする!

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サルチネスのあらすじ紹介

この物語の主人公である
中丸タケヒコ(31)

彼の生い立ちはとても考えられぬ
壮絶な幼少期だった・・。

彼は生まれてすぐ養護施設に
入れられ5歳まで順調に生活を
していたある日。

突然母親と名乗る女性が現れ
彼を強引に引き取った。

そしてそこには2歳になる
女の子も一緒だった。

そして母親と過ごして数日・・。

母親は2人を捨て男の元へと
家を出ていってしまった・・・。

そこから彼は妹を守るため
死ぬ思いで食料を調達する
毎日を続けていたある日。

祖父が見つかりそこで世話に
なることとなった日から彼は
引きこもり生活をすることになった。

サルチネスのネタバレと今後の展開は?

17年間引きこもり生活を続ける彼は
感情をコントロールするという
名目で様々なことを繰り返す。

後ろを振り返ってイチゴ人間が
いたり髪の毛が抜け落ちたりしても
動揺しない鍛錬だ・・・。

そんなことをやっていると
家の電話が鳴り出ると妹の愛だった。

愛は財布を忘れたから勤めている
学校まで持ってきてと言われる。

仕方なく学校へ持っていくタケヒコ。

愛に財布を渡し妹に教育について
聞き妹はタケヒコに対しても
きっちり返答した。

タケヒコは「偉いなぁ愛ちゃんは」
そう言って自宅へと帰る。

家に着くと祖父が大事な話が
あると言うがタケヒコは変な言葉を
言い続けていた。

そこで祖父は愛には絶対内緒だから
と言ったところでタケヒコは
やっと耳を傾ける。

祖父が愛に結婚をしないのか
尋ねたところ愛は「お兄ちゃんが
結婚しない限り結婚しない」

この言葉にタケヒコは動揺する。

祖父はそれの解釈をタケヒコに
言い続けた。

「私はいずれ死ぬからずっと
引きこもってるお前のことが
愛ちゃんは心配なんだ・・」

それを聞いたタケヒコは考える。

それは宇宙一愛ちゃんの幸せを
願っている自分が愛ちゃんを
不幸にしているのか・・・。

その翌日考えるタケヒコは
旅へと出ることになったのだ。

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サルチネスの読んでみた感想・評価

んーー。

相変わらずの古谷ワールドです(笑)

今作は引きこもりの兄が妹のために
家出をしして様々なことをしていく
マンガ。

本当にこの作者が描くマンガは
哲学的で人間の根幹などをさらっと
作中の台詞に登場させます。

今作で特に気になった部分は
やはり大人になるまで社会と断絶
した主人公が突然関わりを持つ。

そして全く縁もゆかりもないない
男と様々なことをしていく・・。

生きてきて数十年間家族以外の人間と
関わりを持たず変なことをやり続け
たら現実世界では変人認定ですよね。

まあこのマンガでもそうでしたが。

この主人公を見ていて思ったのが
幼少期の経験で人間は人という形を
作っていくのだと思いました。

例えば変人行動をし過ぎたために
何か言われたり何かされても
動揺はしない。

ただ妹のことになるとかなり
動揺を隠せないことがある。

でもこれは普通の家庭に
育っていればこの主人公まで
考えることはないと思います。

自分がいなくなれば妹が
幸せになるなんて考えた
ことないですよね?

普通はないはずです・・

幼少期に家族を守るという経験を
すればこのような気持ちになるの
かもしれませんね。

こんな深い考えをさせてくれる
相変わらず楽しい漫画でした。

サルチネスはこんな方におすすめな作品!必見

「自分なんていなくなれば
いい!」と思っているネガティヴ
志向の方にオススメします。

ただそのネガティヴ志向が
いい方向へ向かうというマンガ
ではないので悪しからず。

知っている方は知っていますが
作者の古谷氏はそのようなマンガを
描く天才といってもいいですので。

ただとても哲学的な描写
ですので読むのにかなり時間を
要すると思います。

なので時間があるときに読むのが
私はいいと考えております。

本当に様々な台詞などが
随所に出てきます。

その台詞を見るたびに読むのを
一度やめてこのセリフの真意を
考え答えが出たら読み進める。

この行為をやりながらマンガを
読み進めていくのでとても
読む速度が遅くなります。

私は普段漫画一冊を20分くらいで
読破しますがこの作者の漫画は
大体倍前後掛かりますね。

でもそれが面白くないという
訳ではなく逆にとても面白くいため
作者の作品は全て読んでおります。

読んで間違いない作品です。

もしこの作者の別作品が
気になる方は調べてみて下さい。

結構出されていますので。

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