タイトル | お嬢様はお嫁様 |
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原作・漫画 | 葉月めぐみ |
出版社 | 集英社 |
名家のお嬢様とごく普通の男子高校生。
何の接点もなかった二人が、
同年同日同刻に生まれたというだけで
婚約者として引き合わされる事から
物語は始まります。
夢見がちなお嬢様・
永遠子と毒舌高校生・悠河。
第一印象が最悪な二人が、
徐々に惹かれあっていく
「お嬢様はお嫁様」。
お嬢様はお嫁様あらすじ紹介
主人公の極楽院永遠子は「五大名家」の一つ、
極楽院の令嬢として何不自由ない
生活を送っていました。
極楽院家には同年同日同時刻に生まれた人と
婚約して結婚するという家の
しきたりがありました。
世間知らずのお嬢様だった永遠子。
写真でしか見たことがなかった
婚約者の鷹塔悠河に思いを寄せ、
彼との結婚を夢見ていました。
しかし実際に鷹塔悠河に会った永遠子は、
「王子様」だと思っていた彼の性格が
想像と全く違っていた事に絶望します。
悠河自身も婚約者の存在を知らずに
18歳の誕生日を迎える直前に
極楽院家に連れ去られます。
婚約を強要された事に納得がいかずに、
二人は完全に仲違いしてしまいます。
しかし一緒に生活を共にしていく内に、
永遠子は悠河の秘めた優しさに、
悠河は永遠子の真っすぐで純真な性格。
今まで見えていなかった
お互いの良い一面に気づき、
二人は徐々に心を通わせていきます。
そして婚約者として
両思いになった永遠子と悠河。
しかし永遠子の義弟で永遠子に報われない
想いを抱く刹那、悠河の妹で刹那に恋する美珠、
悠河の元カノ莉奈。
様々な人達が二人の恋を邪魔し、
時には応援されながら、
やがて二人は無事に夫婦になります。
しかし五大名家を憎み極楽院家を潰そうと企む
片桐恭介によって極楽院家は差し押さえになり、
お家存続の危機になってしまいます。
周囲の人を思い極楽院家を出て悠河と
二人で暮らす決意をした永遠子。
しかし永遠子の事を思って
離婚を決意した悠河にショックを受け、
記憶喪失になってしまいます。
どこまでも真っすぐで悠河を
強く思い続ける永遠子と、
クールに見えて一途な悠河。
そんな強く惹かれあう二人の恋模様が描かれたのが、
「お嬢様はお嫁様」です。
お嬢様はお嫁様ネタバレ・今後の展開
悠河の事だけを忘れてしまった永遠子は、
極楽院家に戻ることになりました。
ごく普通のお嬢様として生活を始めた
永遠子の前に現れたのは新上律樹です。
律樹は何かと永遠子を気にかけ、
まるで永遠子に恋をしているような
素振りをします。
しかし実は彼は極楽院家を潰そうと企む
片桐恭介と繋がりがあったのです。
律樹の目的は、永遠子と関わりを持って
内側から極楽院家を潰そうというものでした。
しかし永遠子と接している内に
徐々に彼女に惹かれ始めた律樹。
片桐に協力する事を止めようとします。
律樹の裏切りや刹那などの協力によって、
片桐は極楽院家を潰す事を諦めました。
そして律樹は、
永遠子に改めてプロポーズをします。
「自分と結婚してほしい、
海外に一緒についてきてほしい」
という彼の真摯な態度に
永遠子も好感を持ちます。
が、彼女の心はどうしてもある
青年の事を忘れられずにいました。
それは悠河です。
イケメンでも性格は良くない、
そんな「王子様」とはかけ離れた
彼の事を何故か忘れられずにいました。
しかし両親や刹那など周囲の人間が
律樹の事を悪く言う事に耐えられない永遠子は、
ついに律樹と結婚をする決意をします。
悠河にキスをされても、
彼の事が気になって仕方なくても、
その決意が変わる事はありませんでした。
しかし律樹についていこうとした空港で、
永遠子はついに思い出します。
自分には強く想いあった相手がいたこと、
それは律樹ではなく悠河だったことを。
寂しげに笑う律樹に頭を下げ永遠子が向かったのは、
何よりも愛していた悠河の元でした。
お嬢様はお嫁様読んでみた感想・評価
「お嬢様はお嫁様」の最大の魅力は
永遠子と悠河だけではなく、
その周囲の人達の恋愛模様です。
永遠子と悠河はお互いを強く想い合う
正に理想のカップルです。
そんな永遠子を幼い頃から想っている刹那と、
義姉を愛している刹那を
陰から見守り続ける美珠。
刹那の一挙一動で嬉しそうにしたり
寂しそうにしたり。
最初から結ばれる運命だった
永遠子と悠河とは違っています。
片想いの嬉しさや悲しさを表してくれる
美珠の行動は恋する女子なら
誰もが共感できるものばかりです。
どこまでも報われない想いを
持つこの二人の恋模様。
ある意味永遠子と悠河よりも見ている
私達にハラハラを与えてくれます。
彼らだけじゃなく、悠河の元カノ莉奈と
悠河の幼なじみの志郎。
「悪役」片桐恭介とその妻の美桜子など、
様々なタイプが登場します。
そのどれもが切ない思いを抱えていたり、
どこかすれ違っていたり。
永遠子と悠河の影で彼らの恋模様が描かれ、
そしてそれぞれの決着をみせるのも、
この作品の魅力です。
また「恋敵」の律樹が魅力的な
キャラクターだったのも、
素晴らしかったです。
最初は永遠子を騙すために登場した律樹ですが、
改心してからの彼の真摯な行動は永遠子だけではなく
私達もつい心が揺れてしまうほどです。
永遠子と悠河、そして律樹。
彼ら3人の恋模様は、
この漫画の一番の見どころだと思います。
永遠子と悠河だけではなく彼らを取り巻く
刹那や美珠などの様々な恋模様。
彼らの恋がどんな決着をみせるのか、
ぜひ本作を読んで確かめてくださいね。
恋愛好きイケメン好きな人にもおすすめ
永遠子と悠河を筆頭に刹那や美珠など、
両思いや片思いなど様々な
タイプのカップルが登場します。
その為、恋愛模様を見るのが
好きな人にはおすすめです。
また悠河や刹那、律樹など出てくる男性は
みな魅力的なイケメンばかりです。
イケメン好きな人にもおすすめの漫画です。