タイトル | 不能犯 |
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原作・漫画 | 宮月新 神崎裕也 |
出版社 | 集英社 |
「不能犯」
犯罪を犯す可能性がとても
低い状況における容疑者のこと。
今物語では殺す相手の前に立ち
「思い込み」によって人間を
操作し様々な事件が行われる。
そしてその「不能犯」を捜査
する人間もいつしか「思い込み」の
術中に嵌っていく・・・・。
不能犯のあらすじ紹介
人を呪い憎むことは人が
生きていく上で決して無くなる
ことはない・・・。
そして人を殺したいと思ったら
ある場所に赴けばいい。
それはある都市のとある公園に
置いてある壊れた電話ボックス。
そこに連絡先を貼り付けて
おけば必ず連絡は来る。
連絡が来た後はその人物は
決して手を汚すことなく
簡単に任務を遂行する。
その任務を必ず成功させる
人物の名宇相吹正(うそぶきただし)。
任務を遂行したあと彼は言う。
「愚かだねぇ人間は・・・」
彼の元には今宵も依頼が
舞い込んで来る・・・。
不能犯のネタバレと今後の展開は?
都内某喫茶店でヤミ金業者の
男が何者かに殺された事件を
担当することになった夜目(やめ)。
彼女はこの事件を調べれば
調べるほど不思議で難解な
事件だった。
ヤミ金業者の男は血圧低下による
ショック死と診断された。
だが飲んでいた飲み物からは
毒物などは検出されないばかりか
体内からも毒物は検出されない。
そんなことを悩んでいると死んだ男と
一緒にいた男が防犯カメラに映って
いると連絡が入る。
そしてすぐその男が見つかり
会いにいくことになった。
その男こそ宇相吹だった。
宇相吹は公園で猫に囲まれ熟睡を
していたが夜目は警察だと言い起こす。
だが夜目は彼の目を見て
何か違和感を感じた。
すると宇相吹が猫に餌を
やってほしいと言うので仕方なく
猫に餌をあげる夜目。
その間に宇相吹が帰ろうとするので
声を張り上げると猫に腕を
噛まれてしまった。
それを見た宇相吹は夜目の手を取り
その傷口を舐め始めた。
夜目は宇相吹にビンタをして離し
傷口を見て驚愕する。
何と舐められた傷口が
腫れ上がっていたのだ!
それを毒だと思い込んだ夜目・・。
捜査の行方はどうなるのか!?
不能犯の読んでみた感想・評価
読んでいてとても恐怖心を
植えつけられたマンガで何と無く
胸がしめつけられました。
物語で重要になって来る
「思い込み」は本当に怖い
ことですからね。
第1話などはその思い込みの
描写がとにかくリアルでした。
私もありましたが友人も
警察に誤認逮捕で捜査され危うく
犯罪者に仕立てられる寸前でした。
刑事の方の大変さはとてもわかりますが
何の証拠もない一般人を容疑者にするのは
本当にやめてほしいです。
何と無くバレたら怖いので罪名は
言えませんが本当にひどかった。
人が血だらけで倒れていたので連絡を
したら第1発見者と言うだけで
任意同行してなかなか家に帰してくれない。
挙げ句の果てには
「お前達がやったんじゃないか?」
と言う始末でした。
その後すぐに犯罪を犯した人間が
出頭して来たので釈放されました。
それも謝罪もなく・・・。
私と友人は怒り心頭でしたが
言いすぎると理由をつけてまた
誤認逮捕されそうですから・・・
これだって刑事の思い込みで
操作しているんですからね。
本当に思い込みは怖いです。
不能犯はこんな方におすすめな作品!必見
これを読んでいると心理学の
勉強になりそうな感じがしますので
読んでいて飽きがきませんね。
現実世界ではこんなに上手く
人を操るなんて出来ないと
思いますが出来る人は出来るでしょう。
メンタリストのダイゴ氏も
人の感情や言葉を読み取り
解決へと進んでいくらしいですね。
あの方ごやることをテレビでよく
見ていましたけど驚きと共に
怖さが上をいきましたね(笑)
以前彼が言っていたのは人を自分が
やりたい方向へと誘導する様に
仕向けるのをする。
少しごちゃついた文言になりましたが
この様なことを言っておりました。
それと純粋な人間ではなく
少し捻くれた人間の方が持って行き
易いらしいです。
それを言われたら捻くれで性格が
明後日の方を向いている私なんか
簡単でしょうね。
ただ会うことは絶対ないでしょう。
私の中で絶対に会いたくない男
ナンバーワンですからね彼は・・・。
まあ相手は有名人ですから
会うことはないでしょうが・・。
色々考えると彼はマンガの主人公である
宇相吹と何ら変わりないのでしょう。
よく見れば宇相吹はダイゴ氏に
似ている気がします(笑)