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まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~のネタバレや気になる結末は?あらすじ、読んでみた感想もあり!

まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~
原作・漫画 汐見朝子
出版社 ぶんか社

昭和の初期・戦中・戦後すぐの
時代が描かれています。

スパイ容疑で夫が捕まったことで
村八分にされ、戦争中に
防空壕にも入れてもらえない親子。

野麦峠を超えて
製紙工場で働く女性たちの
哀しい事件を描いた話。

その他、全5編。

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まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~のあらすじ紹介

戦争の戦火が激しくなった昭和20年
東京大空襲の戦火の中で
逃げ惑う親子がいます。

逃げるために作られたはずの
防空壕もこの親子には
逃げる場所にはなりません。

それは、彼女の夫が思想犯として
捕まってしまったからです。

思想犯と言っても、
日本に不都合なことを言っている訳でなく
平和を唱えただけの夫です。

それなのに住んでいる街で
村八分にされてしまう親子は
夫の実家を頼って疎開しますが。

女たちが、時代の中で
子供を産む道具・男の慰み者に
なっている時代の話です。

まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~のネタバレと今後の展開は?

昭和の初めの頃は、
平和を口にしたりするだけでも
戦争反対も言えない時代がありました。

この作品の中で
非国民と呼ばれてと言う作品は
そんな時代を描いています。

主人公の夫は、大学で学んだことから
戦争に突き進む政府に疑問を持った事で
捕まり亡くなります。

遺骨を抱えながら、村八分の生活の中
子供を戦火の炎の中を逃げ惑う女性。

歴史的にも今もなお東京大空襲の日と
鎮魂の行事もある大規模な空襲の日
親子は防空壕に入れてもらえませんでした。

戦火を何とか逃れて、家のある場所に
戻ってみると、家も入れなかった防空壕も
跡形もなく壊れていました。

あの防空壕に入っていたら、死んでいた
自分たちの幸運にホッとしながらも
この先どう生きて行けばいいのか。

そしてこの親子が選んだのは
夫の実家を頼って戦火を逃れ
疎開することでした。

しかし・・・疎開した田舎も
同じようにスパイ容疑で死んだ息子の
為に村八分にされていました。

生きるために親子が選んだ道は。

この本の中では、生きるための
根本的な欲求のために
犠牲になる女たちが描かれています。

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まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~の読んでみた感想・評価

戦争反対、平和な時代を
そんな風に発言しただけで
罪に問われてしまった時代。

男たちも悲惨な拷問にあいました。

家族もその影響を受けて
生きることが難しかった時代。

今の何でも言える時代を大切にしたい
そんな風にも感じました。

ムラ社会的なつながりのある日本では
国に逆らうと、いじめの構図のような
こんなひどいことも起きるのだと。

この非国民と呼ばれての女性は
自分の体を差し出すことで
子供や家族の食料を得ます。

なぜなら畑も田も荒らされて
そこで作物を得ることも
出来なくなったから。

今の日本の裏である社会的な問題は
この頃からどれくらい進歩して
いるのだろう。

もしかしたら、根本的なものは
変わらないから、いじめなどが
起きてしまうのではないかと思います。

この本を描いた汐見朝子さんの絵柄が
劇画タッチであることから
リアリティを感じさせられます。

後半のエロティックな描写も
汐見朝子さんがお得意なリアルな
絵柄になっています。

歴史の闇を感じる作品です。

まんがグリム童話 タブーの昭和虐待事件~闇に売られた女たち~はこんな方におすすめな作品!必見

正直、読んでいてキツイと思う
部分もあります。

けれど、これに近いことが歴史の中で
あったという話は、この漫画以外でも
聞いたことがあります。

あらすじに書かなかった妊娠したら
口減らしと言って子供の堕胎も
恐ろしい方法です。

そんな歴史と向き合える人向き
ではないかと思います。

ユネスコの世界遺産などと言われて
大騒ぎしていた製紙工場の裏では
こんなことも有ったのだと言う事実。

光の当たる場所には、暗い影もある。

その影の醜さ・悲惨さが描かれている
漫画ですので、その重さを受け止められる
人でないと、最後まで読み切れないかも。

この時代の事を知りたいという
人には、沖縄の悲劇を描いた
金子節子さんの「命どぅ宝」。

金子節子さんは、辛い時代を
描いても明るさのようなものを
描ける人なのでもう少し楽に読めます。

エロティックな部分は
少ない作家さんですけどね。

リアリティのあるエロティックさでは、
今回の作品を描いた
汐見朝子さんの作品はおすすめです。

女性の奥にある性への目覚めを描いた
「蒼き光」などは、悲惨さよりも
知らない部分の開拓という視点です。

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