タイトル | さくらんぼシンドローム -クピドの悪戯2- |
---|---|
原作・漫画 | 北崎拓 |
出版社 | 小学館 |
進行性減齢症候群――
それは数百万、数千万人に一人
あるかないかという
とても珍しい症例。
その症状に見舞われた
一人の少女がある日
男のもとにやってくる。
聞くとこの症状に対して
一つだけ治療法があるという。
それはその少女が
その男とキスすること――!
この運命的ともいえる出会いは
どんな結末を迎えるのか!?
さくらんぼシンドローム -クピドの悪戯2-のあらすじ紹介
阿川宗則23歳は
化粧品会社の営業部に
所属している。
入社して一年経つが、
女性のための業界で
男性の阿川は発言権を得られない。
さらに女性職員同士の
もめごとの仲裁に、日々
神経を削り取られていた。
阿川はそんな毎日から、
自分は女性不信、女嫌いに
なったかもしれないと思う。
特にその中でも、阿川は
宣伝部の麻生沙也子のことが
一番苦手だった。
それは阿川が麻生を
OG訪問した時のこと――
会社の志望動機を聞かれた阿川は
上手く答えられなかった。
そして自分の人間としての
浅さを見抜かれた気がしたのだ。
さくらんぼシンドローム -クピドの悪戯2-のネタバレと今後の展開は?
ポスターの剥がれを直すため
麻生に指示され阿川は
四つん這いにさせられた。
その上に麻生が乗って
ポスターの画鋲を直すという
屈辱的な体勢――。
その時麻生が話しかけたので、
阿川は思わず見上げ、麻生の
スカートの中を見てしまう。
「見上げるかなあ?フツー・・・」
慌てた阿川の背中から
滑り落ちた麻生に
顔を思い切り蹴られる阿川。
阿川のメガネは
無残にも割れてしまった・・・。
さらに追い打ちをかけるように
麻生は言う。
「目に見える成果がなければ
ただの会社の電気の浪費よ?」
うなだれる阿川に
麻生は捨てておいてと
コーヒーの缶を渡した。
その缶には
麻生に口紅がくっきりと
残っていた。
会社後――
ファストフード店で
大量に注文している客がいたので
阿川は目をやった。
するとそれは14,5歳くらいの
女子高生だった。
きっと友人と分けて
食べるのだろう・・・
そう思っていたが、帰り道
その少女が一心不乱に買ったものを
食べている所を目撃する。
可憐とはとても言い難い姿に
阿川は夢を壊された気がした。
帰宅し、しばらく経つと、
ドアのベルが鳴り、外を見ると
その少女が立っていた!
「私、天美れなといいます」
そして続けて言う。
「私、阿川さんに
キスしてもらいにきたんです」
さくらんぼシンドローム -クピドの悪戯2-の読んでみた感想・評価
出てくる女性たちが
色々なタイプで皆可愛くて
良かったですね!
主人公はいわゆる普通の男性。
その主人公が女性不信なのに
女たちに振り回される様子が
読んでいて面白かったです。
そして病気の治療法が「キス」・・・
こんな調子のいい話あるか~!
と思わず突っ込んでしまったのですが
読み進めるとあまり
羨ましい感じでもない所もあり
また笑ってしまいました。
この進行性減齢症候群
(子供に戻ってしまう病気)
というのも興味深い設定でした。
今も昔も、若返ることができたら
どんなにいいかと思う人は
五万といることでしょう。
しかし若い年齢というのは
人によって定義はそれぞれでも
子供でないことは確かです。
丁度いいところで止まらず
どんどん若返ったら
それは恐怖でしかないですよね。
どんなに食べても太らない、
という点だけは羨ましかったので
その部分だけ欲しかったです。
でもこれも食費が膨大にかかってしまう。
どうにかいい部分だけと
いう訳にはいかないんでしょうか。
などと真剣に考え込んでしまいました。
さくらんぼシンドローム -クピドの悪戯2-はこんな方におすすめな作品!必見
作者の画力が高いので
女性たちの顔も身体も
素晴らしく美しく描かれています。
タイプも年齢もさまざまで
思い描いていた理想の女性を
見つけることができると思いますよ。
そんな女性たちに囲まれ
ラッキーなことも多々起こる
男のロマンともいうべき作品です。
一度はこんな境遇に
置かれてみたい!
と感じる男性は多いのではないかな?
と思います。
カワイイ女の子と運命的な
出会いがあったらいいな・・・
と思っている方にも
喜ばれる作品だと思います。
なにしろ強烈なインパクトを持つ
出会いですので、これはもう
運命としか言いようがありません。
しかも涙を浮かべて
キスをせがんでくる顔が
めちゃくちゃカワイイ!
そして美人上司ですが
普段強気なのにチラッと
弱い部分も見えるところがいいです。
彼女は足が異様に綺麗で
プロポーションが抜群です。
挙げて行ったらキリがありませんが
女性たちの魅力がてんこ盛りです。
とりあえずかなり妄想できる作品で
あることは間違いないです。
面白いですよ!