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さらい屋五葉のネタバレと感想!アニメの原作を読むならココ!

さらい屋五葉

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル さらい屋五葉
原作・漫画 オノ・ナツメ
出版社 小学館

裏の世界と無縁な男が
ひょんなことから

犯罪の片棒を担いでしまい
こちらの世界に足を踏み入れた。

どうしても金が必要だが
良心が痛み、迷っていた。

しかし
すでに引き返せないところまで
踏み込んでしまっていた。

江戸を舞台に拐かしを生業とする
「五葉」の仲間に
振りまわされることになる。

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さらい屋五葉のあらすじ紹介

主人公・秋津政之助は
気の弱い性格のせいで
藩を追い出されてしまった。

仕事は用心棒にこだわっていたが
頼りないから来なくていいと
解雇され続け、生活は苦しかった。

武士であることに
誇りを持っていたが

人との繋がりも希薄なため
ひきこもって途方に暮れていた。

美しい女性が
団子を食べる姿に見とれていると
ひとりの男が近寄ってくる。

名は弥一。

彼は出会ったばかりというのに
蕎麦をおごってくれて

形だけでいいから
用心棒になってくれと
頼んできた。

さらい屋五葉のネタバレと今後の展開は?

喜んで用心棒を引き受けた政之助。

連れてこられた先は
身代金の受け渡し現場だった。

向こう側の雇った用心棒と
やり合いになるが
剣の腕前は見事なものだった。

弥一は拐かしを生業としていたのだ。

片棒を担がされてしまい、
後戻りはできなくなってしまう。

どうするべきか頭を抱えていたが
わけまえとして金をもらった以上
ここで引き返すわけにはいかない。

借金を作った弟がいて
両親も金に困っているため
自分が何とかしなけらばならない。

弥一が率いる五葉は
悪人への報復をきっかけに
誘拐をやり始めたという。

弥一の余裕と笑みに惹かれ
弥一のようになりたい

この江戸で己を鍛え上げたいと
思うように。

用心棒にはこだわらず
仕事を探すが
日雇いの力仕事しかなかった。

それもまともに
こなせなかったため

ご飯も食べられず
弥一の仲間に世話になるばかり。

五葉の仲間にならないかと
誘われていたが
犯罪に加担するのは・・・と迷っていた。

巻き込まれるのが嫌なら
その前に離れればいい。

しかし
どんどん巻き込まれていくばかり。

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さらい屋五葉の読んでみた感想・評価

気も弱く、背中も丸まっていて
侍らしくない政之助。

侍といえばキリッとしていて
強いイメージですが
全く正反対な主人公でした。

気にかけてくれる人や
挨拶をしてくれる人がいるのに
恥ずかしくて話せない。

侍としてのプライドで
用心棒にこだわり続けるものの
仕事でも役に立てない・・・

落ち込んでいる姿に
切なくなりました。

世界には色んな人がいるので
侍といっても政之助のように

気の弱い人も居たんじゃないかなと
想像してみたり。

いきなり用心棒の仕事を
持ちかけられるが

実は誘拐に加担していたという展開に
驚かされました。

みんな事情があって金のために
やっていると語っていますが

弥一は金だけが
目的じゃなさそうな気がしました。

つかみどころのない男で
何を考えているのか
分からないところも魅力的でした。

五葉についてや弥一について
もっと知りたくなります。

性格には難ありですが
剣の腕前はなかなかのもの。

今後、五葉の仲間や
弥一と関わっていくなかで
どう成長していくのか楽しみです。

さらい屋五葉はこんな方におすすめな作品!必見

オノ・ナツメ先生の描く絵は
独特な雰囲気を出しています。

そのため絵で
読むのをためらう方も多いです。

私自身、先生の作品を
何となく避けていました。

面白いと評判でいざ読んでみると
どっぷりハマってしまったという
経験があります。

独特な絵柄と
弥一という男のミステリアスさが
あいまって色気が溢れています。

訳ありで個性豊かな
キャラクターたち。

政之助含め、
一癖も二癖もあるような

彼らは見ていて
飽きることはありません。

舞台は江戸で
「ござる」など現代では
使わない言葉も出てきますが

そこまで難しいものではないので
読みやすくなっています。

淡々と進んでいるように見えて
しっかり伏線もはられています。

一度読むだけでは
見落としてしまいますが

何度も読むことによって
深く理解でき、
新たな発見があります。

ゆっくりと何度も楽しめるような作品は
滅多に出会えないので探している方に
自信を持って教えてあげたい作品です。

アニメは見たことある!という方は
原作も楽しんでほしいです。

まだ見たことがないという方も
これを機にハマると思います。

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