タイトル | 怨み屋本舗 |
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原作・漫画 | 栗原正尚 |
出版社 | 集英社 |
行きていると理不尽な事件や出来事に
遭遇することもあるはずです。
その理不尽な出来事によって人生を
狂わされてしまう。
しかし犯人は法のもとに守られて
のうのうと暮らして居たとしたら・・・
あなたならどうしますか?
怨み屋本舗のあらすじ紹介
ある猟奇殺人事件が起こりました、
警察は犯人を通り魔的な犯行だと、
その線で捜査しています。
ですが犯人は一向に見つかりません。
福沢は妻を殺されました。
殺されたのは妻だけではなく、
なんと奥さんのお腹の中には赤ちゃんも
いたのでした。
福沢は妻の死体を警察から確認する時、
深い悲しみのために雄叫びを上げました
福沢と妻はわずかな新婚生活でした。
絶対に犯人を許さない、
許してはいけないと心に誓いました。
ですが2ヶ月経っても一向に捜査は
進んでない様子でした。
怨み屋本舗のネタバレと今後の展開は?
今日も警察署に顔を出している福沢。
どうしてだ!どうして捜査は進まない!
大声で怒鳴り散らしています。
捜査内容を問うと、
守秘義務があって話すことが出来ないと
対応した警察官に言われます。
あまりに配慮の足りない対応に、
福沢の心はどんどん荒んでいくのでした
仕事も辞めた福沢には、
もう失うものは何一つ有りません。
どうしても失いたくない大切な宝は、
もうすでにいなかったからです。
犯人を殺す!
それが・・・
今の彼が生きる事の、
唯一の意味になっていました。
夜の街を彷徨い歩いていると
見知らぬ女性にぶつかりました。
ふざけんな!と声を上げると、
人を呪わば穴二つ・・・と
女性が言いました。
福沢の胸ポケットには、
怨みや本舗の名刺が入っていました。
その事務所に行き、奥さんの無念を
晴らしてくれる約束をしました。
契約金額は800万円!
奥さんの生命保険で払う約束をしました
後日、怨みや本舗からの報告で警察官が
犯人であると分かりました。
計画に一年かかると
怨みやから言われると、
待てないと言いました。
怨み屋本舗の読んでみた感想・評価
怨みや本舗の漫画は、様々な
ストーリーがあってその一つ一つを
解決していきます。
法律では裁くことが不可能と思われる
理不尽な事件を、本人に代わって
晴らしてくれるのです。
でも何でも解決すると言う訳では
有りません。
怨みやが独自に入念な捜査をして、
解決するに値する悪を社会的に、
あるいは人を抹殺するのです。
時に結果が、望まない良くないことも
有りますが、いわゆる正義の味方的な
人達だと思いました。
しかし契約金額の高さに眼を見張る
ものが有り、その金額の高さ故に
それなりの覚悟が必要だと感じます。
罪を犯した人に対して、仕返しをしたい
そう考えてしまうのは人間ならば
時にある事です。
ただ罪人にも人権が有り、ただ仕返しを
したいと言うのは実際には中々叶うもの
では有りません。
ストーリーやキャラクターが際立ち、
個性豊かなメンバーです。
私はオタクキャラの十二月田が
特に好きになってしまいました!
十二月田の口癖がチュンチュンで、
ピンチの時に指から
光線が出るらしいのです。
じゃっかん頼りなくも有りますが、
怨みやのピンチを彼が救った事も
あるのでした。
怨み屋本舗はこんな方におすすめな作品!必見
この漫画は一話ずつストーリーが
解決していくので読んでいて
気持ちのいい流れです。
先はどうなってるの~と、
気になって眠れない夜を過ごすことは
ないと思います。
短編で早く解決していくので、
スッキリ読みたい人には
おすすめ出来る作品だと思います。
怨みや本舗のメンバーは、
事情を抱えたキャラクターの光る
人達ばかりです。
福沢が街角ですれ違った女性の弟も
怨みやのメンバーでルックスが良い
と言う設定です。
よく十二月田とペアを組まされている
みたいで弟はそれが不満な様子です。
でもあの二人はなかなか合うタイプ
なんじゃないかなと思っています。
ここに出てくる事件も、
なさそうで有りそうな事件が多いので
空想し易かったです!
怨みや本舗のような稼業が、
今の現代に実際あったら
どうなんだろう・・・
必要が不必要かは分からないけれど、
必要悪なんじゃないのかなと思います。
ザラッとした感じのイラストも
私には好みの漫画です。
好きだと感じる人も多いと思います。