タイトル | 桃色ヘヴン! |
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原作・漫画 | 吉野マリ |
出版社 | 講談社 |
ある切実な理由から
官能小説家をしている女子高生、桃子。
表向き普通の高校生を
している桃子は、そのことを
隠し生活していた。
だが、ある時その秘密を
モデルの蘭丸に知られてしまう!
さらに、蘭丸は桃子に
突然キスしてきたのだった!
桃色ヘヴン!のあらすじ紹介
ある本屋の官能小説売り場に
一人の女子高生が佇んでいる。
その姿は、いかにもその場には
そぐわない。
しかし彼女、椎名桃子17歳は
男性が買った官能小説の題名を
確認し、帰宅した。
彼女は表向き普通の女子高生だが、
実は官能小説家として
執筆活動をしている。
それは、非常に切実な理由から
始めたことだった。
官能小説家だった父は
多額の借金を残して亡くなり、
母は入院してしまった。
桃子は借金と入院費を稼ぐため
父のゴーストライターとして
官能小説を書くと決めたのだ――!
桃色ヘヴン!のネタバレと今後の展開は?
クラスの女子の間で、
今年入学したモデルの男の子の
話題が出た。
名前を伊縫蘭丸といって
とても人気があるそうだが
桃子は全く知らない。
雑誌を見せてもらった桃子は、
蘭丸の写真に見とれてしまう・・・。
それは男子の裸であるのに
まるで天使のように美しい。
その時、男子達が教室の後ろで
エッチな話を始めた。
女子たちは嫌悪感を示すが、
桃子は官能小説家である。
男子達の会話に耳をそばだて、
小説のネタになるのではないかと
素早く頭を回転させる!
さらに想像を膨らませ、
脳内で作り上げた
官能の世界に入り込む。
しかし、男子達の会話を嫌がった
女子の一喝で桃子は現実世界に戻る、
そして思う。
自分は職業病なのかと・・・
すると教室の外が
突然騒がしくなった。
それは登校してきた蘭丸に
女子たちが群がって
大騒動になっているのだった。
だが桃子にとってそんなことは
関係のない話。
次の小説のネタを考えるため、
静かな教室を求めて
視聴覚室に入っていった。
すると小さく、あやしい声がする。
声のする方を見ると、
噂の蘭丸と英語女教師が
いたしているところだった!
とんでもないところに出くわした!
と思ったが桃子は目が離せない!?
桃色ヘヴン!の読んでみた感想・評価
主人公が官能小説家という設定ですが
あまりイヤラシ過ぎず、適度に
ドキドキシーンがあって面白いです!
主人公が蘭丸にせまられる
シーンは、大興奮の鼻血ものでした!
彼はモデルだけあって、
キスシーンは特に絵面が綺麗!
こんな美しく優しく、エッチな
キスシーンが未だかつて
あっただろうか・・・?
と何度もページを戻して
見返してしまったほどです。
そして主人公が書いている
官能小説がまた面白い!
使っている単語は卑猥で
エロな文章ではあるのですが、
なんだかおかしい・・・。
笑ってはいけないと思いつつ
笑ってしまいます。
それを真剣に、人に隠れて書いている
主人公がまたおかしくて、二つの意味で
笑ってしまいました。
でもそれを描き続ける主人公の
心には、家族を大切にするという
愛があります。
それを蘭丸も分かっていて、
陰ながら支えている所に
キュンときてしまいました。
キスシーンのようなドキドキも
恋愛のドキドキも、そして
心から笑える場面も楽しめる作品でした!
桃色ヘヴン!はこんな方におすすめな作品!必見
官能小説家という言葉に
拒否反応を起こす方も、中には
いらっしゃるかもしれませんね。
でも、この漫画は性描写も
過激ではありませんし
変ないやらしさもありません。
もちろん、素敵なドキドキシーンは
満載なので、その点を期待されて
いる方にもご満足いただけますよ。
そして、蘭丸の本当の魅力は
女性を惹きつけてやまないところ
だけではありません。
それは非常に単純で、シンプルな
ことですが、優しいところです。
そして、その優しさをひけらかさない、
お礼の言葉も求めない、陰から
支えるような性格もとてもイイ!
優しい男性は好きだけど、
いちいちやったことを
恩着せがましく言わないでほしい!
と思っている方は、蘭丸のような
男性にぐっときてしまう
のではないでしょうか?
それに蘭丸の好物が甘い玉子焼き
というギャップも
可愛くて良かったです!
モデルならお洒落で高級な
メニューを想像するのに
甘い玉子焼き!
これはたまらないし、
主人公の作った物が一番好き
というのにキュンときます。
蘭丸の優しさとドキドキシーン
それから玉子焼きに
悶絶してしまう作品です!