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新 呪いの招待状のネタバレと結末が気になる!あらすじや無料試し読み!

新 呪いの招待状

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 新 呪いの招待状
原作・漫画 曽祢まさこ
出版社 ぶんか社

報酬は金ではなく、寿命十年分。
呪殺専門の呪術使い、カイに
「仕事」を依頼するのは誰なのか? 

「呪い」の凄まじさと、
呪殺よりも怖い人の本性が描かれた
人気のホラー・シリーズ。

話のテンポも良く、
一気に読み進めるのに最適です。

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新 呪いの招待状のあらすじ紹介

カイと同居しているマリー。
「彼女」は久しぶりの外界を
満喫することにします。

しかし、虫と戯れているところに
人影が現れます。

感情があるとは言え「マリー」は人形、
どうごまかそうかと焦りますが、
出てきたのは小さな女の子。

マミと名乗るその子は、
元気が良く明るく
「マリー」と接してくれます。

以前は走ると苦しかったけれど、
今では平気だと笑い、

両親のために花を摘む優しいマミ。
しかし、両親が待つというその車は、
何故だか嫌な気配を発していました。

しかもマミは車のドアをすり抜け、
中に入っていきます。

一体どうしのかと車内を覗いた
「マリー」は、
心中めいた一家の死体を発見します。

新 呪いの招待状のネタバレと今後の展開は?

美人で頭脳明晰、スタイルも良い、
中学三年生の西大路 聖良。

男子に熱を上げる同級生を
露骨に見下していた彼女ですが、
そんな聖良に声をかける人が。

彼はY高二年のハヤトと自称し、
これを機に付き合わないかと
アプローチをかけてきます。

聖良は下心を見抜き、
お茶に行こうという彼を
ズバリと断って立ち去ります。

しかし聖良は別の場所でも
ハヤトに声をかけられ、
その押しの強さに、

塾が始まる前ならと、
OKを出します。

聖良はファーストフード店で
本を読みながら食べるなど
かなり雑な対応をしますが、

ハヤトはそんな彼女を気に入り、
英語塾が終わるのを待って、
聖良のエスコートするなど、

かなりマメな対応を見せます。

聖良はそんな彼と一緒に、
日曜日の息抜きを楽しみだし、

ハヤトに沢山女友達がいる、
ということを知りつつも
徐々に彼に惹かれていきます。

しかし料理をご馳走してくれるからと
ハヤトの部屋に入った聖良は、
同級生のレミの姿を目にします。

ハヤトとレミは、お堅い聖良を
部屋に連れ込めるかどうかで
賭けをしていたのです。

しかし怒ることもなく、
すんなりと帰ろうとする聖良に、
ハヤトは驚きの提案をするのでした。

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新 呪いの招待状の読んでみた感想・評価

耽美で落ち着いた絵柄とお話、
定番と言ってもいいキャラ立ちですが、
私はかなり「怖さ」を感じました。

もっともそれは呪殺師のカイにではなく、
依頼者の方に感じた恐ろしさです。

カイはこの手の暗殺者としては
かなり良心的です。

金銭請求なしの、寿命十年が
「料金」となれば、一人「消し」ても

百歳以上まで生きられるかも知れない、
しかも複数依頼者からの
「分割払い」もアリと、

相当「安い」部類に入る感じです。

そのためか依頼者もかなり安易に
カイを使うことがあります。

カイに会うには標的への恨みが
必要不可欠なわけですが、
逆恨みは誰にでもできるので、

依頼へのハードルが非常に低いんですね。

ちょっとした恋のトラブルや嫉妬といった
少し時間が経てば解消しそうな話でも、

彼らはカイに会えるほど感情的になり
そして実際に依頼をしてしまいます。

暗殺を主題にした漫画では、当然依頼者も
必死の思いで依頼をするわけですが、

本作ではかなり「軽さ」があり、
そこが恐ろしさにつながっています。

結局、「便利な手段」があれば、
簡単に使う人は大勢いることになりますが、

安易に殺人すらする人が大勢いる状態は、
リアルに想像してみると、
実に気が休まらないものでした。

カイは格好良く、脇役も魅力的ですが、
「たった十年」で後腐れなく殺人する
名も無き一般人たちは、

そこらの妖怪よりも恐ろしく
感じざるを得ませんでした。

新 呪いの招待状はこんな方におすすめな作品!必見

憎い標的を「始末」してくれるプロは、
良く創作上で目にすることができますが、
皆、かなりの代償を請求してきます。

大金だったり秘密の共有だったり、
あるいは自分が「標的」になる、
根本的なリスクだったりもします。

その点、本作の主人公である、
呪殺師のカイは、お金は望まず、
依頼者の寿命を十年貰います。

なかなかハードそうに感じますが、

「地獄少女」の場合、相手を始末したら
死後自分も地獄に落ちてしまうわけで
かなり「リーズナブル」ではあります。

もっとも、浮世離れしているカイも、
肉体的にはともかく極めて人間的で、

中途半端な依頼は中止させたりと
「呪い」に縛られた感は少なく、
他の暗殺者よりは自由な感じですね。

ただ、依頼の「料金」が割と安く、
自分たちが手を下したという
証拠もないからか、

ちょっとした恋のトラブルのような
「軽い」理由での依頼が相次いだりと、

かえって依頼する「普通」の人たちが
怖く見えたりもしてしまいました。

きっちりホラーの文脈は抑えつつも、
グロ過ぎず怖過ぎずのバランスがあり、
説教っぽくなっていない点も良いですね。

じっくりと支持されてきた作品で、
地に足のついた実力があるため、
すんなり話に入っていけるのも魅力です。

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