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侠飯のネタバレと感想!ドラマの原作を読むならココ!

侠飯

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 侠飯
原作・漫画 福澤徹三 薩美佑
出版社 講談社

冴えない大学生のところに
転がり込んできたヤクザたちは、
とっても料理が上手! 

硬派で頼りがいがあり、
でもやっぱり怖い

本物ヤクザ、柳刃さんたちが、
室内で腕前を披露する。

グルメ要素とヤクザ要素が
巧みに組み合わさった、
ドラマ化もされた大人気作品です。

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侠飯のあらすじ紹介

大学四年生で、就活に熱中するも、
まったく良い返事のない、
冴えない若者、若水 良太。

就職も決まらず、かと言って
部活に熱中するわけでもなく、
無気力な大学生活です。

コンビニに行くのさえダルい中、
どうにか買い物を済ませても、

猫に餌をあげようとして
酔っ払いに横取りされたりと
とにかく冴えた感じがありません。

そんな中、家の前で
妙なミニバンを発見する良太。

しかしその中には資材ではなく、
ぐるぐる巻きにされた
助けを求める人の姿が。

となるとミニバンから出てきた
作業服の男たちは、
明らかにプロの悪者です。

ヤバ過ぎる状況に、
一目散に逃げようとしましたが、
別の車からの刺客から撃たれます。

その標的は作業服姿のヤクザたち。
ヤクザたちは隠れて難を逃れ、
逃走しようとしますが、

肝心の車が銃撃で故障し、
別の手段を考えることに。

しかし身動きの取れない彼らは、
すぐ近くに部屋がある良太の所に、
問答無用で世話になるのでした。

侠飯のネタバレと今後の展開は?

就活中ですが、大学最後の夏休みを
満喫する良太。

仲間と集まる中、
皆で喋っていると、海に行こうという
話になりました。

海の家のバイトがあるとは言え、
夏ならではのイベントに、
良太は乗り気で参加します。

部屋にあったヤクザさんの
グラサンまで拝借した良太は、
着いた先で仕事を頼まれます。

それは料理を作ること。
とは言え簡単なもので良く、
先方からのOKも貰えました。

暇な午前中に海を満喫し、
その後は仕事に励む良太たち。

するとガラの悪い男達から
焼きそばのオーダーを貰います。

幸い焼きそばは試作済みの料理、
問題なく完成させてみせました。

しかし焼きそばを出したところ、
ガラの悪い男達には大不評。

良太たちの態度も気に食わないと、
危うく暴力を振るわれそうになります。

そこにやってきたのが柳刃さん。
柳刃さんは不良たちを一瞬で撃破し、
事のいきさつを聞くと、

良太たちが作った焼きそばを基本に、
まったく違うほどの味わいのある、
柳刃流焼きそばを作り上げるのでした。

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侠飯の読んでみた感想・評価

良い意味でなかなか痺れましたね。
平凡で冴えない日常が、いきなり
誰かが来たことで変わる、

いわゆる「落ちもの」の作品も
かなり読んできましたが、

一定以上のトシになると、
相手がいくら美少女でも、

肩が凝りそうなのはちょっと、
的なことを考えてしまいます。

しかし本作の柳刃は、
強烈な威圧感を持ちますが、

グイグイ引っ張ってくれる
人間的パワーがあり、
肩が凝っている暇もありません。

その上家事も料理も完璧と、
ドジっ娘にはない頼もしさがあり、
しかも人生経験豊富です。

そんな彼が様々な料理を作ったり、
妙味あることを語ったりするわけで
「お得感」がもの凄くありました。

実際ヤバ気な組長と同居となれば
人生的にも相当まずいですが、

柳刃たちは実に有能で丁寧、
しかも手抜きをしないので、
同室相手としては打ってつけです。

何しろ人見知りな私ですら、
柳刃との同居もありかと
一瞬思ってしまったほどです。

細部にわたり細やかな作りで、
徹底的に怖さを除去しつつ、
ヤクザの骨格を維持していたり、

漫画として素直に好感が持てる
構成になっていたのが良かったです。

侠飯はこんな方におすすめな作品!必見

とにかく豪快、あるいは粗暴、
これが創作上のヤクザの役どころですが、

実は「食」に対してこだわりも
ヤクザを描く上でのポイントです。

「消えもの」に稼いだお金を遣いがちで、
事務所などでの下積みが必要なことから、
生活雑務や料理の番をする機会が多く、

また、捕まっている状態では満足に
贅沢な食事を味わうのも難しいため、
「食」へのこだわりが強い、的な

キャラクター構成がハマるのかも。

実際に最近でも、
「紺田照の合法レシピ」などの、
ヤクザと食をテーマにした作品が
大人気を博していますが、

本作は「合法レシピ」よりも、
より料理の側面が強く、
じっくりとした雰囲気があります。

また、主人公の家に転がり込んだ
ヤクザも、かなり大人なので、
アダルトな魅力が味わえます。

書き下ろし小説が原作なので、
元々の話がうまくまとまっており、
無駄な展開や動きがありません。

また、しっかり「ヤクザ」なので、
気合いの入った格好をした人が
料理を楽しむだけ、という、

看板倒れな感じがないのも
個人的には嬉しかったですね。

基本的に女性の気配は薄いですが、
その分サクサク進んでくれるので、

純粋に料理を楽しみたい方の熱が
冷めてしまう心配も少ないでしょう。

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