タイトル | オオカミ少女と黒王子 |
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原作・漫画 | 八田鮎子 |
出版社 | 集英社 |
彼氏がいると偽っていた
エリカは、イケメン王子に
彼氏役を頼んだ!
だがこの王子、実は
とんでもなく俺様でドS!
エリカは「犬」として
扱われることに・・・?
ドSキャラのイケメン王子と
見栄っ張りなオオカミ少女の
青春ラブコメ!
映画化もされた大ヒット作品!!
オオカミ少女と黒王子のあらすじ紹介
篠原エリカは今日も女友達と
彼氏の話で盛り上がっている。
内容が過激なものになっても
張り合うように話をし続ける
エリカと女友達たち。
そんなエリカだが、実は
今まで一度も男性と
付き合ったことが無い。
エリカが高校に入学して初めて
声をかけたグループの女子たちは、
皆男慣れしていて、話題は彼氏のみ。
すでに周りのグループは固定されており、
やむなくそのグループで、エリカは
彼氏がいると偽り続けている。
そうでないと、一人ぼっちの
高校生活が待っていると
分かっているからだ。
しかし、ある時エリカはトイレで
同じグループの友達の声を聞く。
それはエリカの彼氏話はあやしい、
彼氏がいるのは絶対嘘だ
というものだった!
オオカミ少女と黒王子のネタバレと今後の展開は?
何か手を打たなければ、と
考えていた時、エリカは街中で
超イケメンを発見する。
その時エリカは、そのイケメンを
盗撮し、その写真を彼氏として
友達に見せるアイデアを思いつく。
しかし、写真を撮るところを
イケメンに気が付かれてしまった!
何とかイケメンの気をそらし、
その場から逃げだしたエリカ――
次の日、その写真を
女友達に見せて彼氏だと紹介する。
すると友達が、写真を見ながら
その人は同じ学年の佐田恭也
という男子だと言う。
そう友人が言った時、
エリカの目の前を
恭也が通りかかる。
まさか同じ学校の男子と
思っていなかったエリカは
慌てて恭也を外に連れ出した。
彼は盗撮のことも責めず
ニッコリとエリカに
微笑みかける。
その優しそうな態度に、まるで
王子様のようだと思うエリカ。
もしかしてこの人なら、
自分を救ってくれるのではないか・・・。
そう思い、エリカは思い切って
自分の今の立たされている状況を
恭也に話した。
すると恭也は、彼氏のフリを
すればいいんだね、と
理解を示した後、態度が急変!
お前が俺の「犬」になるなら
この茶番に付き合ってやってもいい、
そう言い放つのだった!
オオカミ少女と黒王子の読んでみた感想・評価
二人が少しずつ距離を
縮めていく過程は、もどかしくも
ドキドキが沢山ありました!
特に、恭也は普段意地悪なのに
時々優しい顔をのぞかせるので
そのギャップがたまりません。
そしてたまに見せる弱い部分にも
キュンキュンさせられました。
その表情は彼の気持ちに伴い
コロコロと変わるのですが
どの顔も超イケメン!
兎に角、どの恭也も、
すごく恰好良かったです。
切れ長の目も、薄い色素の髪も
長身なところも素敵です!
それにガードが固くて
あざとい女に引っかからない男、
という感じがまたいいです。
そんな恭也だったからこそ、
意地っ張りな主人公の良さを
見抜けたのかもしれません。
そしてそんな恭也に、
主人公が惹かれていくのは当然、
と言えば当然な気がしました。
見た目だけではなく、普段冷たいのに
いざという時頼りになる、
そして時々弱いなんて・・・。
男らしいし、母性本能は
くすぐられるし
好きになるのは必然だと思います!
全てスムーズにいくわけではない
悩ましい恋愛ではありましたが・・・。
高校生活である色々な悩みも、
乗り越えられる力に変換できる
素敵な恋愛だと思いました。
オオカミ少女と黒王子はこんな方におすすめな作品!必見
題名の通り、王子様系
イケメンのマンガです。
その中でも、実は俺様系ドSキャラ
という、一味違った王子様が
楽しめる作品となっています。
そんな王子に振り回されながらも、
ドキドキする生活は悶絶もの!
ただ、恭也は俺様系でも
主人公にやらせていることで
ドギツイことは何もありません。
これは現実の勘違い
俺様系男子には、是非分かって
ほしいことですね。
優しい時は優しく、守る時には
守る、というポイントを
押さえているところが素敵なんです!
そして恭也の優しさは、
見せかけではなく、なおかつ
行動に直結する男らしさがあります。
言葉だけで行動しようとしない、
受け身の男性に辟易している方には
行動派の恭也は頼もしく映る事でしょう。
そして、助けられる主人公は
お姫様ではなく
見栄っ張りのオオカミ少女です。
二人は意地っ張りで、
ぶつかることもありますが
そのもどかしさにキュンときます!
この作品は映画化され、
現在Blu-ray&DVD化されています。
エリカ役を二階堂ふみさん、
恭也役を山﨑賢人さん。
主題歌をback numberが
担当しているので、ファンの方にも
大変楽しめる作品となっています。