タイトル | 今日、恋をはじめます |
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原作・漫画 | 水波風南 |
出版社 | 小学館 |
高校受験に失敗し
滑り止めの高校に
行くことになったつばき。
そんな彼女も、
高校生活に希望を持っていた。
もしかして恋が始まるかもしれない!
だが同じ名前の
最低最悪のロン毛男子が
つばきの前に現れる!
映画化、アニメ化、小説化もされた
大ヒット学園ラブストーリー!
今日、恋をはじめますのあらすじ紹介
日比野つばきは希望に
胸ふくらませながら、
高校の入学式の朝を迎えた。
恋に落ちておシャレをする
毎日を想像しながら、
スカートを短くし、髪を整える。
しかし我に返ったつばきは
髪をおさげにし、
スカートを元の長さに戻す。
やはり、自分にとって恋愛は
まだ憧れの存在。
見た目が可愛くなくても
かまわない、とつばきは
思うのだった。
つばきは受験に落ち、
入学する学校は滑り止めで
受けたところだ。
そこで新入生代表に選ばれない
ことを、母親に言われながら、
つばきは高校に向かう――。
今日、恋をはじめますのネタバレと今後の展開は?
学校に着いたつばきは
周りの視線を感じる。
自分の恰好は変なのか、と
不安になった時、つばきを呼ぶ
声がした。
見ると、知らない男子が
手を振っている。
こんな友達はいない、と思ったが
彼はつばきの後ろの人に
話しかけたのだった。
自分と同じ名前の人がいると
分かり、つばきが振り返ると、
そこにはロン毛の男子がいた。
その見た目に、一瞬湧いた
同名の人に対する親しみの感情は
消えてなくなった。
入学式が始まり、
新入生代表挨拶の時となった。
すると、さっきのロン毛の男子が
壇上に立つ。
彼は椿京汰という名前だった。
あんな風貌の男子が
入試成績トップであることに
つばきはショックを受ける。
しかも、京汰の挨拶は
とんでもなく適当なものであった。
つばきはその挨拶を聞きながら
二度とこの高校で
京汰に負けないことを心に誓う。
そして何の因果か、
つばきは京汰の隣の席になる。
京汰に話しかけられ、つばきが
冷たくあしらうと、彼は
おさげを引っ張ってからかう。
その執拗さとロン毛にイラつき、
つばきは持っていたハサミで
京汰の髪をバッサリ切り落とした!
今日、恋をはじめますの読んでみた感想・評価
つばきが京汰の髪を切る
シーンは、超衝撃的でした!
しつこくからかうのは
良くありませんが、少し
やりすぎかな、と思います。
カッとしてやったことだと
しても、刃物は危ないです。
それに、彼女は外見で判断
されたくなく、京汰の髪型に
イラつくのは矛盾しています。
しかしそこまで主人公が
追いつめられたことには、
心から同情しました。
母親があんな感じでは、
新しい気持ちで高校生活を
楽しむことなどできません。
滑り止め高校の何が悪いのでしょう、
代表の挨拶がどれほどのものでしょう。
ネチネチといやらしく
言葉をかける母親に、
嫌悪感しかありませんでした。
さらに腹が立ったのは、
姉妹で差をつけて
育てているところでした。
こんな環境で生活していたら
爆発してしまうのも無理ないかな、
と主人公を不憫に思いました。
主人公が京汰と関わることで
少しずつ本来の姿を取り戻す
ところは、本当にホッとしました。
母親のことも、恋のことも、
まだ道のりは長いですが
めげずに頑張ってほしいです。
今日、恋をはじめますはこんな方におすすめな作品!必見
主人公のつばきは、
可愛らしいほんわかした
女の子ではありません。
ヒステリックな行動をとり
クラスメイトに暴言を吐き
虚勢を張り続けます。
こんなにインパクトの強い
ヒロインは、なかなかいません。
彼女は京汰と関わることで、
考え方、生き方そのものが
変わっていきます。
それが結果、自分の世界を
広げることになるという
素敵な恋物語です。
京汰はぶっきらぼうで
時に強引過ぎるので
山あり谷ありの二人ですが・・・。
それこそがこの作品の醍醐味!
展開はめまぐるしく、
ラストまで夢中になって
読める作品となっています!
この作品は2012年に
実写映画化されています。
つばき役を武井咲さん、
京汰役を松坂桃李さん。
テーマソングをSCANDAL、Perfumeなど
12組の有名アーティストが
担当している豪華作品です。
また、アニメ化、小説化もされ
ムービーコミックも配信されています。
音楽とともに作品を楽しみたい方や、
文字でイメージを膨らませたい方にも
充実のラインナップです。