タイトル | 紅のメリーポピンズ |
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原作・漫画 | 高口里純 |
出版社 | 双葉社 |
吏糸双葉はベビーシッター
沢山の知識で子供を大人しくさせる。
理由があって逃げているけど
困っている家庭にきて、助けてくれる。
子供の心はもちろん
母親の心にも寄り添う双葉。
双葉が去った後も大丈夫な
フォローもこなして去っていく。
紅のメリーポピンズのあらすじ紹介
あるファミレスで騒ぐ子供たち
困惑する周りの人達。
子供たちが、双葉のそばに
近寄ると。
さっきまで騒がしかった子供達が
あっという間に静かに。
そんな様子を見て、子育てに悩む
優子は、双葉に声をかける。
言う事を聞いてくれない心奈に
困り果てていた。
優子の夫の実家は地元の名士。
そこへの挨拶に行かなければ
ならないのに。
心奈は、お行儀が悪い。
このままでは、夫の親に合わせられない
それが優子の悩みの種。
住み込みで双葉に来てもらった
その日から、心奈は変わっていく。
紅のメリーポピンズのネタバレと今後の展開は?
吏糸双葉は、ベビーシッター
その本当の顔は。
良家の子女や親を教育する
スペシャリスト。
ダナ国の王女クシュリナ王女の
教育も担当するほどの。
けれどクシュリナ王女の
いたずらで、国際指名手配中。
クシュリナ王女は、ずっと双葉に
そばに居てほしくて。
双葉が大切な国宝を盗んだと
そんな濡れ衣を着せたのだ。
双葉は、そんな追手の手を
逃れるために。
定住することなく
さすらいのメリーポピンズに。
本来なら良家の子女の教育に
あちこちから引っ張りだこ。
基本の給料は100万円。
もっと出しても来てほしいと
そんな家庭も沢山ある。
だけどそんな事情で、
通りすがりの困った母の為。
力を貸している今の双葉。
良家の子女を守るためには
必要な武芸も達人。
祖父母が、母親から引き離す
為に差し向けた敵。
そんな相手も簡単に倒す。
でも子供の幸せにためには
二つの家庭をつなぐことも。
余計な口出しは一切しない。
だけど知らない間に
双葉のペース。
みんなが幸せをつかんだら
風のように去っていく。
紅のメリーポピンズの読んでみた感想・評価
タイトルからこの物語がミュージカル映画
メリーポピンズが元ネタなのは、わかる。
メリーポピンズと違うのは、
国際指名手配されていること。
映画のメリーポピンズは、
お金持ちの家ばかりだけど。
この赤毛のメリーポピンズは、
どんな庶民の家にでも行く。
子育てのヒントも基本的な
ことから、最近の事まで。
子供の教育だけじゃなくて
親の教育も自然と教えてる。
あれをしなさいとか、これを
しなさいとかじゃなくて。
静かに出来たことをほめてくれて
もっと良くなるアドバイス。
叱らない子育てというのに
疑問を持っていたけど。
こんな風に、相手を尊重して
さりげなく注意をする。
これは子育ての漫画だけど。
新人教育をする人達にも
知って欲しいそんな知識がある。
双葉は、クシュリナ王女を
唯一の子育ての失敗。
そう言うけど、双葉に関する
こと以外は、すてきなレディ。
この二人の関係がどうなるのか。
その辺も考えながら読むと
もっと楽しめると思う。
子育てだけじゃない何かを
感じ取って欲しい物語。
紅のメリーポピンズはこんな方におすすめな作品!必見
国際的なライセンスを持った
ベビーシッターの物語。
なのでもちろん、子育て中の人に
読んでほしい知識もいっぱい。
母親としての心構えはもちろん
父、祖父母にも心構えは必要。
それを押しつけがましくなく
優しい絵柄の中で教えてくれる。
人を育てるということでは、
多くの人に読んでほしい。
会社に勤めていても、人を
育てる場面を任されることも。
相手が子供でも
大人でも伝えたい気持ち。
きちんと伝えることが大切と
教えてくれるこの漫画。
誰にでもおすすめできます。
試し読みの時に、暴力的な
シーンがあるとあったけど。
身を守るために仕方なくの事で
相手にひどい被害は与えてない。
なのでそんなに心配しなくても
大丈夫だと思う。
この話が好きな人に他の漫画を
薦めるとしたら。
大和和紀さんの
「ベビーシッターギン」
ごつい男なのに
女性のふりしたギンが頑張る。
こちらはいろんなタイプの
子供が出てきます。
喧嘩ばかりの双子。
アフリカで育った野生児。
老人性の退行現象で子供に戻った
女性のお世話とかも。
こちらの主人公は魔法が
使えるので、ファンタジーっぽい。
でも子育ての知恵や
人への優しさが学べる。