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外れたみんなの頭のネジのあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

外れたみんなの頭のネジ

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 外れたみんなの頭のネジ
原作・漫画 洋介犬
出版社 アース・スターエンターテイメント

この街のみんなが少しずつ狂っている。

誰も気づかない。

気づいているのは私だけ…。

「ごく普通の」女子中学生を取り巻く
世界に変化が訪れる。

これまでの常識は捨てされれ、
秩序は書き換えられる。

彼女の目の前には悪魔がいる。

悪魔は語り掛ける

「オレの信じる心を開かせろ。
そうすれば魔力がみなを
救うかもしれないぞ」

日常に潜む狂気がエスカレートし
やがて恐怖に代わる
「新感覚サイコホラー」が始まる。

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外れたみんなの頭のネジのあらすじ紹介

七尾ミサキが気付いた時には、
既に街のあちこちが狂っていた。

壁に向かって話しかけるおばさん、指で
拳銃の真似をする警官、ミサキの元に
届く奇怪な手紙、その手紙に対して

「好意的な反応」をする
クラスメイトと担任。

そして部屋には「悪魔(ベベりん)」が
現れる。

しかし、そんなことは
まだ序章にすぎなかった。

ストレス解消としてぬいぐるみを
痛めつけていた咲理は、その行いに
悔いて、自らぬいぐるみになった。

常に被り物をして徘徊する
おじさんが出現する。

片思いの子の性癖に合わせることが
高じ、ついに殺害にいたったひたち。

仲良しのモカの耳を「美味」だと
かみ続ける鉄子。

彼女のために「それ」を
捧げるモカ。

さらに、親友、ゴトちゃんは謎の伝説
「ビクの生首」の真相を語ろうとして
失踪する。

うつろな目と半開きの口に加え、
「みみみ…」と全身に書かれた
パンツ一枚の男に追いかけられる。

「みんなが狂っている」ことを
認識していた唯一の存在、藪中かすみも、

自分が「狂ったやつ」と認識した者を
夜な夜な狩り続けて、もはやまともな
存在とはいえなかった。

表情を理由にいじめられた真中先生は、
覆面で授業を行い、入れ替わった姉は
生徒の顔面に喰らいつき肉片を貪る。

狂気の具合は次第にエスカレートしていき、
やがてミサキの過去、「6/13」に

起きたという「あの事」とリンクして、
破滅的状況へと突き進んでいく。

外れたみんなの頭のネジのネタバレと今後の展開は?

物語のカギを握るキーの一つ、
「ビクの生首」の真相、それは

昭和のころ、関西のある地方に
嫁いだ女性に起こった悲劇。

その地方では外から来た
女性の髪か生爪どちらかを
海に捧ぐしきたりがあるのだが、

都会から嫁いだその女性は
一笑にふす。

しかし、ある夜、女性は「何か」に
五体を持ち去られ、胴のみが残される。

悲嘆にくれる夫には、その後腹に
腫瘍ができる。

治療できずに思い悩んだ彼が鎌で
切り裂くと、中から女性(嫁)の
頭と四肢が融合した形で出てきた。

失踪していた親友・ゴトちゃんが
それを語るのはベベりん。

ミサキにしか見えないはずの
悪魔は彼女にも見えていた。

そして、ゴトちゃんは真実を、
狂った世界が何故発生しているのかを
ミサキに語ろうとして殺される。

殺したのは、ミサキの学校で惨劇を
起こし、姉とともに消えた真中先生。

ミサキ自体の人格・記憶も
「以前のものに戻り始めた」と
踏んだゴトちゃんは、ベベりんと

組んで(ベベりんにスポーツドリンクに
似せた薬品を飲ませるように仕込み)

意識を朦朧とさせたうえで
ミサキに語り始める。

すべての始まりは「613」からで、
未道未先が語った恐ろしい言葉に対する
世間の反応から、ということ。

ミサキ自体は怖さ、というよりも目を
ランランと輝かせていた、ということ。

そして「人の心が知らない間に」
「気づかないうちに」「さ」、

というところで真中姉に羽交い絞めにされ、
格闘の末に刺殺される。

ちょうどこれと前後して、
ミサキの人格に変化が現れる。

「ミサキ」と「みさき」

「みさき」はみなが忌み嫌っていた方で、
ベベりんとも面識があるかのような
口ぶりになる。

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外れたみんなの頭のネジの読んでみた感想・評価

最初のうちは、狂気の具合も日常の
延長線上に実際に起きそうなことや、
かなりソフトな内容のものが多かった。

どちらかといえば、ギャグ要素の方が
強いのでは、と思うくらいに、ミサキと

ベベりんのノリ・突っ込みのような
やり取りが目を引いていた。

物語を進めていく「視線」も、何か
第三者的な感じがあり(逆にそれは
ホラーが苦手な人には安心して

見られるような描き方と
いえなくもなかったが)、「恐怖」を

感じさせるにはちょっと物足りない
ところもあった。

が、それが計算づくだったようで、
初期分はちゃんと現在まで続く

連載につながるような、恐怖のための
「仕込み」であったことが判明する。

その「仕込み」加減はとてもみごとである。

「恐怖」という面もそうだが、描写も
だんだん「グロ」さが増していて

(起きるエピソード自体が猟奇殺人が
多くなっていく)、本格的な
ホラーとなっている。

人物の相関関係も複雑で、どう考えても
「まともな」人間は誰も出てきていない
ように思える。

タイトルのとおりで、みんなの頭のネジは
外れてしまっている、のである。

外れたみんなの頭のネジはこんな方におすすめな作品!必見

まず、不条理ものが好きな人には
おすすめだろう。

1970年代にシュールレアリスム作品で
物議を醸しだしたルイス・ブニュエル
監督の映画のような、不条理さとある

意味のエロティシズムを併せ持った
描写もよく出てくるので、ファンの方は
試し読みしてみるといいかもしれない。

一時はホラーやサイコものとしては
物足りない、との声もあったが

最近の物語はかなり
「来ている」感があると思う。

「多重人格探偵サイコ」を
彷彿させるような感じもあり、

サイコものとしての完成度は
高いように思える。

あとは、複雑な伏線、心理学に基づく
話の展開、などはかつてのエヴァに
通じるものがあり、当時熱狂して

いろいろと参考文献をさぐったような
人にも楽しめる展開ではないだろうか。

まだ連載途中ということもあり、どうやって
伏線を回収し、エンディングに
結びつけるか興味あるところだが、

以上示した「不条理好き」
「サイコやホラー系好き」

「かつての(旧作)エヴァファン」は
期待して見続けて大丈夫だと思う。

それだけのパワーを持った
作品だと思えるので。

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