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行け!稲中卓球部のあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

行け!稲中卓球部

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 行け!稲中卓球部
原作・漫画 古谷実
出版社 講談社

女子とは対照的に弱小で知られる
稲中男子卓球部。

しかし、そこにいる六人の部員は
いずれ劣らぬ個性の塊で、特に
前野と井沢、田辺の三人組は、

強烈なほどの下ネタとギャグを
日々展開させていくのでした……。

大ブームをも巻き起こした、
傑作ギャグ卓球漫画です。

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行け!稲中卓球部のあらすじ紹介

団体戦に挑むことになった稲中卓球部。

しかし、主将の竹田は悩んでいました。

竹田や木ノ下はとても実力があり
大体の相手には勝てるのですが、

残り一つがどうしても取れず、
いつもすぐに負けてしまうのです。

前野や井沢は問題外、田中と田辺の
ダブルスもかなり苦しい状況で、
諦めるしかないといった状況でした。

しかしそんなある日、町田君という
新入部員が登場します。

意外とセンスがいい彼に、竹田も
強烈に熱を入れて指導します。

しかし、その正体は、竹田の彼女である
京子ちゃんでした。

運動神経抜群の京子ちゃんなら
前野たちよりもずっと上手いことに
目をつけ、男装して新規加入したのでした。

行け!稲中卓球部のネタバレと今後の展開は?

今日もつるんでいる井沢と前野。

彼らが教室に入ると、神谷 ちよこが
見慣れぬ人と接していました。

彼女はちよこの友人の
友野井さんと言い、前世が分かるという
特殊能力を有していました。

はじめはまったく彼女を
信用していなかった前野たちですが、

田辺の前世をズバリ、ドリアンだと
言ってのける彼女の鑑定眼に
興味を持ちます。

井沢はバッタ、田中はモグラという
結果が出た中で、前野も半強制的に
占ってもらうことに。

すると彼の前世は、怒りに満ち溢れた
ニュージーランドの羊だと言われます。

そこに、優勝商品が
ニュージーランド旅行というダブルス大会の
告知があり、前野たちは相手を探しますが、

まったくモテない前野が
そう簡単に見つけられるはずもありません。

しかし、実は前野を好きだという
若林さんが、岸本老人のコーチを受け
準備万端で待ち構えていました。

他の人の予定が空いていないこともあり、
ダブルスを組むことになった二人ですが、
元々えげつない手をいとわず、

この大会どうしても勝ちたいと思っている
前野と、前野に振り向いて貰いたい
若林さんという組み合わせのため、

卑怯な手を使い倒し、
勝ち進んでいくことになります。

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行け!稲中卓球部の読んでみた感想・評価

「僕は卓球部で……」と自己紹介すると、
「稲中?」とからかい半分の返事が

飛んできた三十代以上の方も
少なくないと思いますが、

本作はそれほどの流行を
もたらすだけのパワーがありました。

外見でも中身でもインパクトたっぷりの
稲中卓球部六人組の中で、

イケるビジュアルを持つのはまあ
半数以下、特に前野、井沢、田中の
三バカコンビは絶望的な

レベルだったりするあたりは、昨今の
ソフトな漫画にはないえげつなさです。

ギャグの方もまるで容赦のない
直球勝負で、前野が卓球が
メチャ上手い岸本のバアさんを

影武者として合宿に起用し、
あわやKOの状態に追い込んだり、

田中は何のためらいもなく
女の子のパンティを下ろし切ったりと、

青年誌とは言え、今では色々と
問題になりそうな要素がふんだんに
盛り込まれている上に、しかも

うまく消化できているところが
とても印象的でした。

今時の卓球とはまったく違う感じで、また、
作者の古谷氏も今ではストーリー作品を
専門にしておられるということもあり、

まさしく本作は、あの頃の若さが
ぎゅっと詰まった作品だと言えるでしょう。

行け!稲中卓球部はこんな方におすすめな作品!必見

今でこそ人気スポーツとして
盛んに報じられていますが、

かつて卓球はまったく
目立たない存在でした。

そうした時期に発表され大人気となった
作品に「ピンポン」がありますが、

さらに早期に発表された本作は、
まさにかつての(チャランポランな)

卓球部の空気を如実に
示していると言えるでしょう。

井沢や前野、田辺といった、
一度見たらずっと印象に残る強烈な
キャラたち、えげつないほどの下ネタを

連発しながらもまったく消化不良を
起こさせない並外れたセンスと力量等々、
古谷氏が後にストーリー作家として

成功する下地を存分に見せている
内容もさることながら、
「稲中」ユニフォームがテレビに

取り上げられたりするほどの
大人気となったのは、現実離れした
面々を登場させながらも、節目節目で、

「ああ、あるある」的な共感を、
卓球部員をはじめとする若者たちに

引き起こさせるものが
あったからではないかと思います。

小難しいことは一切抜きのギャグと
下ネタの嵐はまさしくパワー系ギャグ漫画の
中でも指折りのキレと評することが

できますし、雰囲気のある
「日常」漫画としても面白いのが
いいところですね。

実際前野たちが近くにいたら
ストレスがヤバいとは思いますが、

まあ、傍目から見ている分には
いいということで……。

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